鼻整形でよくあるトラブルと修正について
鼻整形は、ヒアルロン酸を注入する比較的簡単なものから、糸で縫い留めたり、プロテーゼを挿入したり、耳介軟骨を移植したりなど大がかりなものまで様々です。理想の鼻の形や現状の鼻の形に応じて、手術内容は変わってくるわけですが、手術の方法が変われば、失敗したときのトラブルも異なります。そして、それらのトラブルを修正する方法も変えなければならないので、合わせて検討する必要が出てきます。
鼻整形でよくあるトラブル
鼻整形は、大きく分けてメスを使うものと使わないものに分けられます。
メスを使わないものは施術時間もダウンタイムも比較的短く、いわゆる“プチ整形”と呼ばれることが多いのですが、施術が比較的簡単だからといってトラブルが全くないというわけではありません。また、メスを用いた手術に関しては、執刀する医師の知識や技量が仕上がりを大きく左右するため、医師選びを誤ると様々な取り返しのつかないトラブルが起こりがちです。
切る整形と切らない整形とに分けて、それぞれで起こりうるトラブルを見ていきましょう。
切らない整形に伴う失敗
ヒアルロン酸で鼻筋が太くなる
ヒアルロン酸の注入量が多すぎると、なじんでいく過程で横に広がって鼻筋が太くなることがあります。また、鼻にはヒアルロン酸を吸収しやすい部分とそうでない部分があるので、追加注入する際に、全ての部分に均一に注入すると、部分的にヒアルロン酸が多くなりすぎる部分ができてしまいます。すると、鼻筋が太くなるリスクが上がります。
糸が飛び出てくる
糸リフトをする際に、使用する糸を入れる方向や深さを誤ると、術後に糸が皮膚から飛び出てくるリスクがあります。そんな時は、糸を抜去してしまえば、元に戻せるのですが、こうした失敗は、糸リフトの施術経験が少ない医師によって起こることが多いので、医師やクリニック選びは事前にしっかり行うようにしましょう。
手術後元に戻ってしまう
ヒアルロン酸や糸リフトの場合、効果が続く期間は限定的です。ヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収されてしまいますし、糸リフトは何かの衝撃で糸が切れてしまったり、自然とほどけてしまうこともあります。これは失敗やトラブルというよりも施術の性質上仕方ありませんが、こうした場合にも継続的に相談できるクリニックがおすすめです。
切る整形に伴う失敗
挿入したプロテーゼが飛び出る
プロテーゼにもいくつか種類がありますが、プロテーゼが鼻先から飛び出るというのは、L型プロテーゼを挿入後に起こりうるトラブルです。L型というのは、鼻筋から鼻先の下のあたりまで鼻の形に添ってL字になった部分に挿入するものです。このプロテーゼは、元々形作られているのでそのまま挿入するだけできれいなラインが作れます。しかし、I型のプロテーゼとは異なり、細かな調整がきかないため、元の鼻の形に合わず、鼻先から透けたり、飛び出してきたりすることがあります。
鼻筋が曲がる、不自然に高くなる
鼻筋にプロテーゼを挿入する際、入れる場所を間違えると、術後にプロテーゼがずれやすくなり、鼻筋が曲がることがあります。また、入れる位置を間違えると、不自然な鼻の高さになることがあります。
鼻翼が不自然な形に
鼻翼をできるだけ小さくしようとした結果、不自然に鼻翼が小さくなったり、それに伴って、鼻の丸みがなくなったりと極端に不自然な形になることがあります。
鼻先が太くなってしまった
鼻翼を小さくすると、それに伴って、鼻先が丸く強調されることがあります。これでは、鼻翼を小さくしても意味がないので、鼻尖縮小の手術もする必要があります。もちろん、もともとの鼻の形からして、理想の鼻に近づけるには鼻翼縮小と鼻尖縮小の両方が必要とする判断もありますので、費用のことも念頭に起きながら、医師と相談してみるといいでしょう。
鼻の穴が小さくなりすぎてしまった
