鼻筋がない人の対処法は?高く見せるには?

日本人の多くは彫りが浅く、鼻筋も通っていない傾向にあります。鼻は顔の中心を通っているので、鼻筋ラインが一直線に伸びていると、顔全体がすっきりと整って見えますが、鼻筋が通っていなかったり、ぼやっとしていると、顔全体のバランスが崩れ、野暮ったい雰囲気になります。そのため、鼻の美容整形では、この“鼻筋”を作りたいという方が多くいらっしゃいます。今回は、鼻筋を通し、すっきりとした印象を与えるための美容整形手術についてご紹介していきます。
鼻筋を通すには「高さ」「ライン」「尖り」が大事
実は、鼻筋は誰にでもあります。ただ、高さがなかったり、はっきりと分かりづらかったり、真っすぐでなかったりすると、“鼻筋がない”と表現されてしまうのです。つまり、鼻筋を通すには、鼻の付け根部分から鼻先に向けての“鼻背”というラインをまっすぐにし、さらに鼻全体に高さを出すこと、そして鼻先に適度な尖りを与えることが大切なのです。
鼻筋は隆鼻術ですっきりと通す
鼻筋を通すため、鼻背を高く、真っすぐに整えるのに用いられる手術の一つが隆鼻術です。方法は様々で、ヒアルロン酸を注射器で注入して高さを出したり、医療用のプロテーゼや耳介軟骨を挿入して高さを出したりなどがあります。
ヒアルロン酸による隆鼻術
ヒアルロン酸を鼻背や鼻根部に注入し、鼻全体に高さを出し、ラインも整えます。ヒアルロン酸の注入量はその方の鼻の状態や顔とのバランスを見ながら加減できるので、自然に見える範囲で調整し、仕上げることができます。
また、ヒアルロン酸による隆鼻術では、メスを使わないので、施術後は注射の痕くらいで大きな傷も残らず、ダウンタイムが短く、すぐに日常生活に戻れるのが大きなメリットです。ただ、ヒアルロン酸は注入後、時間とともに体に吸収されていきます。1~1.5年ほどで効果が薄れていくことを考慮し、継続的に適量を調整しながら注入し続けるのか、半永久的に鼻筋を作れる手術を受けるのかを検討する必要があります。
この施術では、クリニックによって、使用するヒアルロン酸の薬剤が異なるため、それによって仕上がりや持続力に差が生まれます。鼻に注入する場合は、少し硬めの薬剤を用い、形を保持する必要がありますが、こうしたヒアルロン酸は比較的高価になりがちです。
しかし、安さを謳ったクリニックに行ってしまうと、安価な薬剤を使い、鼻筋が逆に太くなるという失敗例をよく聞きます。クリニック選びの際は、安さだけでなく、使用する薬剤などにも注目し、事前にチェックしておくといいでしょう。
プロテーゼを挿入する隆鼻術
医療用のプロテーゼを鼻に挿入し、鼻筋を高くしながら、形も整える手術です。プロテーゼは、医療用シリコンで作られており、一般的な手術にも用いられる素材で、ヒアルロン酸とは異なり、体内に吸収されることもないので、一度施術すれば半永久的に効果を実感できるのが大きなメリットです。
ただ、メスを用いて組織下にプロテーゼを挿入し、術後の数日間はしっかり固定し、1カ月ほどはできるだけ衝撃を与えないように用心しながら過ごす必要があるため、ダウンタイムが長くなりがちで、生活に大きな影響が出ることを覚悟しておく必要があります。
また、痛みがどうしても強くなりがちなので、処方された薬を服用しながら、安静に過ごし、患部を冷やしたりなどしなければなりません。術後に、しっかり休暇をとれるよう、余裕あるスケジュールを確保する必要があります。
自らの耳介軟骨を移植する隆鼻術
シリコンプロテーゼは人工物ですが、その代わりに、自らの軟骨組織を移植して行う隆鼻術もあります。この時に使う軟骨組織はほとんどの場合、耳の後ろにある“耳介軟骨”です。自己組織を用いるメリットは、なんといっても拒絶反応や副作用が起こりにくいことです。ただ、この手術の場合、軟骨組織を移植する鼻だけでなく、取り出す耳にもダウンタイムが発生するため、プロテーゼを使ったときよりもダウンタイムが重くなります。
糸を使った隆鼻術
医療用の糸を使った隆鼻術もあります。この方法では、メスは使わず、糸のみを使って、鼻尖を高くしたり、小鼻の幅を狭めたり、鼻筋を高くしたりできるため、メスを使った時よりもダウンタイムは短くて済みます。
ただ、この手術を行う際は、メスを使って患部を開き目視しながら行う手術とは異なり、患部を目視できないので、医師の感覚と技術力、経験が物を言います。それだけに、時として、手術をしてもあまり効果を実感できないこともあります。
