顎下脂肪吸引とは？メリット・デメリットから糸リフトとの相性まで解説 | AiZクリニックの鼻整形コラム｜東京・表参道のAiZクリニック 

顎下脂肪吸引とは、アゴ下（二重あご部分）の皮下脂肪をカニューレ（細い吸引管）で直接吸引し除去する美容施術です。
顔を大きく見せる原因となる余分な脂肪を取り除くことで、シャープで美しいフェイスラインを形成し、小顔効果が期待できます。
施術時は局所麻酔下で顎下や耳たぶ裏を数ミリ切開して管を挿入し、余分な脂肪細胞そのものを吸い取ります。脂肪細胞の数自体を減らすためリバウンドしにくく、一度取り除いた脂肪は再びつきにくいという特徴もあります。
ダイエットでは落としにくいアゴ下の脂肪を物理的に除去できるため、二重あごの解消に非常に効果的です。 施術は比較的短時間で終了し（日帰り可能）、切開部も顎下と耳の裏の目立たない箇所の。最終的に傷跡は白く小さくなり目立たなくなります。
術後は腫れ・内出血・痛みといったダウンタイムが多少ありますが、多くの場合1〜2週間ほどで落ち着きます。
マスクで覆える部位のため、術後はマスク着用で周囲に気づかれず過ごすことも可能です。

顎下脂肪吸引には理想のフェイスラインを得られる大きな利点がある一方、手術ならではの注意点やリスクも存在します。
ここからは、顎下脂肪吸引のメリット・デメリットをそれぞれ整理します。施術を検討する際に不安を感じがちなポイントを事前に把握しておきましょう。

アゴ下の余分な脂肪を直接除去することで、たるんだ二重あごが劇的にすっきりし、輪郭がシャープになります。一度の施術で目に見える変化が得られるため、重度の二重あごに悩む方でも即効性を感じやすい方法です。
顔全体が引き締まり、若々しく洗練された印象になります。

脂肪吸引は脂肪細胞そのものを物理的に取り除えるため、施術した箇所は脂肪がつきにくく太りにくい状態になります。
食事制限や運動によるダイエットのように脂肪細胞自体は残らないので、多少生活習慣が変化しても施術前のような脂肪の付き方に戻りにくい点は大きなメリットです。

顎下は脂肪吸引量が少ない部位のため、手術時間は30分〜1時間程度と短時間で終了するケースがほとんどです。
他の部位の吸引に比べ体への負担が小さく、術後の腫れや痛みも最小限で済む傾向があります。
傷跡も小さいため周囲に気付かれにくく、マスクやメイクで十分カバーできます。術後数日〜1週間程度で大きな腫れは引いて日常生活に復帰する方が多いです。

顎下脂肪吸引後はどうしても腫れや内出血、むくみが発生します。特に顎下は顔の正面に近く隠しづらいため、人によってはダウンタイム中の見た目を気にする必要があります。
代表的な経過としては、手術直後〜数日は腫れが強く、1〜2週間でだいぶ落ち着きますが、皮下組織の硬さ（拘縮）は3週〜1ヶ月頃にピークとなり、その後徐々に柔らかくなっていきます。完全に仕上がるまでに個人差はありますが、おおよそ2〜6ヶ月程度かかると考えましょう。
ダウンタイム中は圧迫バンドの装着や安静など医師の指示に従ったケアが必要です。顎下はマスクで隠せるとはいえ、仕事やイベントのタイミングは考慮する必要があります。

顎下脂肪吸引は顔の輪郭を扱う繊細な手術であり、術者の高度な技術とデザイン力が求められます。
不適切な施術によっては「脂肪を取り残し過ぎて効果が感じられない」「逆に取りすぎて皮膚が余り、たるみが出てしまった」など望ましくない結果になる可能性もあります。
しかし、これらのリスクは経験豊富な医師による適切な施術計画で回避できます。
カウンセリングで皮膚のたるみ具合や脂肪量を見極め、必要に応じて他施術を併用するなど失敗を防ぐ対策が重要です。

顎下の脂肪吸引は美容医療の自由診療となり、費用相場はおよそ20万〜30万円以上と決して安くありません。
部位が小さい分、太ももやお腹の脂肪吸引よりは低めの料金設定のクリニックもありますが、それでも最低約20万円ほどはかかるのが一般的です。
加えて術前検査代やアフターケア用の内服薬・圧迫バンド代など諸費用も発生します。
顎下脂肪吸引において費用面はデメリットと言えますが、施術効果の大きさや持続性を考えるとコストパフォーマンスは高いとの声も多いです。信頼できるクリニックで適正な料金かどうか、事前によく確認しておきましょう。

