切開リフトとミニ切開リフトの違いとは?
切開リフトとミニ切開リフトの違いを解説
「切開リフト」と「ミニ切開リフト」は、どちらも“切って引き上げる”フェイスリフト系の治療ですが、同じ名前の延長として捉えると、期待と現実がずれやすい領域です。
それぞれの違いの中心は、切開の長さそのものというよりも、どこまで剥離して、どの層(皮膚だけか、SMASなど深い層までか)を、どれくらいの範囲で引き上げて固定するか、という「設計のスケール」にあります。
今回は、切開リフトとミニ切開リフトの違いについて解説していきます。
切開リフトとは
切開リフトとは、こめかみ付近から耳前・耳後ろ、場合によっては襟足側まで切開し、皮膚だけでなくSMAS(表在性筋膜)などの支持組織も含めて引き上げ、余剰皮膚を調整して固定する外科的なたるみ治療を指します。
どの範囲まで切開・剥離するか、SMASをどう扱うか(縫縮、引き上げ、固定など)は術式によって異なりますが、頬〜フェイスラインに加え、広い範囲のたるみ改善を狙いやすいのが特徴です。
「たるみの原因層にアプローチする」という意味では、糸リフトや照射治療よりも構造的な変化を作りやすく、強いたるみでも適応になり得ます。
ただし、手術としてのボリュームが大きくなるぶん、回復期間や管理も含めて計画的に検討する必要があります。
ミニ切開リフトとは
ミニ切開リフトとは、おもに耳前部を中心に、切開・剥離範囲を限定しながら、頬〜フェイスラインのたるみ改善を狙う手術です。
一般的な説明では、フルフェイスリフトより切開範囲が小さく、ダウンタイムも短い傾向がある、とされます。
ただし注意したいのは、「ミニ」という言葉の定義がクリニックごとに異なる点です。
どの層をどこまで処理するかで、同じ“ミニ切開リフト”でも期待できる変化や持続性が変わります。
見積もりや説明を受ける際は、名称よりも、切開範囲・剥離範囲・SMASの扱いがどう設計されているかを確認することが現実的です。
切開リフトのメリット
切開リフトのメリットは、改善できる範囲が広く、たるみの程度が強い場合でも効果を感じやすい点です。
皮膚だけでなく、SMASなどの支持構造に働きかけられるため、輪郭の崩れが進んだケースでも、原因に近い層から立て直す設計が可能になります。
また、範囲を広く扱える分、フェイスラインだけでなく頬の下垂や中顔面寄りの変化にも対応しやすく、左右差や下垂の方向性に合わせてベクトル(引き上げ方向)を設計しやすい点も利点です。
仕上がりの自然さは、単に強く引っ張るかどうかではなく、「適切な層を、適切な方向に、過不足なく」整えられているかで決まるため、術式選択とデザイン力の影響が大きい治療といえます。
切開リフトのデメリット
切開リフトは改善範囲が広いぶん、ダウンタイムが長引きやすく、術後管理も含めて負担が増える傾向があります。
また、外科手術として、腫れ・内出血・血腫・感染・傷跡・左右差・引きつれ・感覚の違和感など、合併症の可能性をゼロにはできません。
顔面神経に関連するリスクも含め、リフト系手術の重大な合併症として注意喚起されています。
さらに、術後の仕上がりは「引き上げ量」だけで決まらず、皮膚の余り、脂肪量、靭帯のゆるみ、骨格の変化などが複合的に関わります。
強いたるみほど期待も大きくなりがちですが、そのぶん“改善できること・できないこと”の線引きを事前に言語化しておかないと、満足度が下がってしまいがちな点もデメリットといえます。
ミニ切開リフトのデメリット
ミニ切開リフトのデメリットは、改善できる範囲が限定されやすい点にあります。
頬〜フェイスラインを中心に設計されることが多いため、首のたるみが主訴である場合や、広範囲で強いたるみがある場合は、ミニ切開リフト単独では「変化が控えめ」と感じる可能性があります。
また、「ミニだから安全」「ミニだから簡単」というものではなく、SMASなどの層を扱う以上、合併症リスクの考え方自体は切開リフトと同じ土俵にあります。
範囲が小さくても、引き上げ方向が不適切だったり、過剰なテンションがかかったりすれば、引きつれや違和感の原因になり得ます。
切開リフトとミニ切開リフトの効果と持続の違い
一般に、手術範囲が広い切開リフトのほうが、改善できる範囲が広く、持続性も期待しやすいと説明されます。
