アバター鼻とは?芸能人にも見られる鼻整形の失敗例と原因・対策 | AiZクリニックの鼻整形コラム|東京・表参道のAiZクリニック 

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アバター鼻とは?芸能人にも見られる鼻整形の失敗例と原因・対策

アバター鼻とは?おでこから鼻が生えているような不自然な鼻

「アバター鼻」とは、その名の通り映画『アバター』に登場するキャラクターのように、額(おでこ)から鼻が生えているかのように見える不自然な鼻のことです。
具体的には、眉間と鼻根部(鼻の付け根)の高さがほぼ同じ、または鼻根部の方が高く、正面から見ても鼻筋の横幅が広がりすぎているような形状を指します。
本来、日本人を含む東洋人の顔立ちでは鼻根部は眉間より低く、眉間と鼻根が同じ高さになることは滅多にありません。
そのため、日本人でこのようなアバター鼻の場合、ほとんどは美容整形の失敗によるものだと言われています。
実際、眉間から鼻がニョキッと一直線に伸びている高い鼻は、「鼻整形の失敗例」の代表として挙げられることも多く、不自然な印象です。
ネット上でも芸能人の整形疑惑を検証する文脈で「おでこから鼻が生えている」「まるでアバターみたいな顔」と話題になることが多く、その不自然さから整形を疑われる大きな要因となっています。

なぜアバター鼻になってしまうのか

では、なぜこのような不自然なアバター鼻になってしまうのでしょうか。そのおもな原因は過度な鼻の高さを追求しすぎた結果の施術ミスにあります。

アバター鼻が生まれてしまう原因1. ヒアルロン酸の入れすぎ

アバター鼻の一番多い原因は、鼻をとにかく高く見せようとしてヒアルロン酸注射などを過剰に入れすぎてしまうことです。
ヒアルロン酸はゲル状の柔らかい素材のため、一定量を超えて注入すると高さが出る代わりに横にも広がってしまい、鼻筋全体が太く膨らんだ形になります。
まさにこれが“鼻筋が横方向に広がった”アバター鼻の状態であり、プロテーゼなどの固形物では起こりにくいヒアルロン酸特有の現象とも言えるでしょう。
実際、「おでこが平らな人がとても高い鼻を希望してヒアルロン酸を入れると、いわゆる『アバター鼻』になってしまう」ことがあると指摘する美容外科もあります。
一度に大量のヒアルロン酸を繰り返し注入するような施術では、ほぼ確実に入れすぎとなり不自然な仕上がりを招きます。
柔らかい素材を無理に入れ過ぎて高くしすぎると、鼻筋が横方向にまで膨らんでしまいがち。
こうした過剰な注入を続けると、鼻だけでなく顔全体が横に広がったような「アバター顔」になってしまうリスクが高まるため、注入量の適切なコントロールが重要です。

アバター鼻が生まれてしまう原因2. プロテーゼの位置や自家軟骨の加工不足

ヒアルロン酸だけでなく、プロテーゼ(シリコンインプラント)や自家軟骨を用いた手術でも、デザイン次第ではアバター鼻になる可能性があります。
通常、プロテーゼを用いて鼻筋を高く整える場合、経験豊富な医師であれば眉間部分は不自然に高くしすぎず、額から鼻へのラインを自然に整えます。
しかし、まれにプロテーゼを高すぎる位置まで入れてしまったり、自家組織(肋軟骨や鼻中隔軟骨など)の削りが不十分で厚みが出過ぎたりすると、鼻筋全体が太く不格好になることがあります。
特に額に近い鼻根部まで一直線に高くしてしまうと、眉間から鼻がそのまま伸びているような外見になり、アバター鼻化してしまいます。
本来美しく見える鼻のラインは、眉毛の高さから鼻根にかけてゆるやかに低くなり、鼻根部からスッと鼻筋が立ち上がる形ですが、失敗した例ではこのメリハリがなく一直線になってしまうのです。

アバター鼻が生まれてしまう原因3. 患者側の要求と医師の判断ミス

正面から見た鼻の形・高さを重視するあまり、横や斜めから見た際にアバター鼻になってしまうケースも少なくありません。
患者側としては、「とにかく高い鼻にしたい」「正面から見て高く通った鼻筋にしたい」という希望が強すぎるあまり、施術後の横顔バランスを軽視してしまうことがあります。
正面から見る機会が多い患者ほど、「多少太いかなと思ったがあまり気にならなかった」など、他の角度から見た場合の不自然さに気付かないケースもあるのです。
一方、医師側の要因として、美的バランスよりも患者の要求や売上を優先してしまう判断ミスが挙げられます。
本来であれば「これ以上高くすると不自然になる」という段階で止めるべきところを、患者に言われるがままどんどん注入してしまったり、制止することなく施術を続行してしまうケースです。
医師側がプロとしてストップをかけないと、患者本人も気づかぬまま不自然な仕上がりになってしまいます。

アバター鼻は芸能人にも見られるケース

アバター鼻はそのインパクトから多くの人の目に留まりやすく、特に芸能人の場合はすぐに話題となります。
実際、横から撮影された芸能人の映像や写真に対して「額から鼻が生えてる」「アバター鼻だ」というコメントが集まり、議論になることも。
眉間と鼻根部の段差がなく額から鼻が生えているように見える鼻は、一種の「不自然な整形顔(アバター顔)」の代名詞にもなっており、メイクや照明で多少ごまかせても横顔やアップの写真で整形がバレてしまう原因となりがちです。
もっとも、欧米系の血筋を引くハーフの方など、生まれつき鼻根が高いケースもごく稀にあります。
しかし純日本人で眉間まで一直線の高い鼻筋はまず自然には存在しないため、それが確認できる場合は高確率で美容施術によるものと考えてよいでしょう。

アバター鼻にならないためにはどうしたらいい?

