顔の脂肪「バッカルファット」除去の効果と費用について | AiZクリニックの鼻整形コラム｜東京・表参道のAiZクリニック 

バッカルファットは、頬中央よりも少し耳寄りの後ろ側にある縦長の脂肪です。ちょうど頬っぺたを吸い込んだ時に凹む部分の脂肪です。皮下脂肪の下の筋肉よりもさらに下の深い層にあるため、体重の増減の影響を受けることがありません。

また、この脂肪はほっぺたにぶら下がる形でついているので、年齢とともに垂れ下がっていく傾向にあります。年齢とともに骨は痩せていきますし、脂肪を支える筋肉も衰えていきますので、バッカルファットはどんどん垂れ下がっていき、たるみを悪化させたり、ほうれい線やマリオネットラインを目立たせ、ブルドッグ顔にする原因になります。

そのため、できれば垂れる前にこのバッカルファットを適量除去することで、将来のたるみやシワを予防し、シャープで若々しい小顔をキープするのが理想です。

手術を検討されている方の中には、顔の脂肪を取り除くと、将来痩せてしまったときに、“顔コケ”するのでは？と心配する方もいらっしゃいます。

しかし、顔はコケやすい部分と脂肪が溜まりやすい部分があるので、そうしたことをしっかり見極め、適切な部位の脂肪を適切な量だけ除去すれば顔コケすることはありません。知識と経験を兼ね備えた医師に施術を委ねられれば、心配する必要はないのです。

・頬についた脂肪のせいでぽっちゃり見える
・下膨れやブルドッグ顔が気になる
・ほうれい線や口元の脂肪が原因でたるんだり、もたつく
・短期間で顔痩せしたい
・ダイエットしても顔の脂肪が落ちづらい

※顔のたるみの原因は必ずしもバッカルファットであるとは言い切れません。特に、若い時は、皮下脂肪も多く、それが原因でたるんで見えることもあるので、そのことを考慮せず、バッカルファットが原因だと決めつけて除去してしまうと、将来的に頬がコケる原因にもなります。そういった面でも、バッカルファット除去の適応であるかどうかをしっかり診察できる医師を見つけることが大切です。

・筋肉や骨格が原因で顔が大きく見える
・顔まわりの脂肪は少ない
・たるみが極端に目立つ
・周りに気づかれないよう時間をかけて小顔になりたい

手術時は、局所麻酔をした後に、口内の頬の内側あたりに左右3～4㎜ほどの小さな穴を開け、そこから脂肪をそれぞれ取り除いていきます。除去が完了したら、縫合し、手術は終わりです。手術にかかる時間はおおよそ30分ほどです。縫合に用いる糸は溶ける糸なので抜糸する必要がありません。

口の中なので、外から傷が見えることがなく、バレにくいのが特徴です。また、脂肪細胞自体を除去するので、脂肪が再び増えてしまうこともなく、効果は半永久的に続きます。傷口が小さいものの、術後5日ほどは、腫れやむくみを和らげるためにもフェイスバンドを装着し、圧迫固定するのがおすすめです。

術後、1週間ほどすると、腫れやむくみも引いていき、すっきりとしたフェイスラインがあらわれ始めます。さらに2週間ほどすると、内出血も収まります。その先は、回復過程の中で、皮膚の拘縮が起こり、触るとなんとなくボコボコとする症状があらわれますが、こうした症状も2カ月ほどで落ち着いていき、その過程で徐々に皮膚も引き締まり、理想のフェイスラインへと仕上がっていきます。

腫れやむくみが目立つ術後1週間ほどは療養した方がいいかもしれませんが、その後は日常生活に戻れるというダウンタイムの短さも大きなメリットです。

・術後2～3時間は食事しないようにしましょう。
・当日から入浴は可能ですが、あまり血流を促さないようシャワーにとどめましょう。
・歯磨きは当日から可能ですが、患部には触れないよう注意して行ってください。
・激しい運動は、術後3日ほど経って、症状が少し落ち着いてからにしましょう。

バッカルファットがついている位置や量は人それぞれです。左右差もありますし、たるみ具合も異なります。また、前述したように、年齢によっては頬をふっくらと見せている原因が必ずしもバッカルファットではない場合もあります。そうしたことを診察でしっかり見極めずに、脂肪除去に踏み切ってしまうような医師は危険です。将来的に、その脂肪除去が思わぬ結果をもたらしかねないですし、バッカルファットの除去が理想のフェイスラインを作り上げるのに適応しているとも限りません。

美容整形においては、仕上がりが理想通りになるかはもちろんのこと、ダウンタイムができるだけ軽く、患者様の負担が少ないことが重要です。バッカルファットの除去手術においても、切開部分をできるだけ小さくし、可能な限りダウンタイムが長引かないような配慮をしているかがクリニック選びのポイントになります。

手術後の内出血を抑えるなどといった理由から電気メスでの手術をオプションですすめてくるなどといったクリニックがあります。もちろん、電気メスを使った手術では出血量を抑えられるメリットはありますが、バッカルファットの除去手術では、元々切開範囲が小さく、手術部位が口の中なので、傷口も目立ちにくいため、電気メスを用いるほどの手術ではありません。どちらかといえば、手術にどんな器具を用いるかよりも、手術する医師の手技でダウンタイムは短くできるため、こうしたオプションをすすめてくるようなクリニックには注意しましょう。

バッカルファット除去にかかる費用は、10～40万円ほどとクリニックによって大きな違いがあります。「安いからお得」「高いから安心」と思わず、実際にカウンセリングに訪れるなどして、信頼できる医師やクリニックを選ぶようにしましょう。

バッカルファットは頬の膨らみやたるみが気になるからといって、取れば取るだけいいというわけではありませんし、理想の小顔に近づけるというわけではありません。必要な箇所を適量除去しなければ、逆に顔がたるんだり、顔がコケる原因にもなります。それだけに手術前の診察がとても大切です。

アイズクリニックでは、しっかりとした診断のもと、必要な箇所の脂肪を必要な量だけ除去する手術をしています。そのため、顔の脂肪除去の箇所を細かく分け、患者様1人1人のお顔の状態に応じて、必要な箇所だけ脂肪吸引できるメニューをご用意しております。

また、当院の医師は、大手美容整形クリニックで多くの経験を積み、知識・技術ともに優れたデザインが実現できるよう日々研究を重ねています。脂肪除去はもちろんのこと、当院では小顔を手に入れるための施術メニューを数多くご用意しています。お悩みをお聞きしながら、お顔の状態を細かく診断し、理想の小顔を手に入れるお手伝いをさせていただきます。