長い鼻を短くしたい場合、整形やメイクでコンプレックスは解決できる?

鼻の長さに悩んでいませんか?
「自分の鼻が長い気がしてコンプレックス」「鼻を短くしてバランスの良い顔立ちにしたい」と悩む方は少なくありません。
鼻は顔の中心にあり目立つパーツなので、鼻の形や大きさにコンプレックスを感じている人は意外に多いもの。
本記事では、鼻が長いことによる印象やメリット・デメリット、そして鼻を短く見せるメイク方法やマッサージ、美容整形による根本的な改善策まで詳しく解説します。
長い鼻はコンプレックスになりやすい?
鼻が縦に長い、あるいは鼻先が下に垂れた形だと、本人にとって大きなコンプレックスになることがあります。
鼻先が下向きに垂れた魔女鼻とも呼ばれる形は、周囲に「きつい印象」「意地悪な印象」を与えてしまうことがあり、笑顔の雰囲気にも影響しかねません。
また、鷲鼻(鼻筋の途中に隆起があり鼻先が尖った鼻)など鼻筋が強調されすぎた鼻は、インパクトが強く鼻だけが大きく見えてしまうことがあります。
鼻が長いと美人に見える?バランスの重要性
鼻が高くスッと通っていると横顔が綺麗に見えますが、だからといって「鼻が長ければ美人」という単純なものではありません。
実際、鼻が長い方でも他のパーツとのバランス次第では美しく見えますし、逆に鼻が短めでも整った顔立ちの方もいます。
美人かどうかは鼻単体ではなく全体の調和によって決まるのです。
理想的とされる顔のバランスの一例に、「額(生え際〜眉間)、鼻(眉間〜鼻先)、顎(鼻先〜顎先)」の長さ比率が1:1:1であるという基準があります。
この比率だと横から見ても正面から見ても調和が取れていると言われており。鼻が極端に長い場合、この比率が崩れて顔全体の印象もアンバランスになりがちです。
鼻が長いことのメリット
鼻が長いことにも良い側面はあります。
まず、鼻筋が通っていて顔に立体感が出やすい点です。
鼻が長い方は鼻筋が高く通っていることが多く、正面から見ても彫りが深くシャープな印象を与えます。
適度に高い鼻梁は上品で大人っぽい雰囲気を醸し出す一因にもなるでしょう。
実際「鼻が長い=大人っぽい印象」と言われることもあり、落ち着いた雰囲気や知的な印象につながる場合もあります。
さらに、個性的な横顔を演出できる点もメリットです。
横顔美人の条件として鼻筋のラインは重要ですが、長めの鼻は横顔のシルエットを綺麗に見せることがあります。
「高貴」「エレガント」な印象を与える鼻立ちに憧れる方もおり、長い鼻はそれを満たす一要素ともいえます。
自分ではコンプレックスに感じていても、他者から見ると「鼻筋が通っていて羨ましい」と捉えられるケースもあるでしょう。
鼻が長いことのデメリット
一方で、鼻が平均より長い場合はいくつかのデメリットも生じます。
まず顔が面長に見えやすい点です。鼻の縦の長さが長いと、それだけ顔の縦の長さが強調されてしまい、顔全体が間延びした印象になりがち。
また、実年齢より大人びて(老けて)見える傾向もあります。
小さく整った鼻立ちは可愛らしく若々しい印象を与えますが、長い鼻は成熟した雰囲気を醸し出すため、場合によっては年齢以上に見られてしまうことがあるのです。
特に鼻先が下がっていると影ができ表情が暗く見えたり、口角が下がって見えることもあり得ます。
さらに、きつい・強い印象を与えがちなのもデメリットの一つ。
鼻先が下向きに尖った魔女鼻のような形状だと、笑っていてもどこか印象がきつく見えてしまったり、他人に冷たい印象を与えることがあります。
本人は穏やかな性格でも、見た目の印象で誤解されてしまうのは残念なことです。
総じて、鼻が長いことで「顔のバランスが崩れる」「実年齢より老けて見える」「表情がきつく見える」などのデメリットが生じる可能性があります。
鼻が長い人は面長に見える?
