バニーラインのボトックス治療とは?効果・持続期間・デメリットを徹底解説

鼻の付け根から斜めに入るシワ「バニーライン」に悩んでいませんか
20代〜40代の女性で、笑ったときに鼻の付け根から斜めに入るシワ「バニーライン」をコンプレックスに感じている方は少なくありません。
バニーラインとは、笑ったり怒ったりして顔をしかめたときに、目頭から鼻の根元にかけて斜めに現れるシワのことです。
名前の由来は、アメリカのウサギのキャラクター(バニー)が鼻にシワを寄せる表情に似ているためですが、実際のバニーラインは可愛らしい印象とは逆に、顔に険しい印象や老けた印象を与えてしまいがちなしわです。
このしわはおもに表情筋の動きによって生じます。具体的には、鼻の付け根にある皺鼻筋(しゅうびきん)や上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)といった筋肉が収縮することで、鼻筋の横に斜めの線が入ります。
若い頃は笑ったときなど表情を動かしたときだけ現れる浅いシワでも、日常的な表情のクセや加齢による肌の弾力低下で、表情をしていないときでも消えにくい深いシワへと変化していくことがあります。
こうして刻まれてしまったバニーラインは、自力のケアで薄くするのが難しくなり、コンプレックスに感じる方も増えてきます。
バニーラインボトックスの仕組みと効果
バニーラインを改善する有効な方法として挙げられるのがボトックス注射による治療です。
ボトックスとはボツリヌス毒素から精製された医療用製剤で、筋肉の動きを一時的に弱める作用があります。
バニーラインの場合、鼻根部(鼻の付け根周辺)にあるシワの原因筋にボトックスを数カ所注射します。
そうすることで表情筋の過剰な収縮を抑制し、笑ったりしかめたりした際に鼻にシワが寄らないようにする効果があります。
ボトックスを注入すると、緊張しすぎていた筋肉がリラックスし、バニーラインのシワができにくくなります。
その結果、鼻の横ジワが目立たなくなり、柔らかく穏やかな表情に改善できます。特に表情を動かしたときに現れるいわゆる「表情ジワ」にはボトックスがよく効き、メスを使わないプチ整形感覚で手軽に受けられるのも利点です。
施術自体は鼻の付け根付近に極細針で数回チクチクと打つだけで、所要時間も5〜10分程度と短時間で終了します。
麻酔クリームや氷冷却で痛みも最小限にでき、ダウンタイムもほとんどありません。
ただし、既に深く刻まれてしまった静止ジワ(無表情時にも残るシワ)に対しては、ボトックスで筋肉を緩めるだけでは溝が完全には消えない場合もあります。
そのような場合には、シワの溝を下から持ち上げるヒアルロン酸注入などをボトックスと併用することで、よりシワを目立たなくする治療が行われることもあります。
いずれにせよ、バニーラインの原因筋に適切にボトックスを打つことで、シワの悪化を防ぎつつ改善を図ることが可能です。
バニーライン ボトックスは効かない?効果が出ない原因とは
インターネット上で「バニーライン ボトックス 効かない」という声を目にすることがありますが、適切に施術を行えばバニーラインへのボトックスは高い効果を発揮します。
効果が感じられない場合、いくつかの原因が考えられます。
バニーラインボトックスが効かない原因1.注入量が不足している
バニーラインの筋肉が強い方に対し、極端に少ない単位数(少量)しかボトックスを打たなかった場合、筋肉の動きを十分抑制できず「効かない」と感じてしまうことがあります。
適正なバニーラインボトックスの単位は通常5〜10単位程度とされていますが、個人差があるため、医師が筋肉の状態を見極めて適量を注入することが大切です。
バニーラインボトックスが効かない原因2.注射する位置が的確でない
効果を出すにはシワの原因となる筋肉にピンポイントでボトックスを届ける必要があります。
もし経験の浅い施術者が誤った場所に注射したり、筋肉にうまく届いていなかったりすると、期待した効果が得られません。
鼻根部周辺の解剖を熟知した医師であれば、シワの入り方から適切な注入ポイントを判断できます。
バニーラインボトックスが効かない原因3.シワが深く定着している
上述のように、表情筋を抑えても残ってしまうほど深いシワには、ボトックス単独では完全には消えないケースがあります。
この場合、「シワが消えていない=効いていない」と思われるかもしれません。
本当は筋肉の動き自体はしっかり弱まっていても、皮膚の溝が残っているだけという可能性があります。
こうしたシワにはボトックスに加えてヒアルロン酸などを併用しないと十分な改善が得られないため、医師による適切な判断に従うのがいいでしょう。
バニーラインボトックスが効かない原因4.効果の発現に時間がかかる
ボトックスの効果は後述するように即時ではありません。
施術直後に変化がないからといって「効かない」と判断してしまうのは早計です。数日〜1週間程度は様子を見る必要があります。
バニーラインボトックスが効かない原因5.製剤や体質の問題
正規品ではない粗悪なボツリヌストキシン製剤を使用していた場合や、極めて稀ですがボトックスに対する抗体が体内にできてしまい効きにくい体質の場合、効果が弱いことがあります。
信頼できるクリニックでアラガン社製のボトックスを用いてもらうことが重要です。
バニーラインの効果はいつから実感できる?
