口角挙上とは?手術やボトックス・ヒアルロン酸による施術を解説
にこやかな印象になる「口角挙上」とは?
口角挙上とは、下がって見えやすい口角(口の端)を上向きに整え、口元の印象をやわらげたり、明るく見せたりすることを目的とした美容施術の総称です。
方法は大きく分けて、注射などで一時的に変化を出す「切らない方法」と、切開して形そのものを整える「手術(切る方法)」があります。
どちらが適しているかは、口角が下がって見える原因が、筋肉の動きによるものなのか、皮膚のたるみや唇のかぶさりによるものなのかで変わります。
口角挙上手術
口角挙上手術とは、口の端(口角)が下がって見える状態を、切開して形そのものを整える手術です。
口元の「への字」っぽさや不機嫌そうに見える印象を、口角の位置やラインを調整することでやわらげる目的で行われます。
どの手法でも大事なのは、口角の上げ幅を欲張りすぎないことです。上げすぎると不自然に見えたり、笑ったときに違和感が出たりすることがあるため、無表情と笑顔の両方で「どこまで変えたいか」をすり合わせたうえで、切る位置や切る量を決めるのが基本になります。さらに、左右差は誰にでもあるので、術前に左右差をどう扱うか(どこまで揃えるか)も確認しておくと安心です。
口角挙上手術は以下のように3つの方法にがあり、理想の仕上がりや予算によって選択できます。
皮膚切除・全層法(外切開)
口角付近の皮膚(場合によっては粘膜側まで含むこともあります)を、ひし形などの形でごく少量切除し、縫い縮めることで口角を上向きに再配置する方法です。
簡単に言うと、口角の外側に「上がった形になるように余分を取って縫い直す」ため、狙った角度を作りやすく、変化が比較的はっきり出ます。
無表情のときに口角が下がって“への字”に見えるタイプでは、目に見える改善につながりやすいのが強みです。
一方で、外切開である以上、傷跡の管理が結果を左右します。
切開線は口角のシワや輪郭に沿わせて目立ちにくく設計しますが、赤みが落ち着くまでには一定の時間がかかり、体質によっては色味や段差が気になることがあります。
さらに、切除量を欲張って口角を強く上げ過ぎると、静止時は良く見えても笑ったときに不自然さが出たり、口元が引きつれた印象になったりするので注意しましょう。
ここで大事なのは「どれくらい上げるか」だけではなく、口角のカーブの作り方と、正面・斜め・笑顔のすべてで自然なデザインにすることです。
また、全層法という考え方は、皮膚表面だけでなく深い層まで関与させることがあり、変化を固定しやすい反面、腫れや硬さが落ち着くまでに時間が必要になることがあります。
術後すぐの見え方は完成形ではなく、「硬さが取れて表情が戻る過程」を経て自然になっていく、という前提で計画するのが現実的です。
口角挙筋・筋肉処理法
筋肉処理法は、皮膚切除や切開だけで口角を“形として”上げるのではなく、口角が下がる原因になっている筋肉の働きを弱めたり、口角が上がる方向の筋肉の働きをサポートしたりして、動きの面からも口角を上げやすくする発想です。
口角が下がって見える人の中には、静止時の形だけでなく、表情のクセとして「下げる力」が優位になっているケースがあります。
このタイプでは、皮膚だけを整えても、日常の表情の積み重ねで戻りやすく感じたり、口角の角度が安定しなかったりすることがあります。
そこで、筋肉に対する処理を組み合わせて、後戻りを抑えたり、表情の中で自然に上がる方向へ誘導したりする手法です。
筋肉処理法は、下げる力を弱め過ぎると、笑い方や口の動きに不自然さが出たり、左右差が目立ったりするほか、反対に控えめ過ぎると期待した変化になりにくい施術。
筋肉は左右で付き方や強さが完全に同じではないため、術前の表情観察が非常に重要です。
無表情での口角の角度だけを見て決めるのではなく、会話中・微笑み・口をすぼめる動作など、日常に近い動きの中でどこに癖があるかを見極めたうえで、処理量を決める必要があります。