「自分は面長だ」と感じている場合、その原因は鼻の長さが関係しているかもしれません。
顔の縦の長さ(特に中顔面の長さ)が長く見えると間延びした印象になりますが、鼻が長いとちょうど眉間から鼻下までの中顔面が長くなり、結果的に面長に見えてしまうのです。
理想的なバランスは前述のように額・鼻・顎先が1:1:1ですが、鼻の部分が大きくなると比率が「1:1.5:1」のように崩れてしまいます。
そのため、鼻が長い人は相対的に中顔面が長く、面長顔に見えやすい傾向があります
もちろん、元々の骨格や鼻の下(人中)が長いことも面長に見える一因ですが、鼻自体の長さも顔の印象に大きく影響します。
特に鼻先が下がって鼻と口の間隔が広く見えると、下半分が間延びして見えるため顔全体が長く感じられます。
鼻が長いのを短く見せるメイク方法
メイクの力で鼻の長さをカバーして鼻を短く見せたい場合、鼻先と鼻の中間部分にシェーディングを入れて鼻筋の長さを強調しすぎないようにします。
具体的には、鼻先の先端にブラシで影を入れて鼻の先端部分を強調しすぎないようにし、さらに鼻筋の途中(中間地点)にもノーズシャドウを入れて鼻筋を一度分断するイメージです。
こうすることで眉間から鼻先までの距離を視覚的に短縮させ、長い鼻筋をカットして目立たなくなるでしょう。
また、鼻先に入れた影の“手前側”(鼻筋寄り)には明るめのハイライトをのせましょう。鼻先の直前に明るい光を集めることで、鼻先の影とのコントラストが生まれ、鼻の長さをカモフラージュできます。
ハイライトはパール感控えめで自然になじむものを使うと不自然になりません。
また、鼻の下(人中)を短く見せるメイクも有効です。上唇の山部分に少量のハイライトを入れ、人中に影を作るようにシェーディングを入れると鼻下の長さが緩和されます。
鼻下が短く見えると相対的に鼻先も下に長く伸びて見えにくくなる効果があります。
他にも、アイメイクやチークで視線を分散させる方法も有効です。目元を強調したアイメイクや、頬の高い位置にチークを入れることで視線を上方・外側に誘導し、鼻ばかりに目が行かないようにできます。
リップメイクを濃いめにして口元にポイントを置くのも一つの手です。
このように、陰影を駆使したノーズシャドウ・ハイライトのテクニックや他パーツとのバランス調整で、長い鼻もメイク次第で目立ちにくくすることが可能ですが、あくまでメイクの範疇です。
長い鼻を劇的に短くする方法ではなく、あくまでメイクで目の錯覚を起こしているだけなので、完全にコンプレックスを解消するわけではありません。
また、鼻先のシェーディングは不自然に見えやすいため、テクニックが必要です。
鼻を短くするマッサージは効果ある?
インターネット上では「鼻を高くするマッサージ」や「鼻を小さくする体操」など様々なセルフケアが紹介されています。
しかし結論から言うと、骨や軟骨で構成される鼻の形をマッサージだけで大きく変えることは困難です。
鼻の高さや長さは遺伝的要因や骨格による部分が大きく、指で押したり揉んだりして軟骨を劇的に縮めることはできないとされています。
市販のノーズクリップなども同様で、一時的に圧迫しても骨格自体を変えるのは難しいでしょう。
ただし、マッサージが全く無意味かというとそうではありません。
顔全体のリンパの流れを良くしむくみを解消することで、鼻周りに溜まった余分な水分や老廃物が流れ、鼻がわずかにすっきり見える可能性はあります。
特に朝起きた直後など顔がむくんで鼻がぼってり見える時には、優しく鼻筋や小鼻の脇をマッサージしてあげると余計な水分が排出され、鼻の輪郭が多少シャープになることも。
しかしそれは「鼻自体を短くする」というより「鼻周りを引き締めてスッキリ見せる」効果といえます。
鼻そのものの長さ(骨格)は変わらないので、マッサージで劇的にコンプレックスを解消とまではいかないでしょう。
