【要注意！】鼻先へのヒアルロン酸注入は危険！？失明のリスクも… | AiZクリニックの鼻整形コラム｜東京・表参道のAiZクリニック 

ヒアルロン酸の注入後には、内出血や腫れ、むくみなどの症状が起こる可能性があります。これも注入する際の手技や使う器具によって最小限にリスクを抑えることができますが、医師の経験不足で、ヒアルロン酸を多く注入してしまうと膨らみや異物感などが生じるうえ、ダウンタイムも長くかかる可能性があります。通常であれば、少しずつ注入しながら様子を見るのですが、慣れていない医師の場合、注入量がわからずに、施術前と後の効果が出やすいように注入量が多くなりがちです。

また、コスト重視のクリニックでは、ヒアルロン酸自体、質の悪いものを使っていて、持ちが悪かったり、思ったような効果が得られないこともあります。

最悪のケースでは、失明や皮膚の壊死などといった重大な事故も報告されています。これも医師の経験や技術不足によるものですが、これは本来であればヒアルロン酸を注入してはいけない部位に注入してしまうことで起こるものです。こうした事故が起こってしまった場合でも、すぐにヒアルロン酸を溶かす薬剤のヒアルロニダーゼを注入するなど、適切な処置をすれば、最悪の事態は免れるのですが、こうした処置もままならないクリニックや医師もいるということも知っておいていただきたい事実です。

先ほど、ヒアルロン酸注入で起こりうるリスクの中で、皮膚の壊死や失明などといった取り返しのつかない事故の事例を紹介しましたが、こういった事故は、主に鼻へのヒアルロン酸注入で起こりうるものです。確率は100万分の一ほどと非常に低いのですが、眼に近い眉間や鼻先など、ヒアルロン酸を入れる場所によっては失明のリスクが伴います。これは、目につながる動脈に誤って薬剤を注入することで塞栓や血流障害が起こり、視神経に影響を及ぼすことが原因です。こうした場合、すぐにヒアルロニダーゼという溶解剤で処置する医者による即座の判断が求められます。

次に、鼻先へのヒアルロン酸注入による重大事故は壊死です。鼻先は皮脂腺や毛細血管、動脈が複雑に入り組んでいる部位のため、それを考慮せずに薬剤を注入すると、感染症を引き起こしたり、血管に薬剤が入り込んで、塞栓や圧迫による血流障害が起こり、最悪の場合、細胞が壊死してしまうことがあります。細胞が壊死すると、黒ずんだり、傷跡が残ったり、変形して治すことができず、一生モノの傷になります。

ヒアルロン酸注入は一見簡単そうに思える施術のため、整形手術に関わってまだ間もない鼻の解剖学をしっかり学んでいない未熟な医師が関わって、重大な事故につながることがあることもしっかり考慮しておいた方がいいでしょう。通常、こうしたリスクを把握しているクリニックであれば、鼻先や眉間など、危険が伴う部位へのヒアルロン酸注入は行っていないので、そうしたこともクリニック選びの基準になります。

ヒアルロン酸注入の手軽さとその裏にあるリスクをご紹介してきましたが、ヒアルロン酸注入にはリスクがあると同時に、限界もあります。ヒアルロン酸はもともと体内にある成分のため、注入しても時間とともに体内に吸収されてしまうからです。これも注入するヒアルロン酸の種類によっても持続力は異なるのですが、短いものでは数か月、長いものでも1年半ほどで効果が薄れていきます。つまり、ヒアルロン酸で整った鼻にし続けるには繰り返しの施術が必須になります。そのうえ、ヒアルロン酸を注入し続けると、鼻筋が太くなったりして、常に理想的な鼻の形をキープするのが難しくなることがあります。

ヒアルロン酸の注入で理想的な鼻の形をキープし続けるのは難しいとお伝えしましたが、ヒアルロン酸の代わりに鼻の形を整えられる施術としてご紹介するのが、鼻先を細く整える鼻尖形成です。日本人の方が鼻の形について持つコンプレックスは「団子鼻」や「豚鼻」「低い鼻」だと言われています。鼻尖形成術では、こうしたお悩みに答えるべく、鼻先を太く見せている脂肪を除去したり、広がった小鼻の鼻翼軟骨を縫い合わせることで丸みを帯びた鼻先を細く整えます。鼻を高くしたい場合は、耳から耳介軟骨を移植することでよりすっきりとした鼻に仕上げることもできます。

こうした手術は、ヒアルロン酸の注入とは異なり、メスを使ったものなので、ダウンタイムには2週間ほどかかりますが、ダウンタイム終了後も3カ月ほどの時間をかけて美しく自然な鼻になっていきます。ヒアルロン酸注入との大きな差は一度施術すれば、その形は半永久的であるという点です。

ヒアルロン酸注入だけでなく、理想の鼻を手に入れたい場合は、鼻の施術を多く手がけてきた医師がいるクリニックを選ぶことをおすすめします。ヒアルロン酸注入におけるリスクはご紹介したとおりですが、鼻の奥までの解剖学をしっかり把握して、どんな施術でも行えるような医師であれば、こうしたリスクを心配せずに安心して任せることができます。

そのクリニックが鼻の施術に強いかどうかを判断するひとつの目安としては、鼻中隔延長、鼻骨骨切り、肋軟骨採取などの施術を行っているかどうかです。これらは鼻の手術の中でも最も難しい施術ですので、そこまでをしっかり実施しているクリニックであれば、鼻の施術に強い医師がいるクリニックという証明になります。

アイズクリニックは、前述のような施術メニューを提供している、まさに鼻の美容整形に強いクリニックです。こうした鼻に関する深い知識と経験から、当院では、鼻先に対するヒアルロン酸注入の施術は行っていません。もちろん、プチ整形を望まれる患者様も多い昨今なので、鼻先などの高リスク部位を除いては、ヒアルロン酸注入も行っていますが、これは良質で注入部位に適したヒアルロン酸を厳選し、施術を行っています。また、ヒアルロン酸だけでは、理想的な鼻の形を手に入れられないという患者様には、鼻尖形成術などの他の施術をご提案しています。

当院では、手術を成功させることはもちろんのこと、その過程にある施術のやりやすさ、施術後の仕上がりの美しさを考え、自ら器具や糸、薬剤、施術方法なども研究しています。こうした研究は、施術時の出血量を抑えたり、施術後の腫れを抑えたり、ダウンタイムが短くしたりして、患者さまの負担を減らして、安心安全な施術につながっています。この卓越した技術は、他の美容整形外科医からも注目を集め、全国で技術指導も行っているほどです。

美容整形の施術を受けるのが初めての方、他のクリニックでの施術に納得のいかなかった方、どんな方でも、一度ご相談にいらしてください。専門医の立場からご希望をお伺いし、それを叶えるための適切なご提案をさせていただきます。