切らない小鼻縮小術とは？効果・メリット・ダウンタイムを解説 | AiZクリニックの鼻整形コラム｜東京・表参道のAiZクリニック 

切らない小鼻縮小術とは、文字通りメスで皮膚を切開せずに小鼻の幅を縮める施術のことです。
一般的な小鼻縮小術（鼻翼縮小術）が小鼻の一部の皮膚を切除して縫合し、鼻の横幅自体を物理的に小さくする外科手術であるのに対し、切らない小鼻縮小術では糸（縫合糸）を用いて小鼻を内側に引き寄せ固定します。
切らない小鼻縮小術の仕組みは、特殊な医療用の糸を小鼻の両側に通し、左右の鼻翼を内側へ引き寄せて結ぶことで小鼻の広がりを抑えるというものです。
針穴程度のごく小さな穴から糸を挿入し、小鼻の付け根付近の皮下組織に通して締め上げることで、小鼻の余分な膨らみや丸みがキュッと内側に寄せられます。
両側から小鼻を縫合糸で寄せるため、正面から見た鼻の横幅が小さくなり、笑ったときに小鼻が横に広がるのも目立ちにくくなります。
皮膚や軟骨を切り取らないため体への負担が少なく、メスを使う手術に抵抗がある方でも受けやすいのがメリットですが、効果の持続性や縮小できる幅には限界があり、伝統的な手術法との違いを正しく理解することが重要です。

切らない小鼻縮小術の効果として期待できるのは、正面から見た小鼻の横幅が実際に小さくなることです。
個人差はありますが、術前と比べて数ミリ程度は鼻翼幅を狭めることが可能です。
ミリ単位でも幅が減ると、顔全体の印象はかなり変わります。正面から小鼻が張り出している印象が緩和され、鼻先がスッと細く見える効果も期待できるでしょう。
また、横顔や斜めから見た際の印象改善も効果の一つです。小鼻が大きく張り出していると、斜めや横から見たときに鼻先よりも鼻翼が外側に目立ち、鼻全体が平坦で広がって見えることがあります。
糸で小鼻を引き寄せることで鼻翼の突出が抑えられると、横顔では鼻筋のラインが強調されて立体的に見えやすくなるでしょう。
特に笑ったときに小鼻が横に広がる方の場合、施術後は笑顔でも鼻があまり横に広がらなくなるため、写真映りや表情の印象が上品に変わるとの声もあります。
ただし、糸による引き締めだけで劇的に小鼻が小さくなるわけではありません。
糸で寄せる量には限界があるため、元の小鼻の大きさによっては見た目の変化がごくわずかに留まることもあります。無理に糸を締めすぎると不自然な形になる恐れがあるため、医師は患者さんの鼻の皮膚や組織の状態を見ながら適切な範囲で縮小を行います。
効果の現れ方には個人差がありますが、術後すぐに幅の変化を実感できるのもこの施術の利点です。
糸での物理的な矯正なので、施術直後から小鼻のサイズダウンを確認できます。
鏡でビフォーアフターを見比べると、小鼻の両端が内側に寄った分、鼻の穴の見え方もわずかに変化し、鼻先がシャープになったように感じるでしょう。
ただ、腫れが引いて落ち着くまでは正確な仕上がり幅は分からないため、1〜2週間ほどは経過を見守る必要があります。

普段はさほど気にならなくても、笑うと小鼻が大きく横に張り出してしまいコンプレックスに感じている場合、糸で小鼻の広がりを抑えることで笑顔の印象を改善できます

切らない小鼻縮小術は小鼻が横に広がっているために正面から見た際に鼻の穴が強調されて見える方にも効果的です。
小鼻の横幅を縮めることで、正面から見た鼻孔の露出がやや緩和されます。
ただし鼻先が上向きで鼻孔が見えているような場合（ブタ鼻傾向）には、根本的解決にならないので、他の施術が適応となる可能性があります。

小鼻自体が丸く大きく膨らんでおり、鼻先より横幅があるような「ニンニク鼻」「団子鼻」タイプの方は、切らない小鼻縮小術によって小鼻の丸みを軽減することで鼻先とのバランスが整います。

切らない小鼻縮小術は、ダウンタイムや傷跡の心配から外科的な手術には踏み切れないけれど、小鼻の印象を変えたいという方にもおすすめです。
メスを使わずに鼻の形を変えられるため、整形が初めての方にも心理的ハードルが低くなっています。

仕事や学校を長く休めない、人に気付かれずにこっそり見た目を変えたい、といったニーズにも応えられます。
切らない施術なら術後の腫れや内出血が最小限で済むため、マスクなどで数日過ごせば周囲にばれにくいでしょう。
以上のように、切らない小鼻縮小術は「鼻の横幅を少しでも細くしたいが大掛かりな手術は避けたい」という希望を持つ人におすすめの施術です。
美容整形が初めてという方でもチャレンジしやすく、美容クリニックのカウンセリングでも希望者が多いメニューとなっています。
一方で、鼻全体の形状に大きな悩みがある方（例えば鼻先をもっと高くしたい、鼻筋の通りを良くしたい等）にとっては、理想に届かない可能性もあります。
小鼻以外の部分の改善が必要なケースでは、他の施術との組み合わせ提案も検討しましょう。

