バッカルファット除去について | AiZクリニックの鼻整形コラム|東京・表参道のAiZクリニック 

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バッカルファット除去について

バッカルファットは、頬の外側から口元にかけて存在する脂肪です。バッカルファットがある場所は、なかなか分かりにくいのですが、口の中を吸った時に吸える両頬のあたりだと考えると分かりやすいかもしれません。

バッカルファットが多いと、頬がポッコリと膨らんで見えます。この膨らみも若い頃であればかわいく見えるのですが、歳とともに下垂してくるため、ほうれい線の原因になったり、さらに垂れると、ブルドッグ顔の原因にもなります。

顔にある脂肪として有名なメーラーファットやジョールファットが皮下脂肪であるのに対し、バッカルファットはより深いところにある深部脂肪です。

一般的に皮下脂肪は体重の増減の影響を受けるため、部分痩せは難しいものの、ダイエットをすると、多少顔がほっそりしたり、小さくなることがあります。しかし、皮下組織よりもさらに深いところにある脂肪は体重の増減の影響を受けないため、ダイエットしても、ほっそりしたり小さくなることはありません。

つまり、バッカルファットが多く、それが原因で顔が膨らんでいたり、たるみが出ている場合は、除去するしか改善の方法はありません。

バッカルファットは誰でも取っていい?

バッカルファットを取ると、ぷっくり感やぽっちゃり感がなくなり、すっきりとしたシャープなフェイスラインが生まれます。特に、顔が下膨れになっていて、すっきりしないと悩んでいらっしゃる方には向いている施術です。

ただし、もともと顔が細かったり、バッカルファットの位置が頬骨近くの高い位置にある場合には、手術は適していません。具体的には、耳のあたりから口角に向けて、少し口を開けたときに指で押さえると凹むライン上にバッカルファットがある場合には、そもそも頬の膨らみやたるみの原因にはなっていないですし、この辺りは将来的にはくぼみやすくなる部分なので、脂肪除去はおすすめできません。手術適用でもないのに、もしこの部分のバッカルファットを取ってしまうと、将来顔がこける原因になるリスクがあります。

また、もともと顔に脂肪が少なく、ほっそりとしている方も同じように、バッカルファットを除去してしまうと、歳を重ねたときに、逆に頬がこけてしまう原因になるため、この手術は向いていません。

なかには、頬の膨らみが気になるならと顔の脂肪の経年変化を考えずに、バッカルファットを取り除いてしまう人もいますが、脂肪を除去する際には、将来の形も考慮したうえで慎重に取り除く必要があります。

バッカルファット除去に向いている方

・頬についた脂肪のせいでぽっちゃり見える
・下膨れやブルドッグ顔が気になる
・ほうれい線や口元の脂肪が原因でたるんだり、もたつく
・短期間で顔痩せしたい
・ダイエットしても顔の脂肪が落ちづらい

バッカルファットを取ればきれいなフェイスラインに?

バッカルファットは皮下脂肪とは異なり、より深部にある脂肪なので、除去した部分が凹む傾向があります。また、皮下脂肪の場合は、まるで彫刻のように、膨らんでいる余分な脂肪を削っていき、理想的なフェイスラインになるようにデザインできるのですが、バッカルファットのような深部脂肪の場合、場所が決まってしまっているため、細かなデザインの調節がしづらいというデメリットがあります。

そのため、バッカルファットを取ったからといって、顔の膨らみやたるみが必ずしも解消されるわけではなく、顔全体を理想的なフェイスラインに仕上げるには、他の部位の皮下脂肪も合わせて取らなければならないというケースがほとんどです。

バッカルファットを取ると、シャープな横顔に

バッカルファットがあごのライン近くまで下がっている場合、除去すると横から見たときにフェイスラインの骨がくっきりと見えて、顔と首との境目が出て、シャープな印象になります。逆にここに脂肪がついていると、フェイスラインにシャープさがなく、顔と首との境目が曖昧になって太って見えたり、野暮ったい印象になります。

ほうれい線やブルドッグ顔の解消にはバッカルファット+α?

前述のとおり、バッカルファット除去だけでは、理想のフェイスラインを完成させることは困難です。ほうれい線やブルドッグ顔の解消に関しても、バッカルファットの除去だけで、解消できる場合は少なく、他の部位の皮下脂肪もあわせて取ることで解消されることがほとんどです。

ただ、ダイエットしてもなかなか顔の膨らみが解消されないという方は、バッカルファットを除去することですっきりとしたフェイスラインを手に入れることができる場合もあるので、医師に相談してみるといいでしょう。

バッカルファット除去の失敗例が多い理由

顔がこける

バッカルファット除去の失敗例として良く聞かれるのが、「頬がこけた」「頬に影ができた」といったものです。こうした失敗は、そもそもバッカルファット除去の適用外だったにもかかわらず、除去してしまったことや、バッカルファットの取りすぎによって起こることがほとんどです。特に、若い方が施術を受ける際に注意すべき失敗で、顔の膨らみを気にして取ったものの、バッカルファットという深部脂肪を取ったために顔が凹んでしまったというケースや、将来の“こけ”を考慮せずに取りすぎてしまったために起こります。

左右差が出てしまう

人間の顔には左右差があるものです。仕上がりのイメージを固めずに、脂肪除去を行うと、仕上がってみたら、左右非対称の輪郭になっていたというケースもあります。

効果が出ない

顔の膨らみやたるみの原因は、必ずしもバッカルファットだけではありません。取り除くべき脂肪がバッカルファットではないにもかかわらず、バッカルファットを除去しても効果はあらわれません。バッカルファットの位置を特定するのは難しいのですが、しっかり位置を見極めた上で、膨らみやたるみを解消したい部分がバッカルファットの位置と重なっているのか、または他の部位の脂肪を取り除いた方が効果が出るのか、しっかり見極めればこうした失敗は起こりません。そうした意味でも、しっかり診断でき、仕上がりもデザインできる医師を探す必要があるでしょう。

バッカルファット除去に失敗したら

バッカルファット除去に失敗しても、取り去ってしまった脂肪は元には戻せません。そのため、顔がこけたり、左右差が出てしまったりといった変化があらわれたケースには、ご自身の脂肪を採取し、不純物や老化細胞などを取り除き、コンデンスリッチファットにした状態の脂肪を注入して、必要な膨らみを取り戻す修正を行っていきます。採取した脂肪は前処理を行うことで、定着率が上がります。

また、効果があらわれなかった場合には、理想のフェイスラインを作るため、削るべき脂肪を特定し、適切に除去していきます。

アイズクリニックでは脂肪除去が必要な部位をしっかり見極めます

アイズクリニックでは、顔の脂肪のつき方を総合的に診察しながら把握し、適切な部位を適量ずつ取り除いています。バッカルファットに関しては、一般的には失敗の多いとされる部位ですが、正しい知識に基づいてしっかり診察すれば、除去が必要な方とそうでない方が分かる部位です。当院では、美容外科業界に長年従事してきた医師が豊富な知識と経験をもとに、的確に診察、施術させていただきますので、安心してお任せください。

また、バッカルファットの除去の相場は一般的には10~40万円と幅広いものの、当院では15万4800円と比較的お受けいただきやすい価格設定にしております。モニター価格では12万9000円とさらにお得な価格もご用意しておりますので、是非一度カウンセリングにお越しください。

AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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