ボトックス注射は施術してすぐに効果が出るわけではない点に注意が必要です。
個人差はありますが、バニーラインボトックスの効果は注射後2〜3日ほどで徐々に出始めます。
早い人で翌日頃から「鼻にシワが寄せにくいかも?」と感じることもありますが、多くは数日かけて筋肉の動きが穏やかになっていきます。
大体1週間前後で見た目のシワの軽減をはっきり実感できるでしょう。 ピークの効果が安定するのは施術後約2週間~1か月程度とされています。
ゆっくり効いてくる分、周囲の人にも気付かれにくく、自然な変化としてシワが薄くなっていくのもボトックス治療のメリットです。
バニーラインのボトックスはいつから効果が現れるの?と焦る方も多いですが、1〜2週間は様子を見るようにしてください。
一度ボトックスの効果が現れると、その持続期間は約3〜4か月程度です。
個人の代謝や筋肉の強さによっては効果が薄れてくる時期に差があり、短いと2か月、長いと6か月以上もつ方もいます。
初めてボトックスを受ける方は緊張で代謝が上がったり筋肉が強かったりして効果がやや短めに終わることもありますが、定期的に繰り返すことで徐々に筋肉が薄くなり、効果の持続期間が安定してくる傾向もあります。
効果が切れてくると、また表情筋の動きが元に戻ってシワが現れるようになります。
気になる場合は3〜4か月おきに定期的にボトックス注射を受けて維持するのがおすすめです。
なお、効果が出ている期間中は意識して鼻にシワを寄せようとしても動きにくくなっているはずです。
無理に力を入れて表情筋を動かそうとすると別のシワの原因にもなりかねませんから、自然な表情の中で過ごすようにしましょう。
バニーラインと鼻根の違いと治療ポイント
「ボトックス 鼻根 バニーライン 違い」というキーワードで検索される方もいるように、「バニーライン」と「鼻根(びこん)」という言葉の違いについて疑問を持つ方がいます。
結論から言えば、バニーラインは鼻根部にできるシワの名称であり、鼻根部へのボトックス注射はそのシワを治療する行為です。
「鼻根」とは鼻の付け根、ちょうど両目の間から鼻梁(鼻筋)上部にかけての部分を指す解剖学的な名称です。
このこの鼻根部に生じる横ジワが鼻根部・斜めジワがバニーラインのボトックスのターゲットです。
バニーラインと鼻根部のシワはどちらも鼻の付け根周辺にできるため混同されがちですが、シワの方向も原因となる筋肉も異なるものです。
バニーライン:鼻根部の斜め方向に入るシワ。原因筋肉は鼻の皺鼻筋や上唇鼻翼挙筋などで、笑ったり鼻をクシャっとしたときに発生。
鼻根部のシワ:鼻根部に横方向に入るシワ。原因筋肉は鼻の皺鼻筋や上唇鼻翼挙筋などで、笑ったり鼻をクシャっとしたときに発生。
また、表情じわとしては連動しやすく、眉間にシワを寄せるクセの強い方は同時に鼻にもしわが寄っているケースが多いため、バニーラインと鼻根部のシワの両方が気になる場合には、両方にボトックス注射を組み合わせて治療すると効果的です。
いずれの場合も、経験豊富な医師であれば患者様のシワの入り方を見極め、どの部位に何単位のボトックスが必要か適切に判断して施術します。
ボトックスで鼻が高くなるという噂の真実
「バニーラインにボトックスを打つと鼻が高くなることがある」という噂を耳にしたことがある方もいるかもしれません。
この点について結論を言えば、バニーラインのボトックス注射で鼻が高くなることはありません。
ボトックスはあくまで筋肉の動きを弱める薬であり、ヒアルロン酸のようにボリュームを増やす効果はないため、注射によって鼻筋が隆起して高く見えるような変化は起こらないのです。
この噂が生まれた背景として考えられるのは、ボトックスによって鼻周りの筋肉の緊張が取れた結果、鼻の形がわずかに変化したように感じる場合があることです。
例えば、笑ったときに鼻先を下に引っ張る筋肉(鼻中隔下制筋)にボトックスを打つと、鼻先が上に向きやすくなり「鼻が高くなった(鼻先が持ち上がった)」ように見えることがあります。