切らない小鼻縮小術は施術後の腫れや赤みが軽度で、回復が早い点が大きなメリットです。
他の鼻整形に比べると痛みやダウンタイムが短く、長期の休暇を取らずに施術を受けられるため、忙しい方でもスケジュールに組み込みやすくなっています。
また、メスを使わず皮膚を切らないため、外から見える傷跡は基本的に残りません。
糸を通す針穴もごく小さいので、術後しばらくすればほぼ分からなくなります。人に気づかれずに鼻の形を整えたいという要望に適した方法です。

切らない小鼻縮小術は糸で少しずつ小鼻を寄せるため、極端に鼻の形が変わりすぎる心配が少なく、術後の仕上がりが自然です。
周囲から「整形した」と分かるような劇的変化ではなく、あくまで顔全体のバランスを崩さない範囲での雰囲気を変えられます。
他人にバレることなく鼻と顔立ちの印象を変えたい人にぴったりの施術と言えるでしょう。

切らない小鼻縮小術は、切開を伴う鼻整形よりも費用が安価に設定されているクリニックが多い傾向です（ただしクリニックによって異なります）。
メスを使わず手頃な価格でトライしやすい点も初心者に嬉しいポイントでしょう。

切らない小鼻縮小術は糸が吸収されたり外科手術ではない分、将来的に効果が切れれば元の状態に戻ります。
一度変えたら戻せない、メスを使う鼻整形と違い、「まずは試してみたい」というケースにも向いています。
気に入らなければ再度糸を外したり、もしくは自然に戻るのを待ったりすることが可能です。

切らない小鼻縮小術は、矯正効果が永久ではありません。
糸で一時的に小鼻を締めても、時間の経過とともに元の状態に戻ろうとする力が働きます。
特に吸収性の糸を使った場合、数ヶ月で体内に糸が吸収され消えてしまうため、そのタイミングで効果も消失します。
非吸収性の糸を使った場合でも、組織が徐々に糸に負けて広がり直そうとし、引き留めている部位の組織が裂けたり緩んだりしてしまうケースがあります。
つまり、切らない施術は根本的な解決策ではなく、一時的な効果に留まる点を理解しておきましょう。
効果を維持するには定期的に施術を繰り返す必要があり、一回あたりの費用は低くても回数を重ねれば総費用は大きくなります。
長期的・恒久的な効果を望む場合は、いずれメスを使った手術を検討することも視野に入れるべきです。
また、糸による物理的な引き寄せだけでは、どうしても改善に限界がある場合があります。
特に小鼻の皮膚や脂肪が厚い人、鼻翼そのものが非常に大きい人では、糸で無理に締め付けても充分に小さくならないか、なってもすぐ戻ってしまう可能性があります。
特に元々小鼻が大きい方や鼻翼の余剰組織が多い方では、糸だけでなく余分な皮膚や脂肪を切除しないと綺麗にまとまらないケースもあるため、その場合は最初から手術法を検討する方が満足度が高いでしょう。
そして、切らない小鼻縮小術はあくまで小鼻の横幅を狭める施術であり、鼻の穴そのものの大きさや角度を変えることはできません。
例えば、鼻先が上向きで鼻孔が真正面から見えてしまう場合（いわゆるブタ鼻傾向）や、鼻柱（鼻の真ん中の仕切り）が短いことに起因して鼻の穴が目立つ場合などは、小鼻を糸で寄せても鼻孔の露出度合いはあまり変わりません。
そのため、小鼻だけでなく鼻先の形状改善や鼻柱延長が必要なケースでは、切らない小鼻縮小術だけでは理想の結果が得られず、切開を伴う鼻翼縮小術や鼻中隔延長術など別の施術を組み合わせる必要があります。
個人の皮膚の柔軟性や弾力によっては、糸で縛ってもすぐに緩んでしまい思ったほど幅が変わらないこともあります。
特にコラーゲンが豊富で弾力の強い若い方ほど組織が元に戻ろうとする力も強いため、せっかく糸で寄せても時間とともに戻ってしまいやすい傾向があります。
このように、誰にでも確実に効果が出るとは限らない点も知っておきましょう。