以上のように顎下脂肪吸引には明確なメリットがある一方、手術である以上ダウンタイムやリスク管理も避けて通れません。不安な点はカウンセリング時に医師に質問し、疑問を解消してから施術に臨むことが大切です。

ペリカン手術（二重あご手術、広頸筋形成術とも呼ばれる）とは、顎下のたるみや脂肪を改善するために首の広頸筋（こうけいきん）を中央で縫い寄せて締め上げ、余分な脂肪組織を直接切除する手術です。
いわば「筋肉からたるみを引き締める施術」であり、顎下脂肪吸引とアプローチが異なります。以下に両者の違いをまとめます。

顎下脂肪吸引では皮膚直下の皮下脂肪のみを吸引しますが、ペリカン手術では皮下脂肪に加え、広頸筋のさらに深部にある筋肉下脂肪（深い層の脂肪）まで直接取り除くことが可能です。
脂肪吸引では手の届かない深い箇所の脂肪も、ペリカン手術なら除去できる点が大きな違いです。特に顎下の奥深くに厚い脂肪があるケースでは、脂肪吸引単独よりペリカン手術のほうが効果的に脂肪量を減らせます。

顎下脂肪吸引は基本的に脂肪除去のみで、たるみ肌に対する直接的な引き締め効果は「皮膚の自然な収縮」に委ねられます。
若年層で皮膚弾力がある方は脂肪を取るだけで十分な引き締まりが得られますが、皮膚や筋肉のゆるみが強い場合は脂肪を取った後に皮膚の余りが目立つ可能性があります。
ペリカン手術では広頸筋を中央で縫い合わせることで筋肉ごと引き締めを行い、たるみを根本から改善します。
いわば首元に「筋肉のコルセット」を作るイメージで、皮膚の余りも同時に解消できます。そのため、加齢などで皮膚・筋肉のたるみが顕著な場合にはペリカン手術の方が仕上がりがシャープになります。

顎下脂肪吸引は数ミリの小切開からカニューレを挿入するだけなのに対し、ペリカン手術では顎下に約3～5cm程度の切開が必要です。
切開線は正面から見えにくい首のシワ部分に沿って行いますが、小さな脂肪吸引と比べると傷跡や体への負担は大きくなります。
その分、直視下で脂肪を丁寧に取り除き筋肉を処置できるため、効果は確実と言えます。
手術時間も脂肪吸引より長く、術後の腫れ・内出血もやや強めに出る傾向があります。
どちらを選ぶべきかは個人の状態によります。例えば、「皮下脂肪が多く皮膚の弾力も十分な20〜30代」の方であれば、侵襲が少ない顎下脂肪吸引で必要十分な効果が得られるでしょう。
一方、「顎下のたるみが強く、筋肉のゆるみもある40代以上」の方や「脂肪吸引だけでは物足りなかったケース」では、ペリカン手術を併用または単独で行うことで劇的な改善が期待できます。
場合によっては脂肪吸引とペリカン手術を同時に行うことも可能です。カウンセリングで首周りの組織状態を評価し、最適な施術プランを提案してもらいましょう。

顎下の脂肪を減らす方法としては、手術による吸引のほかに脂肪溶解剤を注射して部分痩せを図る脂肪溶解注射（脂肪吸引注射とも呼ばれることがあります）があります。
いわゆる「切らない二重あご治療」である脂肪溶解注射（メソセラピー）と、外科的な顎下脂肪吸引にはどのような違いがあるのか、効果や向き不向きの観点から比較します。

脂肪溶解注射は皮下に薬剤を注入し、脂肪細胞を溶かして体外へ排出させる非侵襲的（切らない）施術です。
一方の脂肪吸引は前述の通りカニューレで脂肪を直接吸い出す外科手術になります。
注射はメスを使わないため傷跡が残らず、麻酔もクリーム麻酔や局所麻酔の注射程度で済みます。
それに対し脂肪吸引は数ミリとはいえ切開を伴うため、術後は縫合跡が残り、麻酔も局所麻酔＋鎮静（場合により全身麻酔）の体制で行われます。施術のハードルとしては、注射の方が気軽で身体的負担も軽いと言えます。

一度で得られる効果の大きさは脂肪吸引の方が勝ります。
脂肪溶解注射は1回あたり数cc程度の脂肪しか処理できないため、大きな効果を感じるには複数回（2〜5回以上）の施術が必要です。効果の現れ方も緩やかで、溶けた脂肪が代謝されていく過程で少しずつサイズダウンしていきます。
一方、脂肪吸引は一度の手術で余分な脂肪をまとめて除去できるため、たった1回で明らかなフェイスラインの変化が得られます。
特に二重あごのように脂肪が集中した部位では、一度で顕著な効果が期待できる点が脂肪吸引の強みです。