ただしこれはあくまで表情時の変化であり、鼻そのものの高さが物理的に増すわけではありません。
バニーラインへのボトックスは主に鼻筋の横ジワを対象としたもので、鼻の高さを変える施術ではありません。
むしろ、鼻を高く見せたい場合にはヒアルロン酸注入(プチ隆鼻術)やプロテーゼ挿入といった別の治療法が必要になります。
ボトックスでは輪郭を変えることはできず、筋肉の動き方を調節するだけです。
したがって、「ボトックスを打ったせいで鼻の形が変わってしまうのでは?」と心配する必要はありません。
バニーラインボトックスにより得られる変化はシワが軽減して表情が柔らかくなることです。
鼻そのものの高さや大きさには影響を与えませんので、安心して施術を受けていただけます。
バニーラインボトックスの単位(適正量)
ボトックス注射では効果を出すために適正な単位(量)を注入することが重要です。
バニーラインのような比較的小さな部位では、一般的に5〜10単位前後が目安とされています。
先述の通り、筋肉の強さやシワの深さによって必要な量は個人差があります。
経験豊富な医師であれば、一人ひとりの表情筋の状態を診た上で「片側◯単位ずつ計◯単位」など細かく調整してくれます。
適正量より少なすぎる単位では十分な効果が得られず、「効かない」原因になります。
一方で多すぎる単位を入れてしまうと、筋肉の動きを抑えすぎてしまい不自然な表情になったり、薬剤が周囲に拡散して本来狙っていない筋肉まで影響が及ぶリスクがあります。
バニーラインは表情筋への効果が出やすい反面、強く効かせすぎると眉間や上唇の動きにも影響しかねないため、必要最小限の適量を見極めて注入する繊細さが求められる箇所です。
医師はシワの出方を確認しながら、「自然な笑顔は残しつつシワだけ改善する」バランスになるよう単位数を決定します。
バニーラインボトックスの値段相場とクリニックの選び方
バニーラインボトックスの値段はクリニックによって異なりますが、一般的に、1部位(バニーライン両側)のボトックス注射料金は5,000円〜20,000円前後に収まることが多いです。
美容外科の大手クリニックなどではキャンペーン価格で5千円台〜1万円未満という安価な設定をしている一方で、都心の個人クリニックや高い専門性を謳う施設では1.5万〜2万円程度のところもあり、価格帯には幅があります。
この価格差は使用するボトックス製剤の種類(アラガン社製はコストが高め、他社製は比較的低価格)、施術を行うドクターの経験値やクリニックのブランド力、アフターケア込みかどうか、モニター価格や初回割引の有無に大きく左右されます。
例えば非常に安い料金を提示している場合、韓国製の製剤を使ってコストを下げていたり、施術時間や保証を最小限にすることで実現している可能性があります。一概に安いから悪い・高いから良いとは言えませんが、極端に安価な場合はその理由を確認したほうが安心です。
バニーラインのボトックスを受けるクリニックの選び方
ボトックス注射は簡単そうに見えて、顔の筋肉や解剖に対する深い理解と注入テクニックが求められる繊細な施術。
美容外科・皮膚科領域で経験豊富な医師、できればボトックス施術の実績が多い医師が在籍するクリニックを選ぶと安心です。
医師紹介ページや口コミで経歴をチェックしてみましょう。
また、前述したように、信頼できる製剤(できればアラガン社ボトックス)を使用しているクリニックがおすすめです。「安さ」を前面に出している所では稀に非認可の製剤を使う例もありますので、公式サイトやカウンセリングで確認しましょう。
表示されている料金以外に初診料や麻酔代、アフターケア代などが別途かからないか確認しましょう。良心的なクリニックはそのあたりも含めて分かりやすく案内しています。またバニーラインボトックスの値段相場から大きく逸脱して高額な場合も注意が必要です。適正価格かどうか見極めましょう。
そして、施術前にしっかりと希望や不安を聞いてくれ、適切な提案や説明をしてくれるクリニックは信頼できます。こちらの質問に親身に答えてくれるか、メリットだけでなくデメリットも正直に説明してくれるか、といった点もチェックポイントです。