むしろ強く押しすぎて皮膚を傷めたり軟骨を歪めてしまうリスクもゼロではありませんので注意が必要です。
以上より、鼻を短く「する」マッサージというより、鼻をすっきり「見せる」ためのマッサージと捉えたほうが現実的です。
根本的に鼻の長さそのものを変えたい場合、次に紹介するような美容整形によるアプローチを検討するのが近道と言えるでしょう。
鼻を短くする美容整形
メイクやマッサージである程度カバーはできても、「やはり根本的に鼻先を短く整えたい」「横顔のラインから綺麗に直したい」という場合、美容外科での手術(整形)が効果的です。
鼻の整形はさまざまな種類がありますが、鼻が長いことへのアプローチとしてはおもに鼻先や鼻孔の形を変える施術が該当します。
ここでは代表的な施術である「鼻柱挙上術」「鼻孔縁挙上術」「鼻翼挙上術」「鷲鼻削り」について、その概要を解説します。
鼻柱挙上術:垂れ下がった鼻柱を持ち上げる手術
「鼻柱挙上術(びちゅうきょじょうじゅつ)」は、下がり気味の鼻柱を引き上げて鼻先の角度を改善する手術です。
鼻柱とは左右の鼻の穴の間にある柱部分で、横から見たときの鼻先と上唇の角度(鼻唇角)にも関与する部分です。
鼻柱が下に伸びすぎていると(鼻柱下垂)、正面から見た際に鼻柱が小鼻よりも下に出て鼻の下が長く見えたり、横から見ると鼻唇角が鋭角になり鼻先が垂れて見えます。
鼻柱挙上術では、この余分な鼻柱部分の軟部組織や皮膚を取り除き、内部で縫合固定することで鼻柱の位置を物理的に持ち上げます。
簡単に言えば鼻柱の余分な長さを短縮して上に引っ張り上げるイメージです。
この施術が適しているのは、鼻柱が下がって鼻先が垂れ気味の方や横から見て鼻柱が出っ張り鼻の穴が見えづらい方などです。
鼻柱を上げることで鼻先が前方・上方に持ち上がり、正面からは鼻の下(人中)が短く見える効果もあります。
結果として鼻全体のバランスが整い、横顔では理想的な鼻唇角が実現します。
小さな変化に思えるかもしれませんが、鼻柱の位置が変わると鼻先の表情が変わり、「可愛らしい鼻」「上品な鼻」といった印象に近づけることができるでしょう。
手術は鼻柱の内側から行う場合と、場合によっては鼻柱下部に小さく切開を入れる場合があります。余分な組織を除去し、必要に応じて鼻柱の支持構造を強化して縫合します。
腫れは1週間程度で落ち着き、抜糸も1週間前後です。
傷跡も鼻の下の陰になる部分なのでほとんど目立ちません。鼻柱挙上術単独でも効果がありますが、後述の鼻孔縁挙上術や鼻翼挙上術と組み合わせて行うケースもあります。
鼻孔縁挙上術:小鼻の垂れ下がりをすっきり改善
「鼻孔縁挙上術(びこうえんきょじょうじゅつ)」は、垂れ下がった鼻の穴のフチ(鼻孔縁)を上に引き上げる手術です。
小鼻(鼻翼)の下縁部分が厚く発達していると、正面から見たときに鼻孔が三日月状に垂れ下がり、鼻全体が重たい印象になりがち。
鼻孔縁挙上術では、小鼻のフチの皮膚・軟部組織の一部を切除して縫合することで、下がった鼻孔の縁を持ち上げ、鼻の穴の形を整えます。
一度手術で切除すると元に戻すのが難しいため慎重なデザインが必要ですが、その分効果も明確で、厚ぼったい小鼻がキュッと軽やかな印象の鼻先に変化します。
横から見たときにも鼻孔のカーブが持ち上がり、垢抜けた印象に見せることが可能です。
この施術は、生まれつき小鼻の縁が厚く垂れ下がっている方や、過去に受けた小鼻縮小術で小鼻下縁に厚みが出てしまった方などに適しています。
鼻孔縁を上げることで、正面から見た際に鼻柱と小鼻の付け根を結ぶラインが理想的な下向きの二等辺三角形に近づき、美しい鼻のバランスになります。
施術は麻酔下で行われ、小鼻の縁に沿って数ミリ程度の皮膚を紡錘形に切除し、丁寧に縫合します。