切らない小鼻縮小術はダウンタイムが比較的軽い施術なので、他の美容整形と比べても、術後の腫れや内出血は最小限に留まるケースが多いです。
麻酔が切れると施術部位（小鼻周辺）にじんわりとした痛みや違和感を感じることがありますが、強い痛みではなく、鎮痛剤の内服で和らぐ程度のケースがほとんどです。
小鼻部分にわずかな腫れと赤みが出ますが、入院などは必要なく、傷口は針穴のみで出血もほぼありません。
施術当日は念のため鼻を強くかまない、触らないように注意します。洗顔は当日から可能ですが、鼻をこすらないようにし、施術部位は濡らさないようにします。
1〜3日に軽い腫れや内出血が出る場合があるものの、それでも腫れの程度は小さく、鼻が少しむくんだかな？という程度です。
内出血が出た場合、鼻の付け根や頬に青っぽいアザが薄く現れることがありますが、コンシーラーで隠せます。
痛みは触れるとやや圧痛がある程度で、日常生活にはほぼ支障ありません。食事や会話で特に痛みが増すこともないでしょう。
大抵の場合、術後1週間もすれば腫れや内出血はほぼ引いて安定します。針穴の跡も目立たなくなり、メイクなしでも他人から施術痕に気づかれる心配は少なくなります。
小鼻の形もこの頃には落ち着いてきて、最終的な仕上がりに近づきます。この時点で違和感がなければ、日常的な鼻揉みや洗顔時の摩擦なども通常通り行って問題ありません。
1ヶ月後には多くのケースで施術の影響は完全に落ち着くでしょう。
痛みに関しては個人差がありますが、メスを入れる手術と比べれば格段に軽いです。
施術中は麻酔が効いているため痛みはほぼなく、麻酔注射のチクッとした刺激を感じる程度。
術後もじんわりとした鈍い痛みが一時的にあるかないかで、痛み止めの処方が出る場合もありますが飲まずに過ごせる人が多いようです。
鼻を強くかむ、うつ伏せで寝る、といった行為を避けていれば痛みがぶり返すことも基本的にありません。

「小鼻の大きさや形に悩んでいるけれど、メスを入れたくない」とう人は、切らない小鼻縮小術のほかに小鼻縮小ボトックスや小鼻の脂肪溶解注射を比較検討するケースが多いようです。
ボトックス注射は小鼻を横に広げる筋肉（鼻翼筋など）の動きを抑制し、笑ったときの鼻の広がりを軽減する効果があります。一方、脂肪溶解注射（BNLS注射等）は小鼻の脂肪を部分的に減らし、厚みを薄くする目的で行われます。
しかし、これらはいずれも「鼻翼を内側に寄せる」効果はないため、小鼻の横幅そのものを狭めることはできません。
筋肉の動きや脂肪量に起因する軽度の悩みには適していますが、鼻翼の大きさ・広がり自体を縮小する手段ではない点に注意が必要です。
また効果は一時的で、ボトックスなら3〜6ヶ月程度で効果が消えるため繰り返し注射が必要です。
こうした注射法は「プチ整形」として手軽ではありますが、鼻翼を寄せて幅を狭める切らない小鼻縮小術とは目的も作用機序も異なります。
小鼻の広がりそのものが気になる場合は、注射よりも糸や手術の適応となるでしょう。

個々の鼻の悩みによっては、切らない小鼻縮小術と別の施術を併用することで理想的なバランスを得られる場合があります。
例えば、鼻先が低かったり丸かったりする「団子鼻」の方が小鼻も大きい場合、糸による小鼻縮小と同時に鼻尖形成術（鼻先を細くする手術）を行うといったケースです。鼻全体をトータルでデザインすることで、横幅だけでなく高さや角度も整い、より洗練された鼻になります。
また、小鼻の広がりに加えて鼻柱の下がり具合が気になる方には鼻中隔延長術や鼻孔縁挙上術などを併せて提案されることもあります。
名医であれば患者本人の希望箇所だけでなく、他の部分も立体的に捉えて総合的に美しいバランスを追求してくれるものです。
したがってカウンセリングでは切らない小鼻縮小術以外の施術も含め、専門医に相談されると良いでしょう。

AiZクリニックでは、切らない小鼻縮小術を希望する方に対してまず十分なカウンセリングを行い、本当にその施術が適しているかを丁寧に判断します。
小鼻の形状やお悩みの程度を診察し、場合によっては他の施術法のほうが望ましい結果になると判断すれば、無理に切らない小鼻縮小術を勧めることはありません。
例えば「糸だけでは理想のデザインにならない」と医師が判断すれば、外科的手術や他の鼻整形との組み合わせを含めて最適なプランを提案します。
患者様の希望を尊重しつつ、プロの視点で最良の選択肢を示すのがポリシーです。
またメリットだけでなくデメリットや限界もしっかり説明し、期待できる効果や将来的に元に戻る可能性、必要に応じた再施術のことまで包み隠さず伝え、納得したうえで治療に臨むことができます。
仕上がりイメージや予算、ダウンタイムなどマイナス面も含めて丁寧にカウンセリングし、十分に理解・同意いただいた上で施術を行っています。
不安な点は何度でも相談できる体制を整えており、初めての方でも安心です。
鼻の施術は顔の印象を大きく左右する繊細な部位。AiZクリニックでは、鼻整形の知識・経験が豊富なドクターが施術を担当します。
経験豊富な医師だからこそ、ただ糸を通すだけでなく細かな仕上がりの調整や万が一のトラブル回避にも長けており、安心して任せることができます。