ボトックスは基本的に大きなダウンタイムはありませんが、万一トラブルが起きた場合の対応や、効果の出方に左右差があった場合の追加対応など、アフターケア体制がしっかりしているかも重要です。施術後何か気になることがあればすぐ相談できるクリニックだと安心です。
鼻根ボトックスのデメリット・注意点1.表情が硬く見える
ボトックスは筋肉の動きを弱めるため、効きすぎるとその部分の表情が動かなくなります。
バニーラインの場合、効きすぎたと感じるときは笑った際に鼻にシワが全く寄らなくなる状態ですが、人によっては違和感を覚えるかもしれません。
また、注入量を誤って眉間側の筋肉まで過度に効果が及ぶと、眉の動きが制限されて不自然な印象になることもあります。
ただし適量を守れば通常は自然な表情は保たれます。違和感があっても効果は一時的なため、数ヶ月で元に戻る点は安心です。
鼻根ボトックスのデメリット・注意点2.内出血や腫れ
針を刺す以上、ごく少量ですが皮下出血が起こる可能性があります。
稀に注射部位に青あざができることがありますが、メイクで隠せる程度で1〜2週間もすれば消えます。
腫れも強くは出ませんが、体質によっては数日軽いむくみを感じる場合があります。大抵は小さいニキビ跡程度の赤みが数時間残る程度で収まります。
鼻根ボトックスのデメリット・注意点3.効果が永久ではない
ボトックスの効果は永続しないため、シワ取り効果を維持するには定期的な施術が必要です。
これは裏を返せば「気に入らなければ元に戻せる」というメリットでもありますが、効果が切れた後に再びシワが出てくると「また注射しなければ」と感じる方もいるでしょう。
継続して通う手間や費用がデメリットと感じられる場合もあります。
鼻根ボトックスのデメリット・注意点4.左右差が出ることがある
ごくまれにボトックスの効き方に左右差が生じ、「片側だけ少しシワが寄る」といった状態になることがあります。
これは筋肉の発達具合の左右差や、薬剤のわずかな拡がり方の違いで起こるもの。
気になる場合は施術後にクリニックで追加調整を依頼すれば対応してもらえます。
鼻根ボトックスのデメリット・注意点5.妊娠中・授乳中は避ける
ボトックスは妊婦への安全性が確立されていないため、妊娠中またはその可能性がある方、授乳中の方は施術を受けられません。また持病で神経筋疾患のある方や、注射製剤にアレルギーがある方も治療が難しい場合があります。事前の問診で該当がないか確認してもらいましょう。
鼻根ボトックスのデメリット・注意点6.術後の注意
ボトックス注射後は当日激しい運動や長風呂、サウナなど体温を上げる行為は控えたほうが良いとされています。
また注射部位を揉んだり強くこすったりすると薬剤が意図しない箇所に拡散する恐れがあるため、施術当日はなるべく触れないようにしてください。
メイクは施術直後から可能ですが、優しく行うようにしましょう。
以上のように、バニーラインボトックスのデメリット・リスクはありますが、いずれも適切な施術とアフターケアで回避または軽減可能なものです。
表情が変化することへの不安が強い場合は、最初は控えめな単位数で試し、問題なければ追加するという方法もあります。
信頼できる医師であれば過度な注入は避け、ナチュラルな仕上がりになるよう調整してくれますので、カウンセリング時に「不自然にはなりたくない」などの希望をしっかり伝えてください。
バニーラインのボトックスならAiZクリニックにお任せください
AiZクリニックでは、アラガン製ボトックスビスタと韓国製のボツラックスから予算や仕上がりに合わせて薬剤を選択してバニーラインのしわを改善します。
しわの状態や肌質に合わせて調整しながらボトックスを注射していくので、美容整形がはじめての方も安心して施術を受けられます。
カウンセリングは無料となっているので、バニーラインのしわにお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。