経結膜脱脂法とは?費用・ダウンタイム・ハムラ法との違いまで徹底解説 | AiZクリニックの鼻整形コラム|東京・表参道のAiZクリニック 

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経結膜脱脂法とは?費用・ダウンタイム・ハムラ法との違いまで徹底解説

経結膜脱脂法で目の下のふくらみを解消

目の下のふくらみ(いわゆる目袋)やクマに悩む方は少なくありません。
クマには青クマ・茶クマ・黒クマといった種類がありますが、本記事で紹介する経結膜脱脂法(けいけつまく だっしほう)は、下まぶたの膨らみによって生じる黒クマ(影グマ)の改善に有効な治療法です。
経結膜脱脂法とは下まぶたの裏側から脂肪を取り除く方法で、皮膚表面に傷をつけないため「切らないクマ取り」とも呼ばれます。
本記事では、経結膜脱脂法とはどのような施術か、その費用やリスク(失敗の可能性)、痛み・腫れなどの症状、メリット・デメリット、ダウンタイム、コンタクトレンズ使用の可否、さらに従来のハムラ法との違いについて詳しく解説します。
各施術の適応や注意点にも触れますので、目元のクマ取りを検討している方はぜひ参考にしてください。

経結膜脱脂法とは

経結膜脱脂法とは、その名の通り結膜(けつまく:まぶた裏側の粘膜)を経由して下まぶたの余分な脂肪である眼窩脂肪(がんかしぼう)を取り除く施術のこと。
下まぶたの「ふくらみ」のおもな原因である脂肪をまぶたの裏から切開して除去するため、皮膚表面に傷跡が残らないのが大きな特徴です。
経結膜脱脂法は「メスを使わないクマ取り」とも呼ばれますが、これは皮膚を切開しないという意味で、実際には下まぶたの裏側をレーザー等で数ミリ切開します。
経結膜脱脂法の施術時間は数十分程度と短く、日帰り手術が可能です。
局所麻酔や静脈麻酔下で行うため手術中の痛みはほとんどなく、術後の腫れも比較的少ない傾向があります。
下まぶたの皮膚に大きなたるみがない方、目の下の脂肪の突出によるクマに悩んでいる方に適した治療法です。

経結膜脱脂法のメリット

経結膜脱脂法には、以下のようなメリットがあります。

傷跡が目立たない

下まぶたの裏側からアプローチするため、皮膚表面に傷跡が残りません。人に気づかれにくく、メイクで隠す必要もほぼありません。

ダウンタイムが短い

皮膚や筋肉を大きく切開しない分、腫れや内出血が軽度で済み、比較的早く普段の生活に戻りやすいです。
翌日から洗顔やメイクも可能なため、日常生活への支障が最小限で済みます。

効果が半永久的

一度取り除いた眼窩脂肪は基本的に再発しないため、効果は長期間持続します。
ヒアルロン酸注入など一時的な治療と異なり、繰り返し施術を受ける必要がありません。

目元の印象改善

下まぶたの膨らみが取れることで、常に疲れて見えたり老けて見えたりする印象が改善します。
目元がフラットになり、光の陰影によるクマが解消されるため、スッキリと若々しい表情を得られるでしょう。

重大な合併症リスクが少ない

皮膚を切除しないため、下まぶたの外反(がいはん:まぶたが外向きにめくれる状態)やまつ毛付近の瘢痕(はんこん)といったリスクが極めて低いです。
以上のように、経結膜脱脂法は見た目への効果だけでなく身体的・時間的な負担の少なさという点でも優れた治療法です。

経結膜脱脂法のデメリット・失敗リスク

一方、経結膜脱脂法には以下のようなデメリットや注意点もあります。

たるみ・色素には無効

経結膜脱脂法はあくまで脂肪の除去手術であり、下まぶたの皮膚のたるみや、茶クマ(皮膚の色素沈着)・青クマ(血行不良)といったタイプのクマには効果がありません。
皮膚のたるみが強い方や、クマの原因が色素や血行による場合は、別の治療法を検討する必要があります。

取りすぎによる凹みのリスク

経結膜脱脂法によって脂肪を除去しすぎると、目の下が凹んで老けた印象になるリスクがあります。
ふくらみと同時にくぼみ(凹み)があるケースでは、経結膜脱脂法では状態が悪化する可能性があるため注意が必要です。