脂肪溶解注射はダウンタイムがほぼありません。針跡の赤みや軽い腫れが数日出る程度で、施術直後から通常の生活に戻れます。
手術が怖い方や忙しくて休みが取れない方には大きなメリットです。
一方で脂肪吸引は上述したように腫れ・内出血・一時的な拘縮などそれなりのダウンタイムが発生します。
完全に落ち着くまで数週間〜数ヶ月を要します。安全性に関しては、脂肪溶解注射も薬剤に対するアレルギーや腫れすぎなどリスクがゼロではありませんが、脂肪吸引はそれよりも高度な外科技術を要し合併症リスクもわずかながらあります。
いずれの場合も信頼できるクリニックで適切に行えば安全に受けられる治療ですが、体への負担が少ないのは注射、効果が確実なのは吸引と覚えておくとよいでしょう。

脂肪吸引は1回で済みますが費用は前述の通り高額です。
一方脂肪溶解注射は1回あたりの費用は数万円程度と低めですが、複数回受けると総額では脂肪吸引と同等かそれ以上になることもあります。
例えば「注射を4〜5回繰り返したら結局脂肪吸引と同じくらい費用がかかった」というケースも珍しくありません。確実性を取るか、手軽さを取るか、費用対効果も含めて検討しましょう。
どちらが良いかは、取りたい脂肪の量や優先順位によります。顎下の脂肪が少量で「軽くスッキリさせたい」「ダウンタイムなく少しずつ効果を出したい」という場合は脂肪溶解注射が向いています。
反対に「はっきりと二重あごを解消したい」「一度で確実に脂肪を取り切りたい」という場合は脂肪吸引が適しています。脂肪溶解注射で効果が見られず、最終的に脂肪吸引に踏み切る方も多いのが現状です。
カウンセリングではこれまでの経緯や希望を伝え、最適な施術プラン（場合によっては併用）を相談すると良いでしょう。

顎下脂肪吸引は単独でもフェイスライン改善に有効ですが、場合によっては糸リフトと組み合わせて施術を行うことがあります。
その理由は、両施術を同時に行うことで小顔効果とたるみ改善の相乗効果が得られるためです。
糸リフトとは、溶ける特殊な糸を皮下に挿入してたるんだ組織を引き上げ固定する施術のこと。AiZクリニックでは、「アイズリフト」と「テスリフト」の2種類の糸リフトを提供しています。
糸リフトは頬や顎下のたるみを即座に改善でき、メスを使わずリフトアップ効果をもたらします。
顎下脂肪吸引で脂肪を除去すると、皮膚のハリが若干失われることがありますが、同時に糸リフトで皮膚を内側から支えることで、余剰皮膚のたるみを予防しつつフェイスラインを引き締めることができるのです。
特に30代以降で皮膚の弾力低下が気になる方や、脂肪吸引後の皮膚のゆるみが心配な方には、糸リフト併用が勧められることがあります。

脂肪を減らすだけでなく、糸で物理的にリフトアップするためフェイスラインのシャープさが増します。
肌にハリが生まれ、たるみのないスッキリとした輪郭を実現できます。

脂肪吸引と糸リフトを別々に行う場合、それぞれにダウンタイムが発生しますが、同時施術であれば一度のダウンタイムで済むため、結果的に回復期間の効率化が可能です。
別々に受けるより、患者さんの負担も軽減されます。

糸リフトを併用することで、脂肪吸引後の皮膚が将来的にたるんでくるのを予防できる可能性があります。
「将来のたるみ予防」という観点でも、同時施術には一定の意味があるとされています。
実際、脂肪吸引のみ行った場合と比べて、糸リフト併用症例のほうが客観的な満足度評価が高かったという声も。
ただし、全ての人に糸リフト併用が必要というわけではありません。
皮膚の弾力が十分あり脂肪吸引だけで十分引き締まる若い方では、無理に糸を入れなくても綺麗に仕上がるケースも多いです。
逆にたるみが強い方では糸リフトだけでなく外科的なフェイスリフトが適応となる場合もあります。
重要なのは患者一人ひとりの状態に合わせて最適な施術を選ぶことです。 信頼できる医師であれば、脂肪吸引単独で良い結果が出るのか、糸リフトを組み合わせた方がベターかを正直に判断してくれます。
カウンセリングで将来のたるみリスクも含めて相談し、自分に合った治療プランを決めましょう。