また、外切開のデザインが必要な場合は、傷のケアと筋肉処理が両輪になります。
つまり、筋肉処理を入れれば何でも解決、ではなく、形を作る設計と、動きを整える設計をどう噛み合わせるかが肝になってくるでしょう。
皮弁法(Z形成など)
皮弁法は、皮膚をただ切って寄せるのではなく、Z型などの切開を使って皮膚の向きを入れ替え、引っ張られる力を分散しながら形を変える方法です。
口角付近は表情で動きが大きく、まっすぐな傷が引っ張られやすい部位なので、直線的な縫合だけで上げようとすると、引きつれが出たり、傷が硬くなったときに線が目立ちやすくなったりすることがあります。
Z形成は、傷をジグザグにすることで張力を分散し、拘縮(傷の硬さによる引きつれ)を起こしにくくする狙いがある施術です。
この方法のメリットは、見た目の自然さと、動きの中での突っ張りを抑えやすいこと。口角は「止まっているとき」だけでなく「話しているとき」に違和感が出やすい場所なので、動きの中でのなじみを優先したい場合に価値があります。
一方で、Z形成は設計の自由度が高いぶん、デザインが難しく、適応を見誤ると傷のラインが予想外の位置に見えたり、かえって傷が目立つ方向に出たりすることがあります。
つまり、直線の傷を隠しやすい人にとっては、わざわざジグザグを作る必要がない場合もありますし、皮膚の質やシワの入り方によっては、Z形成が有利に働かないことも。
また、Z形成は「上げ幅を大きくするための手法」というより、「上げた状態を、よりスムーズに、より自然に保ちやすくするための手法」と捉えるほうが理解しやすいです。
大きな挙上を狙う場合には、別の手法(皮膚切除や筋肉処理)と組み合わせて設計することもあります。
口角挙上ボトックス
口角挙上ボトックスは、口角を下げる方向に働く筋肉の作用を弱め、口角が下がりにくい状態を作ることを狙う施術です。
切開を伴わないため、負担を抑えつつ変化を試したい場合に検討されます。
一方で、効き方には個人差があり、量や注入部位によっては左右差が出たり表情が不自然に感じたりするします。
また、効果が永続ではないことは理解しておきましょう。
ボトックスは「形を作り直す」というより、「動きのクセを整える」発想に近い施術です。無表情のときの印象を軽くしたいのか、写真で見える口角の角度を変えたいのかによって、満足度も変わりやすくなります。
口角挙上ヒアルロン酸
口角挙上ヒアルロン酸は、口角付近や口周りのバランスを整える目的で注入を行い、口元を立体的に見せたり、下がって見える印象を緩和したりするアプローチです。
注射治療はダウンタイムが比較的短いというメリットがありますが、唇の形状やたるみの状態によっては効果が乏しい場合があります。
口角挙上後の後戻り
口角挙上の後戻りは、特に「切らない方法」で話題になりやすいポイントです。
ボトックスや注入は時間経過で効果が薄れていくため、「戻った」と感じやすいでしょう。
また、切開手術による口角挙上を受けた後でも加齢変化は続くため、将来的に印象がゆるやかに変わっていく可能性はあります。
後戻りを必要以上に恐れるよりも、どの程度の変化をどのくらいの期間で期待するのか、そして維持のためにどのような選択肢(再施術、他施術の併用)が現実的なのかを、最初に整理しておくほうが納得感につながります。
口角挙上の失敗ケース
口角挙上で「失敗した」と感じるポイントとしては、左右差、傷跡が気になる、不自然な上がり方、思ったより変化がない、といった点が挙げられます。
左右差は、もともとの唇の形や筋肉の動きに左右差がある場合に起こりやすい失敗例です。
また、術後早期は引きつれや硬さの影響で、想定より派手に見える時期があり得ることも示されています。
こうした経過を知らないと、正常な回復過程でも不安が強くなりやすいので、カウンセリングでは完成までの時間軸を具体的に確認することが大切です。
口角挙上の傷跡は目立つ?