皮膚のシワは改善しない

経結膜脱脂法で脂肪を取っても、皮膚の質感や小ジワが劇的に良くなるわけではありません。
必要に応じてレーザー治療やヒアルロン酸注入など、皮膚に対する別のアプローチを組み合わせることがあります。

シワ・たるみが悪化

経結膜脱脂法を受けることで眼窩脂肪で支えられていた皮膚のハリが失われ、皮膚のシワやたるみがかえって目立ってしまうことがあります。

左右差・仕上がりのムラ

左右で脂肪の除去量に差があると、下まぶたの仕上がりに左右差が生じることがあります。
また、除去部位の偏りによって下まぶたに凹凸(でこぼこ)が生じる可能性もあります。

以上を踏まえ、経結膜脱脂法が特に適しているのは下まぶたの脂肪による膨らみが主因のクマです。
たるみや皮膚自体の問題が大きい場合は、後述するハムラ法など他の施術のほうが適しているケースもあります。
施術を受ける際には、医師と十分に相談し、ご自身の症状に合った方法を選びましょう。

経結膜脱脂法の費用

経結膜脱脂法は自由診療(美容目的の手術)のため保険適用外となり、費用は全額自己負担です。
クリニックごとに価格設定は異なりますが、インターネット上に公開されている情報を見ると相場は20万~40万円程度が最も多く、低価格では10万円台、高額では50万円前後と幅があるようです。
料金にはカウンセリング料・麻酔代・術後の薬代などが含まれる場合と別途の場合があるため、単純に金額だけで比較することは難しい面もあります。
また、極端に安い価格を宣伝している場合は、脂肪注入など他施術とのセット料金が前提となっていることもあるため注意してください。
表示価格が片目のみなのか両目の費用かといった点も、必ず確認しましょう。
費用だけでなく症例写真やクリニックの実績も十分参考にし、最終的には信頼できる医師のカウンセリングで自分に合った治療プランと正確な見積もりを出してもらうことが大切です。

経結膜脱脂法の痛みはどのくらい?

目元の手術と聞くと「痛そう」と心配になるかもしれませんが、経結膜脱脂法の痛みはごく軽度と言われています。
手術中は点眼麻酔(目薬の麻酔)と局所麻酔を行うため、切開時の痛みは感じません。
麻酔注射の際にチクッとした刺激はありますが、希望に応じてリラックス効果のある静脈麻酔や笑気麻酔を併用することで不安や緊張を和らげることも可能なので、不安な方はカウンセリング時に相談してみましょう。
術後も強い痛みが出ることはほとんどなく、必要であれば処方される痛み止めでコントロールできるケースがほとんどです。
まぶたの皮膚を切開しない分、術後の痛みやつっぱり感も少なく、当日から日常生活に支障が出にくいのも、経結膜脱脂法の長所でしょう。

経結膜脱脂法の腫れはどのくらい?

経結膜脱脂法は皮膚表面に傷を作らないため、術後の腫れ(むくみ)や内出血も比較的軽く済む傾向があります。
それでも手術である以上、多少の腫れや青あざ(内出血)は避けられません。
腫れのピークは術後2~3日頃で、人によっては下まぶたから頬にかけて軽い内出血が出ることもあります。
これらの症状はおおむね1~2週間程度で目立たなくなり、コンシーラーなどメイクでカバーできる程度になるでしょう。
実際、経結膜脱脂法は従来の皮膚切開を伴う手術と比べてダウンタイムが短いことで知られ、早い人では数日で腫れが引いて日常生活に復帰できるケースもあります。
腫れを早く引かせるため、術後当日は安静に過ごし、必要に応じて患部を軽く冷やしましょう。
また、しばらくは激しい運動や長風呂、飲酒など血行が良くなる行為は控え、睡眠時は枕で上半身を高くして仰向けで休むようにしてください。

経結膜脱脂法のダウンタイム

経結膜脱脂法のダウンタイム(回復に必要な期間)は、他の外科手術に比べると短めです。
個人差はありますが、術後3~5日ほどで外見上の腫れや内出血はかなり落ち着き、約1週間もすれば人目にはほとんど分からなくなるケースがほとんど。
オフィスワークであれば手術の翌日から復帰する方もいますが、接客業など人と接するお仕事の場合は念のため1週間程度のお休みをとっておくと安心でしょう。
腫れやアザが気になる場合は、サングラスやマスクで目元を一時的にカバーするのも有効です。
これらの注意点を守れば、ダウンタイム中でも特別な不自由なく過ごせるでしょう。

経結膜脱脂法後、コンタクトはいつから装着できる?

