傷の残らない口角挙上とは?口腔内法(内側法)について解説
傷の残らない口角挙上とは?
一般的に「口角挙上術(口角リフト)」といえば、口角(唇の両端)付近の皮膚を切開して上向きに引き上げる手術を指し、下がった口角を改善することで笑顔や口元の印象を明るく若々しくする治療です。
従来の口角挙上術では、口角の皮膚をわずかに切除して縫い合わせるため、口角部分に小さな傷跡が残るのが一般的でした。
一方で「傷の残らない口角挙上」は、外から見える皮膚表面に傷を残さない方法で口角を引き上げる術式のことを指します。
代表的な方法に、口の中からアプローチする内側法(口腔内法)や、メスを使わず糸で引き上げる糸リフトなどがあります。
外側法(三角形の切開)による口角挙上
口角挙上(口角リフト)にはおもに外側からの方法と内側からの方法があります。
外側法(三角形の切開)では、唇の端の皮膚をわずかに切開して口角を吊り上げ、余分な皮膚を取り除いて縫合します。
この方法では物理的に口角位置を変えるため一度の施術で半永久的な効果が期待できます。しかし、患者様によっては、「傷が残らないか」が大きな悩みになることがあります。
口角部分とはいえ顔の皮膚を切開しますので、術後に小さな傷跡が口元に残る点は否めません。
傷跡自体は時間とともに徐々に目立たなくなるものの、「笑ったときに傷が見えたら嫌だ」「メイクで隠せるのか心配」といった不安を持つ方もいるでしょう。
内側法(口腔内法)による口角挙上
一方、傷跡を気にする方に向けて発展したのが内側法(口腔内法)による口角挙上です。
これは口角の内側、つまり上唇と下唇の境目あたりの口腔粘膜を数ミリ切開して内部からアプローチする施術です。
口腔内を切開し、口角を引き上げる筋肉(口角挙筋や大頬骨筋)を短縮・固定することで口角の位置を上げます。
皮膚表面に傷ができないため外見上傷跡が残らないのが最大のメリットですが、皮膚切除を伴わない分一度に引き上げられる量に限界がある点や、筋肉を縫合しても表情の動きで糸が切れてしまうリスクがある点には注意が必要です。
このため、下がり具合が強い場合や大きな変化を求める場合には、従来法(外側からの口角リフト)の方が適しているケースもあります。
口角挙上による傷跡の悩み
傷跡の悩みという点では、たとえ外側からの施術でも形成外科的な配慮によってかなり軽減できます。
傷の線が唇の輪郭に重なるようなデザインにしたり、縫合を丁寧に行ったりすることで、傷跡はできるだけ目立たない形にすることができます。
実際、経験豊富な医師であれば、傷の位置を工夫し極細の糸で丁寧に縫合することで、時間の経過とともにほとんど目立たない傷跡に落ち着かせることが可能です。
術後6か月もすれば「よく見ないとわからない」程度になることが多く、笑ったときや口を開けたときにも違和感が出にくい自然な仕上がりが期待できるでしょう。
口角挙上:口腔内法(内側法)の切開位置・縫合技術
口腔内からの手法(傷の残らない口角挙上)では、切開自体が外から見えない粘膜側になるため、そもそも皮膚表面に傷跡は生じません。
この方法でも術後は口の中の粘膜を数針縫合しますが、こちらは吸収糸(時間とともに体内に吸収される糸)を使うことが多く、抜糸の必要がないケースが一般的です。
粘膜は皮膚より治癒が早いため、1~2週間もすれば傷は塞がり、口腔内の縫合糸も自然に取れていきます。
切開位置が見えないだけでなく、傷の治りも比較的早い点でメリットの大きい方法と言えるでしょう。
傷の残らない口角挙上のダウンタイム・腫れ・痛み・術後経過
一方、内側法(傷跡が残らない方法)の場合、術後の経過は比較的スムーズです。
術後すぐから唇の傷以外は普段通りに口が使えますし、外から見える糸も出ていません。
ただし口腔内に糸がありますので、抜糸不要とはいえその糸が溶けて取れる1~2週間は、口の中を清潔に保つ必要があります。
食後は毎回うがい薬などで口をゆすぎ、傷に食べかすが詰まらないようにしましょう。
また刺激物(香辛料の強い料理やアルコール飲料)は傷の治りを遅くする可能性があるため、最低1週間程度は控えてください。
腫れは内出血も少ない分軽く、外見上も腫れぼったさが引くまでせいぜい1週間程度です。仕事復帰や人前に出る予定がある場合は念のため1週間ほど休みを見ておけば安心ですが、マスクでカバーできる職種であれば数日で日常生活に戻る方もいます。
いずれの方法においても、術後1か月もすれば大半の腫れや違和感は解消し、自然な表情になってきます。
傷の残らない口角挙上に向いている人
口角挙上は、「口角が下がっているせいで不機嫌そうに見られがち」「笑顔に自信が持てない」「口元のせいで老けて見える」といったお悩みを持つ方に適した施術です。
具体的には、口角がへの字に下がっている方、普段から口角を上げづらい方、加齢により口角周りの皮膚や支持組織が緩み口角が下がってきた方などに向いています。
施術によって口角がキュッと上がると、表情がパッと明るく見えるため、初対面の印象を良くしたい方や写真映りを良くしたい方にも効果的です。
また、常に口角を上げて微笑んでいるような口元になるため、接客業など笑顔を求められる職業の方にも人気があります。
