鼻整形で感染が起きるのはなぜ?感染の原因と症状を解説 | AiZクリニックの鼻整形コラム|東京・表参道のAiZクリニック 

美容コラムブログ

鼻整形で感染が起きるのはなぜ?感染の原因と症状を解説

鼻整形後に起こるリスク「感染」とは?

鼻整形後に感染が起こるおもな原因は、手術時または術後に細菌が傷口や体内に侵入し繁殖することです。
特にプロテーゼ(シリコンインプラント)やゴアテックスなど体内に異物を挿入する鼻整形では、これらの人工物が感染源となるリスクがあります。
プロテーゼや糸など血流のない人工物に細菌が付着すると短期間で繁殖しやすく、傷口の腫れ、熱感、痛み、膿の排出、発熱などの症状を伴う感染リスクが高まるのです。
一方、自家組織である耳介軟骨や肋軟骨などを移植した場合は、移植後に血流が保たれるため異物より感染リスクは低いとされています。
しかし、どんな手術でも感染リスクがゼロになるわけではなく、鼻内部や皮膚に常在する菌が傷から侵入したり、術後ケアの不備で繁殖したりすれば感染は起こり得ます。
さらに、施術そのものの質や患者さん自身の要因も感染リスクに影響し、たとえば手術時の衛生管理や対応が不適切だと傷が汚染されるリスクが上がり、結果として感染の確率も高まります。
今回は、鼻整形時の感染について、原因や起こる確率、症状などを詳しくまとめてみました。

鼻整形の感染原因1.切開部位からの細菌の侵入

鼻整形で生じた切開部位から細菌が侵入すると、感染の原因となります。
手術によって開いた傷口は、外部から細菌が入り込みやすいため、適切な処置を怠ると炎症や化膿を招く恐れがあります。
処方された抗生剤を指示通りに飲まない、手を清潔にせず傷に触る、といった行動は感染を招く原因になるので避けましょう。

鼻整形の感染原因2.喫煙習慣

タバコを吸う人はニコチンの作用で血管収縮が起こり血流が悪化するため、術後の傷の治りが遅く感染率が上がります。
喫煙は感染リスク最大の要因と言え、後述するように術前後の禁煙が強く求められます。

鼻整形の感染原因3.血腫やむくみ

術後に鼻周囲に血が溜まって血腫ができたり、強い腫れが長引いたりすると、組織の血行不良や滞留液によって細菌が繁殖しやすい環境になります。
少しの異変でも医師に相談し、適切な圧迫や処置で血腫を防ぐことが大切です。

鼻整形の感染原因4.基礎疾患・体質

糖尿病や免疫不全など持病がある場合、傷の治癒力が低下し感染しやすくなります。
鼻整形を受ける前に必ず医師に相談し、許可を得てから施術を受けましょう。
また極度の貧血や栄養不良も感染リスクの要因となるため、栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠時間を確保し、免疫力の低下を防ぐことも大切です。

鼻整形の感染原因5.傷口への接触

術後早期に鼻を強く擦ったり、不衛生な状態でメイクをしたりすることも傷口の細菌感染につながります。
違和感があって気になるかもしれませんが、傷口が安定するまではむやみに触らないよう心がけましょう。

鼻整形で感染する確率は?いつ起こりやすいのか

「実際どれくらいの確率で鼻整形は感染するのか?」という疑問を抱く人は少なくありません。
一般的に、鼻整形後の感染発生率は非常に低く、1%以下と言われています。もちろん可能性がゼロではない以上、油断は禁物ですが、医師の指示に従い適切なケアを行えば過度に心配しすぎる必要はないでしょう。
なお、感染が起こりやすい時期について知っておくことも大切です。術後の傷が完全に閉じていないダウンタイム中(特に術後約1〜2週間)は最も感染リスクが高い期間。
傷口が治りかけで細菌が侵入しやすいため、この時期は先述のとおり自己管理を怠らず細心の注意を払う必要があります。
術後2週間を過ぎて傷が癒合すると感染率は下がりますが、プロテーゼなどを入れた場合は時間が経過しても感染リスクが完全になくなることはありません。
術後何年経っていても鼻に腫れ・熱感・痛み・膿が出る・発熱といった感染の兆候※が見られた場合には油断せず早めに医師の診察を受けることが重要です。
※後述する「数年後の遅発性感染」で詳しく説明します