コンタクトレンズの使用については、経結膜脱脂法を受けた場合基本的に3日〜1週間程度は装用を控えるよう指示されるケースが多いです。
手術後は下まぶたの裏側に傷があり、コンタクトの出し入れで傷口を刺激したり感染リスクを高めたりする可能性があるため、術後しばらくはメガネで過ごし、傷が十分に治る術後7日目以降からコンタクトレンズの使用を再開しましょう。
目にゴロゴロとした違和感や乾燥が残っているうちは、無理に装用しないことが大切です。
再開後もしばらくは目が乾きやすくなる可能性があるため、適宜人工涙液などの目薬で潤いを保ち、違和感を感じたらすぐに外すようにしてください。
具体的な再開時期や注意点はクリニックからの指示に従い、安全に使用しましょう。
特にハードコンタクトレンズは刺激が強いため、ソフトレンズ以上に慎重な判断が必要です。

経結膜脱脂法とハムラ法の違い

経結膜脱脂法とよく比較されるハムラ法(眼窩脂肪移動術)は、下まぶたの膨らみ(眼窩脂肪)を除去せず目の下のくぼみへ移動させることで、膨らみとくぼみを同時に改善する手術です。
下まつ毛の直下を切開して脂肪を移動・固定し、余分な皮膚を切除して縫合するため、膨らみだけでなくたるみやシワの解消にもつながります。
皮膚に切開を加える分、経結膜脱脂法よりダウンタイムは長め(約2週間)で、下まつ毛沿いに細い傷跡が残ります。
なお、下まぶたの皮膚を切らずに脂肪を移動させる裏ハムラ法もあり、こちらは傷跡が表に出ないためダウンタイムも約1週間と比較的短く抑えられます。
経結膜脱脂法とハムラ法のおもな違いは次のとおりです。

アプローチ方法

経結膜脱脂法は下まぶたの裏側から脂肪を「除去」する手術、ハムラ法は皮膚側から切開して脂肪を「移動」させる手術です(裏ハムラは結膜側から脂肪を移動)。

改善できる範囲

経結膜脱脂法は膨らみの除去が目的で、皮膚のたるみや目の下のくぼみには効果がありません。
ハムラ法では膨らみとくぼみの両方を改善でき、皮膚切除を伴うため下まぶたのたるみ・シワも軽減できます。

傷跡とダウンタイム

経結膜脱脂法は傷跡が表に見えずダウンタイムも1週間前後と短いです。
ハムラ法(表)は下まつ毛沿いに傷が残りますが時間経過で目立ちにくくなり、ダウンタイムは約2週間要します。

適しているケース

経結膜脱脂法は比較的若く皮膚にハリがあり「下まぶたの膨らみ」がおもな悩みの方に向いています。
ハムラ法は皮膚のたるみや目の下のくぼみもある中高年の方に適しており、膨らみと同時にくぼみも改善したい場合に選択されます。

なお、比較的若年でも目の下の膨らみと同時にくぼみがある場合には、経結膜脱脂法に脂肪注入(コンデンスリッチファットなど)を併用して対処する方法もあります。
逆に、年齢が高めでも皮膚のたるみが少ない方であれば、裏ハムラ法によって傷跡を残さず改善できるケースもあります。
最適な施術法は症状やご希望によって異なるため、カウンセリングで専門の医師と相談して決定すると良いでしょう。

経結膜脱脂法ならAiZクリニックにお任せください

経結膜脱脂法は、経験豊富な医師のもとで適切に行えば高い満足度を得られる施術です。
AiZクリニックでも経結膜脱脂法による目の下のクマ治療を提供しており、症例実績が豊富な医師が、一人ひとりの状態に合わせて最適な施術プランを提案します。
目元のクマにお悩みの方は、ぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。

AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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