傷の残らない口角挙上の注意点
傷の残らない口角挙上には注意が必要なケースもあります。
まず、表情筋のバランスは人それぞれですが、口角を下に引っ張る筋肉(口角下制筋)が非常に発達していると、手術で物理的に口角位置を上げても筋肉の牽引力で元に戻ろうとする可能性があります。
そのような方には、口角下制筋を部分的に切除する手術やボトックス注射を組み合わせて筋肉の力を弱める対応をとることもあります。
次に、口元の左右差が大きい方です。もともと片側の口角だけが下がっていたり、笑ったときの左右差が顕著な場合、手術によって左右差がゼロになるとは限りません。
むしろ左右差を完全になくそうと無理に引き上げると不自然さに繋がるため、左右差はある程度残る可能性を念頭に置いて施術計画を立てる必要があります。
そのほかにも、厚い唇やたるみが原因で口角が下がって見える方も注意が必要です。
この場合、単に口角を上げるだけでは理想的な改善にならないことがあります。
唇自体のボリュームが過剰で下垂している場合は唇縮小(口唇縮小術)で唇の厚みを減らす、あるいは口角のたるみが強い場合はフェイスリフトで頬のたるみごと引き上げる、といった総合的なアプローチが適しているケースもあります。
カウンセリングで口元全体の状態をしっかり評価し、本当に口角挙上単独で解決できる悩みかどうかを見極めることが大切です。
傷の残らない口角挙上と他施術との組み合わせ
口角挙上は単体でも効果的な施術ですが、悩みや希望によっては他の施術と組み合わせることで相乗効果が得られます。
傷の残らない口角挙上とM字リップ形成
代表的な組み合わせとしてはM字リップ形成が挙げられます。
口角挙上で口元全体の印象を上向きにしつつ、M字リップで上唇に立体的な山を作ることで、口角から唇中央までバランスよく整った美しい口元をデザインできるでしょう。
実際に両施術を同時に受けることで、常にご機嫌そうで魅力的な笑顔を作りつつ、唇にもふっくらとした可愛らしさをプラスすることが可能です。
「笑ったときにいかにも手術をした印象が残らない」自然な仕上がりを目指せるのも、組み合わせ施術の利点です。
傷の残らない口角挙上と口唇縮小術
上唇が厚く垂れ下がっている場合や口角周辺にボリュームがありすぎる場合、唇の内側から粘膜と脂肪組織の一部を切除して薄くする口唇縮小術を同時に行うことで、口角挙上の効果を一層引き立てることができます。
唇が薄くスッキリする分、口角の上がり具合が相対的に目立ち、口元全体がシャープで垢抜けた印象になります。
傷の残らない口角挙上と脂肪・ヒアルロン酸注入
反対に唇が薄い方では、口角が上がっても上唇のボリューム不足で物足りなく感じるケースがあります。
そのような場合には脂肪注入やヒアルロン酸注入で上唇全体にボリュームを出したり、口角付近にボリュームを足したりすることも有効です。
もともと唇の厚みがない方が口角挙上をすると、確かに口角は上がるものの笑ったときに歯茎が見えやすくなる場合があります。
適度にボリュームを補うことで唇の縦幅とのバランスが取れ、より自然で若々しい口元になるでしょう。
傷の残らない口角挙上と人中短縮術(リップリフト)
口角挙上と同時に人中短縮術(リップリフト)を行うケースもあります。
鼻の下が長いと口角の位置が相対的に下がって見えるため、鼻下を短くする手術と組み合わせて口元全体のバランスを整えるわけです。
ただし人中短縮術は鼻の下に傷ができる施術ですので、「傷の残らない口角挙上」と同時に行う際はトレードオフをよく検討する必要があります。
AiZクリニックには傷の残らない口角挙上が得意な形成外科医が在籍
口角挙上のように繊細なデザインと高度な縫合技術が求められる施術では、形成外科の専門知識を持つ医師に任せることが何よりの安心材料です。
AiZクリニックには、形成外科の専門性を備えた医師が在籍しています。
単に美容的な観点だけでなく医療的な安全性と確かな技術力に裏打ちされた施術を受けられるのが特徴です。
また、当クリニックではカウンセリングからアフターケアまで一貫して形成外科医が携わり、患者様一人ひとりに丁寧に向き合っています。
特に口角挙上はミリ単位の調整が仕上がりを左右する繊細な手術ですが、経験豊富な医師が表情筋の動きまで考慮してデザインします。
さらに、仕上がりの自然さへのこだわりも、AiZクリニックが大切にしているポイントです。「いかにも手術しました」という雰囲気を残さず、あくまで自然な表情の延長線上で可愛らしさがアップデートされるような結果を目指しています。
「笑顔に自信が持てない」「口元を明るい印象にしたい」という方は、ぜひAiZクリニックの無料カウンセリングにお越しください。
AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。






























































































































