「鼻整形をしたいけれど、アバター鼻にはなりたくない」と不安に思う方も多いでしょう。鼻整形で失敗しないためには、以下のポイントに注意することが重要です。

アバター鼻にならないための対策1. ヒアルロン酸は適量・適切な種類を使用する

プチ整形感覚で行えるヒアルロン酸注射ですが、入れすぎは厳禁です。
経験豊富な医師であれば、さまざまな角度から見て自然な仕上がりになるよう適切な量を適切な位置に注入してくれます。
実際、ヒアルロン酸注入による鼻整形は少量であれば自然に鼻筋を高くできる安全な施術ですが、欲張って繰り返し追加してしまうと気づかないうちにアバター鼻になってしまいがち。
必ず適量でストップし、欲張りすぎないことが大切です。「もう少し高くしたい」「物足りない気がする」と感じる場合でも、その場で追加注入を重ねるのではなく、一度時間をおいて様子を見るか、医師と相談して別の方法を検討するようにしましょう。
さらに、使用するヒアルロン酸製剤の選択もポイントです。近年はクレイヴェルなどの硬質ヒアルロン酸が登場し、柔らかい従来製剤よりも横に広がりにくく設計されています。
鼻への注入を検討する際は、こうした変形しにくい製剤を取り扱っているクリニックを選ぶのも良いでしょう。
ただし、硬い製剤でも入れすぎれば不自然になる点は同じなので、あくまで「少量で高さをプラスする」用途に留め、眉間近くまで不必要に高くしないデザインにすることが肝心です。
また、仮にヒアルロン酸注入で思ったような結果にならなかった場合でも、ヒアルロニダーゼ注射で修正することが可能です。
ヒアルロニダーゼは注入したヒアルロン酸を分解して元に戻す薬剤で、万が一「入れすぎて鼻が太くなってしまった」「気づいたらアバター鼻になっていた」という場合には有効的な解決法でしょう。

アバター鼻にならないための対策2. プロテーゼや自家軟骨で自然なラインを作る

横に流れるリスクを防ぎ鼻筋をしっかり高く通したい場合は、シリコンプロテーゼによる隆鼻術も検討しましょう。
プロテーゼは固形物なのでヒアルロン酸のように時間経過で横に広がる心配がなく、細くシャープな鼻筋を作りたい人には最適です。
適切にプロテーゼを挿入すればアバター鼻のような極端な広がりにはなりません。
重要なのは、プロテーゼの形状や入れる位置を顔立ちに合わせて調整することです。
眉間部分はやや低めに抑え、鼻根から鼻先にかけて滑らかなカーブを描くラインにデザインすれば、横顔も自然で美しいEラインが形成できます。
自家組織(軟骨)を用いる場合も同様に、過度に高くしすぎないことと、移植する軟骨の周囲をきちんと削いで厚みを調整することが大切です。
経験豊富な医師であれば、移植軟骨のエッジを丁寧に薄く加工し、滑らかなラインになるよう仕上げてくれます。
カウンセリング時に「不自然な高さにならないか」「眉間に不自然な盛り上がりができないか」をしっかり相談し、医師の美的センスと技術を信頼して任せることがポイントです。

アバター鼻にならないための対策3. 信頼できる医師とクリニックを選ぶ

最も重要なのは、患者の希望を的確に汲み取りつつもプロの視点で適切な助言をしてくれる医師に施術を任せることです。
アバター鼻になってしまう症例の多くは、患者がバランスを無視して「とにかく鼻を高くしたい」と要求し、それを医師が止められなかったケースです。
アバター鼻にならないためにも、カウンセリングの段階で「不自然な仕上がりは絶対に避けたい」という思いを伝え、医師側から見た適切なバランスを提案してもらいましょう。
良心的なドクターであれば、「ここまで高くすると不自然になります」「この辺りで十分美しく見えますよ」といったアドバイスをしてくれるはずです。
逆にこちらの要求を何でもそのまま受け入れて際限なく高くしようとするような場合は要注意です。
幸い、アバター鼻は適切なカウンセリングと技術力があれば防げる失敗でもあります。
上記の対策を講じ、施術者と十分にコミュニケーションを取れば、過度に不自然な鼻になるリスクはグッと減らせます。

アバター鼻のリスクを避けて自然な忘れ鼻に

アバター鼻は鼻整形の失敗例としてしばしば取り沙汰されますが、正しい知識と信頼できる施術者のもとで行えば防げる現象です。
ポイントは、「鼻は高ければ高いほど美しい」「これくらいの高さは絶対ほしい」という思い込みを捨て、顔全体のバランスに調和した高さと形を目指すことにあります。
大事なのは、「こんな風になりたい」という希望と同時に「こうはなりたくない(不自然にはなりたくない)」という不安も包み隠さず相談することです。
症例写真やデザインのシミュレーションを確認しながら進めれば、仕上がりのイメージ違いも防げますし、万が一納得いかない場合の修正法についても事前に知っておけば安心です。
経験豊富な医師が在籍するAiZクリニック(東京・表参道)では、患者一人ひとりに最適な施術プランを提案し、360°どこから見ても美しい自然な鼻整形にこだわっています。
初回のカウンセリングでは、最新の3Dシミュレーション機器を使用して自然に美しい仕上がりを提案します。
鼻にコンプレックスを抱えている方は、AiZクリニックで「アバター鼻」にならない安心・安全な鼻整形を叶えてみませんか。

AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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