ミニ切開リフトは、適応が合えば十分な変化が出ますが、広範囲の下垂を一度に立て直す設計ではないため、狙いを絞った改善になる傾向があります。
どちらが効果的なのかは、たるみの原因や深刻度によって左右されます。
持続の体感も、皮膚の質、体重変動、紫外線、喫煙などの生活要因によって異なるので個人差があります。
「どちらがいい」とは一概にいえないため、カウンセリングで医師にどちらがいいか相談するのがおすすめです。
切開リフトとミニ切開リフトの料金相場の違い
料金については、ミニ切開リフトが50万〜80万円、切開リフトが90万〜200万円ほどといったところ。
もちろん、これはあくまで目安で、麻酔方法、SMAS処理の有無、術後フォロー、オプション(首の処理など)で総額は変わります。
同じ名前のメニューでも内容が異なることがあるため、比較は「どこまでの範囲を、どの層で、どう固定するか」という設計とセットで行うことが重要です。
切開リフトとミニ切開リフトのダウンタイムの違い
ダウンタイムは一般に、切開範囲・剥離範囲が広いほど長くなりやすい傾向があります。
切開リフトのダウンタイムは、大きな腫れ・内出血が約1〜2週間、むくみや拘縮(肌の硬化)が1〜3ヶ月続くのが一般的です。
術後3日目頃が腫れのピークで、1週間後の抜糸で大きな腫れは落ち着き、以降はメイクで隠せる程度になります。完全な仕上がりまでは約半年〜1年必要です。
ミニ切開リフトは、範囲を限定しやすい分、腫れや内出血などが切開リフトと比べて短期間で落ち着きやすいと説明されることがありますが、ゼロにはできません。
また、日常生活への復帰は「腫れが引いたか」だけでなく、「引きつれ感が落ち着いたか」「表情の動きが自然に戻ったか」「傷の赤みが落ち着いたか」など、複数の時間軸で考える必要があります。
切開リフトとミニ切開リフトの傷跡の違い
傷跡は、単純に“短いほうが目立たない”と決めつけられるものではありません。
一般に、切開が長いほど傷の総量は増えますが、切開線をどこに置くか、テンションをどう分散するか、皮膚の質(体質やケロイド傾向)などでも目立ち方は変わります。
切開リフトでは耳前から耳後ろ、襟足側へと切開が広がる設計が多く、ミニ切開リフトでは耳前中心になりやすい傾向にあります。
どちらを選んでも、術後しばらくは赤みや硬さが残りますが、時間経過で落ち着いてきます。
傷跡については「どれくらいで、どの程度まで目立ちにくくなる見込みか」を具体的に確認しておくと、術後の不安が軽減されるでしょう。
切開リフトとミニ切開リフトが向いている人の違い
切開リフトが向いているのは、たるみの範囲が広く、頬〜フェイスラインに加えて首元まで含めた下垂や皮膚の余りが目立つなど、より大きな変化を求めるケースです。
一方でミニ切開リフトが向いているのは、悩みの中心が頬〜フェイスラインで、たるみが中等度、首の処理を大きく必要としないなど、狙いを絞った改善が合理的なケースです。
切らない治療で物足りなくなってきたが、フルの切開リフトまではまだ踏み切りにくい、という段階で適応になることがあります。
後悔しないための切開リフトとミニ切開リフト比較ポイント
切開リフトとミニ切開リフトで後悔を防ぐには、「どれだけ引き上がるか」より先に、「どこが一番の悩みか」を明確にすることが重要です。フェイスラインなのか、頬の下垂なのか、首元なのかで、必要な範囲も層も変わります。
次に、「自然さ」をどう定義するかも大切です。
大きな変化を求めるほど、術後早期の違和感や腫れ、引きつれの体感が強くなることがあり、逆に自然さを優先しすぎると変化が物足りない可能性もあります。
また、同じメニュー名でも内容が異なることがあるため、カウンセリングでは「切開線の位置」「剥離範囲」「SMASをどう扱うか」「固定の考え方」「想定されるダウンタイム」「起こり得る合併症と対策」を、できるだけ具体的に確認しましょう。
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たるみ施術は、同じ「リフトアップ」に見えても、適した方法が人によって異なります。
ミニ切開リフトか切開リフト、どちらが自分に適しているかの判断はもちろん、現在の状態と希望する変化を整理した上で選ぶことが、納得感につながるでしょう。
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