鼻整形で感染するとどんな症状が出る?そのサインと経過

では、万が一鼻の手術後に感染してしまった場合、どのような症状(サイン)が現れるのでしょうか。
典型的な感染の兆候として知られるのは、次のような症状です。

患部の発赤や熱感

手術部位の皮膚が周囲より赤く腫れて熱を帯びます。いわゆる「赤み」があり、触ると熱感を感じる状態です。

強い痛みと腫れの持続

術後痛みや腫れは徐々に引くのが通常ですが、感染すると痛みが増して激しくなったり、腫れが引かずむしろ悪化したりすることがあります。

膿や分泌物が出る

傷口や鼻孔から黄白色の膿が出てくる場合、細菌感染の可能性があります。
傷口がジクジクと湿潤し治らない状態も要注意です。

発熱や倦怠感

全身的に熱が出たりだるさを感じたりする場合、局所感染が全身症状を引き起こしている可能性があります。特に38℃以上の発熱がある時は早急に受診しましょう。
軽度の感染であれば発赤・熱感程度に留まることもありますが、複数の症状が重なって現れるほど感染の可能性は高まります。
例えば「傷口が赤く腫れて熱っぽく、痛みも強い」「手術からしばらく経つのに鼻先の赤みと腫れが引かず膿も出てきた」など明らかな異常があれば、早期に手術を受けたクリニックへ連絡し処置してもらうことを強くお勧めします。
放置すると炎症が周囲に広がり皮膚が硬く縮んだり、最悪の場合皮膚が破れてプロテーゼが飛び出す危険さえあります。
違和感を覚えたら「様子を見る」は禁物と心得ましょう。

鼻整形で感染してしまった場合の対処法

結論から言えば、鼻整形後に感染が起きたとしても早期に対処すれば感染は十分治癒可能です。
ただし重度の場合は元の状態に戻すまでに追加の処置や時間を要することもあります。
ここでは感染が疑われる場合の正しい対処法と治療の流れを説明します。

早めに医師に連絡・受診する

先述のような感染兆候に気付いたら、迷わず手術を受けたクリニックや担当医に連絡し、できるだけ早く診察を受けてください。
我慢したり市販薬で様子を見たりせず、プロに状況を判断してもらうことが肝心です。初期段階で対処すればそれだけ軽症で治せる可能性が高まります。

抗生物質による治療

感染が軽度であれば、まず抗生物質(抗生剤)の投与が対処法として有効です。医師の指示通りに決められた期間きちんと内服・使用しましょう。
多くのケースでは抗生剤治療により症状が改善し、感染は収束します。

切開排膿・洗浄

膿(うみ)が溜まっている場合や、抗生剤だけでは治りにくい場合には局所麻酔下で患部を小切開して膿を出し、創部を洗浄する処置がとられます。
これにより膿の貯留による圧迫や菌の温床を取り除き、薬が効きやすい環境にします。
異物の抜去抗生剤投与や排膿処置でも改善しない場合、あるいは感染の原因がプロテーゼ等の異物に及んでいる場合は、挿入したプロテーゼや移植軟骨を一旦体内から取り出す手術を行います。
感染が異物にこびり付いていると薬で抑え込むことは難しく、除去しない限り炎症がぶり返す恐れがあるためです。
抜去後は内部をしっかり洗浄し、必要に応じて再度抗生剤治療を続けます。
プロテーゼを抜去すると一時的に鼻の形が低くなったり変形することがありますが、感染を治すにはやむを得ない処置です。

経過観察と再手術の検討

異物の除去まで行えば、あとは感染が完全に治まるのを待ってから希望に応じて再手術(やり直しの鼻整形)を検討します。
通常、再度プロテーゼ等を挿入する場合は初回手術から最低6ヶ月〜12ヶ月程度空ける必要があります。
組織の炎症や瘢痕が落ち着くのを待つためで、この間は患部のケアと経過観察を続けます。感染により皮膚や軟部組織が萎縮して鼻が元より低く短くなってしまうケースもありますが、落ち着いてから肋軟骨など自家組織を用いて再建術を行うことで改善可能なことがほとんどです。
医師と十分に相談し、最適なタイミングと方法で鼻の再手術を計画しましょう。

鼻整形の感染を防ぐためにタバコとお酒はやめましょう

鼻整形後の過ごし方(ライフスタイル)は感染リスクに大きく影響します。
なかでも喫煙(タバコ)は術後感染のリスクを高める要注意習慣です。
タバコに含まれるニコチンは全身の血管を収縮させてしまい、鼻の毛細血管も例外ではありません。
血流が悪くなると傷の治癒が遅れ、免疫細胞も患部に十分届かなくなるため感染しやすくなります。術後感染を防ぐには禁煙が不可欠なのです。
また、アルコールも血管拡張があるため、収縮作用や免疫力低下を招きます。術後しばらく(抜糸が終わるまで約1〜2週間程度)は禁酒し、傷の治癒を優先しましょう。
そして洗顔禁止期間中でも、清潔な綿棒で鼻の傷周辺を優しくケアし、清潔を保つことが大切です。医師の指示に従い、消毒液や軟膏を用いてケアしましょう。
メイクは医師から許可が出るまでは控え、再開後もメイクブラシやスポンジの衛生管理に注意してください。
さらに、日常生活空間には目に見えない菌が多数存在します。特に手は様々な物に触れるため菌が付きやすい部位です。手を石鹸できちんと洗浄し、清潔な手でケアを行う習慣を徹底しましょう。
術後しばらくは人混みを避け、マスクの着用やうがい手洗いで感染症予防に努めましょう。
術後しばらくは激しい運動やサウナ・長湯・温泉など体を温めすぎる行為もNGです。
体温上昇や発汗により傷が開いたり、腫れ・炎症が悪化する可能性があります。医師から許可が出るまでシャワーを中心とし、湯船は短時間にとどめるべきです。