鼻翼縮小では、鼻翼の外側もしくは内側をメスで切開・切除し、縫合して、小さくします。この際、鼻翼の外側と内側のどちらを切るかは、その方の鼻の形状を見ながら医師が判断するのですが、外側を切ると傷跡が目立ってしまうのではと懸念される方が多いようです。そのため、本来ならば外側を切った方がいい方が、内側から切るために鼻の穴が小さくなってしまうという失敗が起こりえます。
鼻の穴の大きさが左右で違う
人間の体にはもともと左右差があります。鼻の穴も同じで普段は意識していなくても手術を受けるなど、その部位をずっと観察していると気になるものです。手術前のカウンセリングでこうしたことは綿密に分かり、場合によっては手術時に微調整するなどできるので相談するといいでしょう。
効果が見られない
どんな手術でもカウンセリング時の意思疎通がうまくいっていなかったり、医師の技量が足りなかったりなど、様々な要因で術後の効果があまり感じられないことがあります。周りから見ると、自然な仕上がりながら、しっかり変化は出ているのに本人だけが納得がいかないというケースもあります。術後のこうしたトラブルが起こらないためにも、カウンセリング時にしっかりとシミュレーションをしたり、希望を伝え、納得のいくまで医師と相談することをおすすめします。
ピンチノーズ
ピンチノーズとは、洗濯ばさみで鼻先をつまんだかのように不自然に細くとがっている様子を言います。鼻筋に比べ鼻先が極端に細くなっていたり、鼻翼との境目がくっきりしすぎていたりするのがその特徴です。ピンチノーズの原因には、鼻先を細くするために鼻翼軟骨をきつく結び過ぎたり、軟骨を除去しすぎたり、術後のギプス固定がきつすぎたりすることがあります。また、鼻尖形成の手術を何度も繰り返していると、手術部位が瘢痕化といって傷が完治しないまま、陥没や隆起を起こし、ピンチノーズになる危険性があります。
切る&切らない整形に共通して起こる失敗
感染による壊死が起こる
鼻の手術の際に、施術箇所が炎症を繰り返し、皮膚が壊死してしまうことが稀に起こります。こうしたケースは、医師の技術が不足していたり、クリニックが衛生上の問題を抱えていることで起こります。最近では、韓国などでの整形も流行っていますが、しっかり意思疎通が図れるか、術後もアフターケアをしっかりしてくれるか、安さだけを重視しすぎず、事前に医師やクリニック選びをしっかりするようにしましょう。
失明する
鼻を高くするために、ヒアルロン酸を注入する際、誤った場所に薬剤が入ってしまい、視神経を痛めて失明することがあります。ヒアルロン酸注入というと注射器を使った“プチ整形”とされ、施術する側される側ともに気軽に受け止めがちです。しかし、施術方法によっては重大な事故が起こりうる施術だということをしっかり把握して、施術する場所を吟味すべきです。
トラブルが起きてしまった時の修正方法
前述のとおり、鼻の手術では様々なトラブルが起こりえます。ヒアルロン酸に関するトラブル時にはヒアルロニターゼというヒアルロン酸を分解する薬剤を注入したり、糸は抜去したりすることで元に戻すことができます。ただ、メスを使った手術の場合、元に戻すことは困難です。多くのケースでは、他院で修正を行うことが多いようですが、その際にもできる限り、よい修正が加えられるように行った手術の詳細が分かる資料を取り寄せ、執刀医に伝えることが大切です。また、大前提として他院修正の経験が豊富で実績がある医師に頼ることが大切です。
アイズクリニックでは他院修正もお任せください
いずれの整形トラブルに関しても言えることは、手術箇所は癒着や傷跡がある組織なので手術時には柔軟に対応していかなければならないということです。つまり、執刀医には経験と知識に裏付けられた高い技術力が必要だということです。アイズクリニックでは、他院修正においても、患者様の今の状態をしっかりと診察し、状況に応じて的確な手術を行っています。もう二度と失敗したくないあなたに、私たちはじっくりとお悩みとご希望をお聞きし、最適な医療で寄り添います。どうぞ一度カウンセリングにお越しください。
AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。