また、手術がうまくいったとしても、挿入した糸が何らかの衝撃で切れたり、自然と取れたりなど、持続力は1年ほどと短いのもデメリットです。
鼻先の適度な尖りがさらに鼻筋を際立たせる
前述したように、鼻筋を通すには、鼻筋から鼻先までのラインを整えることが大切です
ここまでは、鼻筋に高さを出し、真っすぐにする方法をご紹介してきましたが、これに加え、鼻先にも適度な尖りを出すことで、より一層きれいなラインを作ることができます。
余分な組織を取り除き鼻先を確実に細くする鼻尖縮小術
鼻先を適度に尖らせるには鼻先を丸くしている原因の皮下組織や脂肪組織を取り除き、左右に広がった鼻翼軟骨を中央に引き寄せて縫い合わせます。余分な組織がなくなることで縫い寄せたときに邪魔するものがなくなり、適度な尖りが生まれます。鼻の穴の内側から切開し行える手術なので、術後も傷跡をそれほど気にすることなく過ごせます。
糸を使った鼻尖縮小術
丸い鼻先を尖らせるために、鼻先に糸を挿入し、鼻の軟骨を縫い寄せて細くします。メスを使わないので、ダウンタイムは短いものの、鼻先を丸くしている余分な皮膚や脂肪などの組織を取り除かずに縫い寄せるので、元々の鼻の状態によっては鼻先がうまく細くならない場合もあります。糸は衝撃が加わったり、経年で取れてしまうことも多いため、効果は長続きしません。
鼻先を下げて尖らせる鼻中隔延長術
鼻先が短く、上を向いている状態を豚鼻と表現しますが、こうした状態では鼻筋が通って見えません。そんな時は、左右の鼻の穴を分けている壁の鼻中隔と呼ばれる部分に軟骨を移植して延長し、その先に軟骨を縫い付けて鼻先を下げます。すると、鼻の穴が下を向くので、目立たなり、鼻筋も通ります。
鼻筋を通すのにかかる平均費用
これまで鼻筋を通すための手術を色々とご紹介してきましたが、それぞれにかかる平均的な費用は以下のとおりです。手術の難易度が高くなればなるほど、かかる費用も高くなる傾向がにあります。
ヒアルロン酸を使った隆鼻術では、3~10万円ほど、前述したように、ヒアルロン酸は比較的簡単に手術できると考えられがちな“プチ整形”の部類に入るため、安価な薬剤を使った施術による失敗例もたくさんあります。安さだけに注目せずに、ヒアルロン酸の施術に定評のあるクリニックを探しましょう。
プロテーゼによる隆鼻術では10~30万円ほど、自己軟骨を使った隆鼻術では、30~50万円ほど、鼻先を適度に尖らせる鼻尖形成には30~60万円ほどかかります。鼻尖形成術では、30~60万円、鼻中隔延長では50~70万円ほどかかります。こうした一つひとつの手術を組み合わせていくと、とんでもない金額になるので、最初から鼻全体を手術することを前提としたフルコースのメニューを用意しているクリニックもあります。こうしたフルコースのメニューの場合は、手術内容によっては追加料金もかかりますが、おおよそ80~120万円ほどで手術できます。
アイズクリニックでは経験豊富な医師が理想の鼻を実現します
アイズクリニックでは、担当の医師がカウンセリングから手術まで一貫して担当します。クリニックによっては、カウンセリングはカウンセリング専門のスタッフが行うことで、医師に詳細が伝わっていなかったりといったトラブルが起こることもありますが、当院では医師が直接かかわることでそうした不安を患者様に与えません。
また、当院は特に鼻に強いクリニックを自負していることもあり、メスを使う使わないに関わらず、手術時に用いる器具や手術後のアフターケア、テーピングやギプス固定に至るまで、多くのこだわりを持っています。それは、すべての過程が仕上がりに大きな影響を及ぼすと考えるからです。
鼻の手術、特にメスを使った手術では、術後1カ月、長い時には数カ月かけて、完成していきます。それだけに、全ての過程において、どのように対応すれば患者様の理想の鼻を作り上げられるのかを熟知しています。美容整形手術は、一度受けてしまうと、後戻りはできません。それだけに、初めて手術を受けられる患者様にも安心して臨んでいただけるよう、当院では最善の体制を整えています。
AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。