口角挙上の傷跡は、術式によって考え方が変わります。
皮膚側を切る方法では外側に傷ができるため、しばらくは赤みや膨らみが目立ちやすいでしょう。
一方、切開の傷自体は時間とともに落ち着いていくことが多く、半年程度を目安に目立ちにくくなる、という説明もあります。
傷跡の目立ち方には体質差があるため、「どの位置に、どの形で傷ができるのか」「ケアで何ができるのか」「どの程度の期間を見ておくべきか」を具体的に確認しておくと安心です。
口角挙上のダウンタイムはどのくらい?
口角挙上のダウンタイムは、注射と手術で性質が異なります。
切らない施術では腫れや内出血が出ても比較的短期間で落ち着きますが、手術では腫れ・内出血に加えて、傷の硬さによる引きつれ感が一定期間出ることがあります。
大切なのは「予定をいつ入れられるか」だけでなく、「表情の自然さが戻るまでの見通し」も含めて計画することです。
マスクで隠せる時期と、食事や会話で気になりやすい時期は必ずしも一致しないため、生活スタイルに合わせたスケジューリングが必要です。
口角挙上の料金
口角挙上の料金は、切らない施術か手術か、手術でも術式やデザイン、麻酔、術後フォローの範囲によって幅が出ます。
手術(切開法)の場合、両側でおよそ30−60万円万円。
切らない「切らない口角挙上」は約7万〜10万円で、手術法より安価です。
ただし、価格だけで判断すると「どこまでが含まれているか」が見えにくくなります。見積もりを見る際は、麻酔や薬、再診、抜糸などがどこまで含まれるのか、追加費用が発生しやすい項目は何かを確認しておくと、後からの認識違いを防ぎやすくなります。
口角挙上は何ミリ上がる?
口角挙上の手術では、一般的に2〜5mm程度、最大でも数ミリ(3〜7mm程度)しか変わりません。「口角挙上は何ミリ上がるのか」はよくある疑問ですが、ミリ数は目安にしかならないことが多い領域です。
同じ1〜2mmの差でも、口角の角度、唇の厚み、輪郭とのバランス、表情のクセによって“見え方”が大きく変わります。
さらに、術後早期は腫れや硬さの影響で上がって見えやすく、時間の経過でなじむ過程もあります。
口角挙上が向いている人
無表情のときに口角が下がって見えやすく、口元の印象を整えたい目的がはっきりしている人は、口角挙上が向いているといえるでしょう。
特に、皮膚のかぶさりや唇外側のたるみが原因で口角が隠れて見える場合は、注射の効果が乏しいことがあるため、手術を選択すると効果を感じやすい傾向にあります。
一方で、表情のクセが主な原因であれば、切らない治療で十分な場合もあります。
向き不向きは自己判断が難しいため、原因を見極める診察が重要です。
口角挙上はバレる?
口角挙上がバレるかどうかは、変化量と回復時期の過ごし方に左右されます。
注射治療は大きな腫れが出にくいことが多い一方、効き方によっては表情の印象が変わり、「何か違う」と気づかれる可能性はゼロではありません。
手術は、腫れや赤み、テープ固定などの要素があるため、ダウンタイム中は周囲に気づかれやすい場面が出ます。
いずれの場合も、「自然に見せたい」のか「しっかり変えたい」のかで設計は変わります。バレにくさを優先するなら、変化量を段階的にする選択や、予定の組み方まで含めて現実的に計画することが大切です。
AiZクリニックへのご案内
口角挙上は、適したアプローチ方法が人によって異なるため、現在の状態と希望する変化を整理した上で選ぶことが、納得感につながります。
AiZクリニックでは、口角挙上のメリットだけでなく限界やリスクも含めて丁寧にご説明し、無理のないプランをご提案しています。
口角挙上を検討している方は、ぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。
AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。






























































































































