切開線は小鼻の輪郭に沿うため、傷跡は時間とともに目立たなくなります。
ダウンタイム中は腫れや突っ張り感がありますが、1〜2週間で落ち着き、1ヶ月もすれば自然な状態になります。
鼻孔縁挙上術単独でも効果がありますが、小鼻そのもののサイズが大きい場合は「小鼻縮小術(鼻翼縮小)」も併せて行うとさらにバランスが良くなるでしょう。
鼻翼挙上術:小鼻ごと持ち上げて鼻先のバランス改善
「鼻翼挙上術(びよくきょじょうじゅつ)」は、小鼻(鼻翼)全体を上方向に持ち上げる手術です。
鼻孔縁挙上術が小鼻の下縁のみを上げるのに対し、鼻翼挙上術は小鼻の外側から含めて鼻翼基部ごと引き上げるアプローチになります。
具体的には、小鼻の外側の付け根(鼻腔底)を一部切除し、鼻翼を上方に縫い寄せることで小鼻全体をリフトアップします。
これにより、垂れ下がっていた小鼻がキュッと上がり、正面から見た鼻孔の露出バランスが改善されます。
鼻翼挙上術が効果的なのは、小鼻自体が下に長く伸びていて鼻先よりも下がっているように見えるケースです。
例えば本来なら鼻柱と同じくらいの高さであるべき小鼻の下端が、それより下に垂れている場合に適応になります。
こうしたケースでは鼻中隔延長などで鼻先を下げると余計に鼻が長く見えてしまうため、代わりに鼻翼挙上で小鼻を持ち上げるのがおすすめです。
鼻翼を上に引き上げて配置し直すことで、結果的に鼻柱と小鼻の位置関係が整い、鼻先全体が短く上向きに見えるようになります。
手術方法はケースによりますが、小鼻の付け根にアプローチして皮膚・軟部組織を一部切除し、鼻翼を上方に縫合固定します。
ダウンタイムは1〜2週間程度で、傷跡は小鼻のシワに沿う部分にできるため時間経過とともに目立ちにくくなります。
「鼻が長く見えるのを何とかしたいが、鼻先そのものをこれ以上下げたくない」という場合に有力な選択肢となるでしょう。
鼻孔縁挙上術や小鼻縮小術と組み合わせて行われることも多く、総合的に鼻先の形を整えることが可能です。
鷲鼻削り(わしばなけずり):隆起した鼻筋を滑らかに整える
「鷲鼻削り(わしばなけずり)」は、鼻筋の途中の隆起(いわゆるワシ鼻のコブ)を削り取り、段差のない滑らかな鼻筋に整える手術です。
鷲鼻の方は鼻骨や軟骨が盛り上がっており、そのせいで鼻全体が長く大きく見えることがあります。
鷲鼻削りではこの隆起部分(ハンプ)をヤスリやノミで削り取り、必要に応じて骨切りで鼻骨の幅を狭めながら、一直線に通った理想的な鼻筋を作ります。
鼻筋の出っ張りがなくなることで顔全体の調和が良くなり、鼻先の高さも抑えられて短く見える効果があります。
術前は鼻筋の途中に山があったのが、術後は滑らかなカーブを描く鼻筋になるため、鼻の高さ自体は多少低くなります。その結果、鼻先がグッと下がっていた印象が和らぎ、適度な高さと長さの鼻に整います。
鷲鼻削りは単独でも行われますが、長い鼻の方の場合は上述の鼻短縮術(鼻尖形成)と同時に行われることも多いです。
隆起を削りつつ鼻先も持ち上げれば、横顔・正面から共に理想的なバランスに近づけることができます。
ダウンタイムは1〜2週間程度で、鼻背にギプス固定を行うケースが一般的です。腫れや内出血は徐々に引いていき、1ヶ月もすれば大まかな完成形が見えてきます。
鷲鼻削りによって鼻の高さが変わると印象が大きく変わるため、「鼻筋のせいで鼻が長く見える」という方には非常に有効な改善手段と言えるでしょう。
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鼻が長いことへのコンプレックスは、メイクである程度カバーすることもできますが、根本的に形を変えるには美容医療の力を借りるのが確実でしょう。
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