拘縮（こうしゅく）とは、脂肪吸引後の皮下組織が一時的に硬く拘ったようになる現象を指します。
手術で脂肪を除去した部分は一時的に空洞になりますが、そのスペースを埋めるように組織が修復される過程で繊維化が起こり、触るとコリコリと硬く感じる状態になるのです。
特に顔・顎下の脂肪吸引では術後2〜3週ほど経った頃から拘縮が目立ち始め、術後3週〜1ヶ月でピークを迎えるのが一般的です。
見た目にもやや凸凹した感じや、引きつれたような違和感を覚えることがありますが、これは正常な回復過程なので心配いりません。
拘縮はその後、時間の経過とともに徐々に柔らかくなり、術後2〜6ヶ月かけてほぼ解消されていきます。
最終的には滑らかな触感に戻り、肌も引き締まった状態で落ち着きます。むしろ拘縮の過程で皮膚と内部組織が癒着・収縮することにより、たるみのない引き締まった輪郭が形成されるメリットもあります。

拘縮が気になる間は、医師の許可が出れば優しくマッサージを行ったり、入浴や温熱療法で血行を促進すると回復がスムーズになる場合があります。ただし、術後早期のデリケートな時期に自己判断で強いマッサージをするのは厳禁です。
基本は安静にしつつ、術後数週間は指示通りの圧迫固定を行いましょう。
適切な時期になればクリニックでアフターケア（インディバ）を提供してくれる場合もあります。
また、拘縮期間中に硬さや突っ張りを感じても過度に不安にならず、「むしろしっかり引き締まっている証拠だ」と前向きに捉えることも大切です。半年もすれば殆ど気にならなくなるケースがほとんどなので、焦らず経過を見守りましょう。もし痛みを伴う硬直や、腫れとは異なる異常を感じる場合は念のため担当医に相談してください。

下を向いたときに顎下にたぷんと脂肪がつかめるような方、正面から見てもフェイスラインがぼやけて見える方は、脂肪吸引によってシャープなフェイスラインが手に入るでしょう。

顎下脂肪吸引は体型は普通でも顔周りに脂肪が付きやすい方や、ダイエットしても顔は痩せにくいとお悩みの方おすすめです。
頬や顎下の脂肪を部分的に除去することで、全身を細くしなくても顔を一回り小さく見せることが可能です。

脂肪溶解注射などより即効性のある改善を望む方や、「何度も通院せず一度で二重あごを取りたい」という方には脂肪吸引が向いています。
手術に抵抗がない場合、1回の施術で満足のいく効果が得られるでしょう。

すでに糸リフトや脂肪溶解注射、HIFUなどを試したが十分な効果を感じられなかった方にも、脂肪吸引はおすすめです。
根本的に脂肪そのものを除去できるため、他施術で変化が乏しかった顎下も細くできます。

AiZクリニックでは、脂肪吸引に「アキーセル（Aquicell）」という先進の吸引システムを採用しています。カニューレに微細な振動を与えながら脂肪をほぐして吸引する方式で、周囲組織へのダメージを抑えられるため痛みや内出血が軽減できます
（米国食品医薬品局）にも認可された安全性の高い方法で、ダウンタイムの短縮にもつながっています。
施術は顔の脂肪吸引経験が豊富な医師が担当し、解剖学的知識に基づいた丁寧な手技で凹凸のない自然な仕上がりを追求します。
また、当院ではデザイン力を重視し、施術前に患者様一人ひとりの顎下〜フェイスラインの脂肪の付き方を詳しく分析します。
取り除くべき脂肪と残すべき脂肪のバランスを綿密に計算し、必要な分だけを均一に吸引することで、取り残しや取りすぎによる失敗を防ぎます。
さらに、術後の経過管理にも力を入れており、術後の診察や相談をいつでも受け付けています。必要に応じて術後の腫れを抑える内服薬の処方や、腫れ・拘縮を軽減するアドバイスも行っております。

顎下脂肪吸引は、たるんだフェイスラインや二重あごに悩む方にとって即効性があり、効果的な施術です。
脂肪を直接除去することで輪郭をシャープに整え、小顔効果が長く続く点が大きな魅力と言えます。
脂肪量が多いケースでは顎下脂肪吸引が最も確実な解決策となりますし、将来的なたるみ予防には糸リフト併用が有効な場合もあります。
AiZクリニックでは経験豊富な医師が丁寧にカウンセリングを行い、一人ひとりの理想像に合わせた施術プランをご提案します。
顎下脂肪吸引に興味がある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。専門的な視点から不安や疑問にお答えし、安心して施術に臨めるようサポートします。