顔の脂肪「メーラーファット」除去の効果と費用

笑ったときに、頬が膨らんで大きく見えてしまうとお悩みの方はいらっしゃらないでしょうか。これは顔についている脂肪が原因ですが、頬骨周辺の膨らみは「メーラーファット」と呼ばれる脂肪が特に影響を与えています。この脂肪は加齢や紫外線の影響を受けて、お肌のコラーゲン量が低下したり、筋肉が衰えていったりすると、下垂してほうれい線やゴルゴラインなどといった、たるみやしわの原因になります。
メーラーファットとは?
メーラーファットは、ほうれい線とゴルゴ線のちょうど間あたりにあります。頬骨の周辺についた皮下脂肪です。この脂肪が多いと、笑ったときに、頬がぷっくりと膨らんだり、顔が大きく見えることがあります。また、加齢や紫外線、重力の影響を受けることで、徐々に垂れていき、頬のたるみが出たり、ほうれい線やマリオネットラインが深く刻まれたりします。
メーラーファット除去では、口角の内側や鼻の穴の中をメスで切開し、そこからカニューレを挿入して、余分な脂肪を吸引していきます。すると、垂れ下がることでほうれい線を作っていた脂肪が減り、脂肪がかぶさって深くなっていたほうれい線やゴルゴラインのしわが浅くなると同時に、頬の位置が上がって、小顔になり、さらに若々しい印象の顔になります。
メーラーファット除去が向いている人
・頬のたるみが気になる方
・ほうれい線やゴルゴライン、マリオネットラインが気になる方
・笑ったときに頬がぷっくりと大きく膨らんでしまう方
・小顔になりたい方
・最近老け見えするようになったと感じる方
・将来的なたるみをできるだけ予防したい方
メーラーファット除去が向いていない人
・脂肪というより筋肉や骨格が原因で顔が大きく見える方
・顔まわりの脂肪が少ない方
・たるみが極端に目立つ方
・周りに気づかれないよう時間をかけて小顔になりたい方
メーラーファット除去の手術手順
メーラーファット除去方法には、2つの方法があります。一つは、口の中の口角の内側を切開し、カニューレを挿入して脂肪吸引する方法、もう一つは、鼻の穴の中に穴を開けてカニューレを挿入して脂肪吸引する方法です。口角の内側を切開する方法が一般的だといえます。脂肪吸引の施術自体は20~30分で終了します。
いずれの方法でも、カニューレの挿入口は2~3㎜と小さく、口の中や鼻の中なので、傷口が目立つことはありません。また、切開箇所が小さいので、縫合しないこともあります。縫合したとしても、溶ける糸で行うので、抜糸の必要はありません。
メーラーファット除去では、脂肪細胞自体を取り除くので、よほど太ってしまわない限り、リバウンドが起きにくく、半永久的に引き締まった顔を手に入れることができます。
メーラーファット除去手術後の注意点
メーラーファット除去の手術当日は、血流が活発になるのを抑えるため、シャワーだけに留めておきましょう。湯船に浸かる入浴やサウナ、激しい運動などはしばらく避けるようにしましょう。また、口の中を切開していますので、歯を磨くときは、注意深く行い、患部を避け、できるだけ刺激を与えないようにしましょう。食後は、うがいや消毒を忘れずに行い、辛い物や熱いもの、硬いものなどの刺激物は避け、できるだけやわらかいものから食べ始めるようにしてみましょう。アルコール類は数日は避けましょう。
メーラーファット除去のダウンタイム
メーラーファット除去の手術後は、痛みや腫れ、内出血などが起こります。腫れや痛みは1週間ほどで徐々に改善していきますが、処方された痛み止めや抗生剤を飲んだり、患部を少し冷やすなどして過ごしましょう。内出血に関しては、2~3週間ほどで落ち着いていきます。その後、脂肪吸引したところが拘縮などを起こしながら、1カ月ほどかけて、自然な仕上がりになっていき、半年ほどで引き締まった小顔になります。
メーラーファット除去にかかる平均的な費用
メーラーファット除去には、おおよそ10~20万円ほどの費用がかかるとされています。自由診療ですので、クリニックによって価格が異なりますが、「安いからお得」というわけではないので、手術を担当する医師がどれくらいの症例を持っているのかを調べたり、症例写真を見るため、実際にカウンセリングに出向くなどして、吟味する必要があります。
また、小顔や将来的なたるみを予防するためには、メーラーファットだけでなく、他の部位と合わせて脂肪吸引した方が、効果的な場合もあります。その場合には、費用がさらにかさむこともあります。
メーラーファット除去の失敗例
メーラーファットがあるのは、頬の真ん中部分なので、必要のない方が脂肪除去してしまうとかえって不自然な仕上がりになったり、将来的に逆に老け見えの原因になったりすることもあります。
頬に不自然なシワができる
メーラーファットは皮膚のすぐ下にある皮下脂肪ですので、カニューレで脂肪を除去したときに、施術の仕方が悪ければ、カニューレを動かした跡が不自然なシワとして、皮膚の上からも見える形で残ってしまうことがあります。これは、鼻の穴の中からカニューレを挿入する吸引方法で起こりやすく、口角の内側から脂肪吸引した場合は起こりにくいものです。また、脂肪吸引をした症例をたくさん持ち手術がうまい医師とそうでない医師とで仕上がりに大きな差が生まれやすい手術でもあります。
かえって老け見えの原因になってしまう
脂肪は経年変化が起こりやすいものです。頬の皮下脂肪であるメーラーファットは若い時はぷっくりしていて気になるものですが、歳を重ねると、どうしても減っていき、逆にげっそりとしてそれが老け見えの原因になることもあります。将来のたるみやシワを心配し、今ある脂肪を取ってしまうと、逆に歳を取った時に、げっそりとして立体感がなく、老けた印象を強めてしまったり、皮膚が余って、皮膚自体が垂れてほうれい線ができてしまったりします。
脂肪吸引をする前に、シワやたるみはメーラーファットのせいなのか、他にも原因がないのか、取る場合にはどれくらい取っても大丈夫なのかをじっくりと検討し、経年変化についても詳しい医師の助言も聞きながら、検討することをおすすめします。
メーラーファットを除去したのに悩みが解消されない
笑ったときに、頬がぷっくりと前に張り出すのを改善するために、メーラーファット除去を希望される方がいらっしゃいます。たしかに、メーラーファットの除去で頬の出っ張りが改善する場合もありますが、原因はそれだけとは限りません。顔についている脂肪は、メーラーファットだけでなく、いくつかの脂肪が絶妙なバランスでついています。顔の膨らみやたるみがひどい場合には、メーラーファットだけでなく、他の脂肪の影響も受けている可能性があるので、それらを総合的に見て、脂肪を除去する箇所や量を考える必要があります。どの部位を除去すれば、左右差も生まれず、バランスを崩すことなく理想の小顔に仕上がるのか判断できる医師を選びましょう。
アイズクリニックでは患者様にとって負担が少ない料金設定をしています
アイズクリニックでは、メーラーファットの除去や顔についた脂肪である「バッカルファット」や「ジョールファット」などの除去も行っています。前述の通り、顔の脂肪は絶妙なバランスでついているため、一つの脂肪を取り除いたからといって、必ずしも理想の顔には近づけないのが現実です。こうした複数の脂肪にまたがる除去手術を受けると、費用もかさみがちです。患者様にとってできるだけ負担が少なく、希望通りの施術を受けていただけるよう、安心できる料金設定にするよう心がけております。さらにお得なモニター価格もご用意しておりますので、是非一度ご相談ください。
AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。