感染を防ぐための術後ケアと予防策まとめ

ここまで述べてきたポイントを踏まえ、鼻整形後の感染予防のために重要なケアと注意点を改めて整理します。
以下に感染リスクを最低限に抑えるためのおもな対策をまとめました。

クリニックの指示を厳守する

手術後に担当医から渡されるアフターケアの指示書(ガイドライン)を熟読し、その通りに実行しましょう。処方された抗生物質は指示どおり最後まで飲み切ること、軟膏の塗布や消毒の頻度なども怠らないことが大切です。
自己判断でケアを省略せず、疑問点はすぐ問い合わせましょう。

患部を清潔に保つ

ダウンタイム中はマスクや寝具も清潔なものを使用し、傷口に触れるものは常に清潔を心がけます。
洗顔できない間は市販の清潔なふき取りシートなどで顔を清潔に保ち、傷周辺は個包装の綿棒などで優しく拭き取ります。
傷に直接手で触れないのは鉄則です。

喫煙や飲酒は避ける

喫煙や飲酒は鼻整形時の感染リスクを高めるため厳禁です。
睡眠不足や栄養不良、過度なストレスも免疫低下と血行不良を招くため避けて、十分な休息とバランスの取れた食事を心掛けてください。
体を冷やしすぎたり締め付けの強い服装で血行を妨げることも避けると良いでしょう。

適切な通院フォロー

術後の定期健診日は必ず守り、経過観察のための通院をきちんと行うことも感染予防の一環です。
医師によるチェックで傷の状態を確認してもらえれば早期発見・早期対処が可能になります。
手術直後だけでなく、数ヶ月後、1年後検診など長期フォロー体制がある場合は積極的に利用しましょう。

異物に頼らない選択肢

どうしても感染が不安な場合、プロテーゼなど人工物を使わず耳介軟骨、肋軟骨、鼻中隔軟骨などの自家組織で鼻を高くする方法を検討するのも一つの手です。
自家組織による隆鼻術は、拒絶反応や異物による感染のリスクが極めて低く、安全性が高いとされています。
もちろん手術内容によっては人工物の方が適する場合もありますが、カウンセリング時に医師と相談してみる価値はあります。
以上の対策を講じれば、鼻整形後の感染リスクは限りなく低く抑えることができます。

AiZクリニックの万全な施術・衛生・アフターケア体制

美容外科歴10年以上の相澤勝喜医師が院長を務める「AiZクリニック」は、鼻の整形を得意分野とする美容外科・美容皮膚科クリニックです。
理想を叶える質の高いオーダーメイドの鼻整形手術に定評があり、細部までこだわった丁寧な手術によって美しい仕上がりと安全性を両立しています。
相澤院長自身、「スタッフ・治療環境・手術器具まで全てにこだわった理想のクリニックを目指した」と述べており、技術面だけでなく衛生面への配慮も欠かしません。
アフターケアも非常に手厚いのが特徴で、手術後の診察・経過観察はもちろん患者様一人ひとりに寄り添ったフォローアップが提供されます。
術後の過ごし方やケア方法についても丁寧に説明があり、疑問や不安があればいつでも相談できる体制です。
さらにAiZクリニックは他院で行われた鼻整形の修正手術にも対応しており、万一感染などのトラブルが起きたケースの相談も可能です。
オステオポールや他院プロテーゼの抜去・入れ替え、感染後の鼻再建など高度な症例にも取り組んできた実績があり、こうした柔軟な対応力も含め、「感染させない・悪化させない」ための万全の施術体制が整っていると言えるでしょう。
AiZクリニックは、鼻整形後の感染リスクに対する対策を徹底し、患者様が安心して治療を受けられる環境を提供しています。
鼻整形を検討中で感染への不安が拭えない方も、まずはお気軽に無料カウンセリングにお越しください。

AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

CALENDER

診療日

20歳未満の方のご予約について

20歳未満の方のご予約につきましては、下記ページをよくお読みの上ご予約くださいませ。