副乳・脇肉の脂肪吸引ガイド:原因・ダウンタイム・デメリットとクリニック選びのコツ

副乳や脇の下のはみ出し肉(脇肉)に悩んでいませんか?
副乳や脇の下のはみ出し肉(脇肉)に悩む女性は少なくありません。
ブラジャーからはみ出す脇の膨らみや、二の腕との境目にできるしこり状の膨らみ(副乳)は、ダイエットやセルフケアでは解消しにくい部位です。
そこで本記事では、副乳・脇肉に脂肪がつく原因やセルフチェック方法、痩身治療としての脂肪吸引と脂肪吸引注射(脂肪溶解注射)の違い、施術後のダウンタイム期間や注意点、さらに脇肉脂肪吸引のデメリット(よくある失敗例と回避策)について専門的に解説します。
副乳・脇肉とは?脂肪がつく原因とセルフチェック方法
まず副乳と脇肉の違いを理解しましょう。それぞれ脂肪がつく原因が異なり、自分で確認するセルフチェック法もあります。
副乳(ふくにゅう)とは、本来のバスト以外にできる乳房様の膨らみや乳頭・乳輪のことです。
人間は哺乳類なので胎児期に体の正中線に沿って複数の乳腺の元(ミルクライン)がありますが、通常は退化して生後は両胸だけになります。
この退化が不十分で乳腺が残ってしまう先天的要因により、副乳が発生します。
実は女性の約5%、男性の約1.5%に副乳が見られ、それほど珍しいものではありません。
副乳は脇の下(腋窩)に最もできやすく、左右両側または片側だけだったり、皮下に乳腺組織を含むものもあれば、乳頭・乳輪だけがあったりと多種多様です。
副乳内部に乳腺が発達している場合、生理前や妊娠・授乳期に腫れたり痛んだりすることがあります。
実際、「痩せているのに脇の下だけ膨らんでいる」場合は脂肪太りではなく副乳の可能性が高いです。
妊娠・出産を機に脇のしこりに気づき、それが副乳だったというケースもよくあります。
副乳のセルフチェック方法
脇の下にしこり状の膨らみがある場合、次のポイントを確認してみましょう。
見た目・触った感じで小さな乳首様の突起や色素の濃い部分があれば副乳の可能性が高いです。
触ると脂肪というより乳腺のようなしこり感があることもあります。
また、生理前に張って痛む、妊娠時に腫れるなどホルモン周期でサイズや痛みが変化する場合は副乳の疑いが強まります。
単なる脂肪塊ではホルモンで腫れることはありません。
全体的に太って脂肪がついている場合は脇肉(後述)の可能性もありますが、体は細いのに脇だけ膨らんでいるなら副乳を疑いましょう。
※専門的にはエコー(超音波)検査で乳腺の有無を確認できます。気になる場合は美容外科や乳腺外科で診察を受けてみましょう
副乳に脂肪吸引注射(脂肪溶解注射)は有効?脂肪吸引との違い
副乳や脇肉を除去したい場合、主な施術法として脂肪吸引(外科的に脂肪を吸引除去する手術)と、メスを使わない脂肪吸引注射があります。脂肪吸引注射とはいわゆる脂肪溶解注射のことで、脂肪を溶かす薬剤を脂肪層に注射し、脂肪細胞を減少させる治療です。
両者の違いを理解し、どちらが適しているか見てみましょう。
まず脂肪吸引(手術)は、細い吸引管(カニューレ)を皮膚に数ミリ切開して挿入し、物理的に脂肪を吸い取る方法です。
一度の手術で気になる脂肪を直接大量に除去できるため効果が確実で、術後すぐサイズダウンを実感できるケースもあります。
基本的に脂肪細胞そのものを取り除くのでリバウンドしにくく、効果は長期持続します。
ただし手術なので麻酔下で行い、術後に腫れや痛み・内出血などのダウンタイムが発生します。
ダウンタイムの程度は吸引量や個人差にもよりますが、後述するように1〜2週間程度の腫れ・むくみ期間が一般的です。
また、手術費用は一度で完結する代わりに脂肪吸引注射(脂肪溶解注射)よりも高額になりがちです
一方、脂肪吸引注射(脂肪溶解注射)は脂肪を溶かす薬剤を注入し、後日自然に老廃物として排出させる方法です。
メスを使わないため体への負担が軽く、傷跡も残りません。腫れや内出血などのダウンタイムも手術より少なく、個人差はあるものの通常数日〜1週間程度の軽い腫れで済みます(個人差あり)。
日常生活への支障が少ない点は大きなメリットですが、一度に注入できる薬剤量や効果には限りがあるため、広範囲の脂肪や量が多い脂肪を減らすには複数回の施術が必要です。
例えば副乳のようなしっかりした膨らみを注射で完全になくすには、数週間おきに何度も施術を繰り返す必要があるでしょう。
そのためトータルの費用がかさみ、最終的には脂肪吸引手術と大差ない出費になるケースもあります。
また薬剤注入後に意外と腫れや痛みが出ることもあり、「注射だからノーダウンタイム」と油断すると想像以上に腫れて驚くことがあります。
副乳の膨らみが脂肪主体の場合、脂肪吸引注射でサイズをある程度小さくすることは可能ですが、副乳は先述のように乳腺を含む場合が多いです。
脂肪溶解注射は脂肪細胞には作用しますが、乳腺組織を溶かすことはできません。
そのため、内部に乳腺が発達した副乳を根本的に解消するには、脂肪吸引と同時に乳腺の切除(摘出)を行う必要があります。
脂肪吸引注射だけでは乳腺部分が残り、膨らみの完全な解消には至らないケースがあることも理解しましょう。
脇肉(純粋な脂肪の塊)であれば脂肪溶解注射も有効です。特に「少し薄くしたい」「部分的にスッキリさせたい」といった軽度のお悩みには、切開不要で手軽な注射治療が向いています。
一方、脇から背中にかけて広範囲に厚みがある場合や、短期間で大きな効果を得たい場合は、やはり脂肪吸引の方がおすすめ。脂肪が多く費用対効果を重視するなら、最終的に少ない回数で確実な効果を出せる脂肪吸引を選ぶ方が賢明でしょう。
即効性・確実性を求めるなら脂肪吸引、ダウンタイムの軽さや手軽さを優先するなら脂肪溶解注射という違いがあります。副乳のように乳腺を含む可能性があるケースでは、医師と相談のうえで適切な方法(必要なら乳腺切除併用)を選ぶことが大切です。
副乳脂肪吸引のダウンタイム:期間と注意点
副乳や脇肉の脂肪吸引手術を受けた場合、避けて通れないのがダウンタイム(術後の回復期間に生じる症状)です。
脇の下の脂肪吸引では、術後に以下の症状が出るのが一般的。症状の強さ・持続期間には個人差があります。若く代謝が良い人ほど治りも早い傾向にあります。
副乳脂肪吸引のダウンタイム1.痛み・腫れ
手術直後から生じます。強い痛みではなく筋肉痛に近い鈍痛ですが、脇は腕の動きで刺激されやすいため違和感を感じるでしょう。痛みと腫れは術後〜1週間程度で徐々に治まります。痛み止めの内服が処方されるので適宜使用してください。
手術当日は安静にし、術後翌日から軽い日常動作は可能ですが無理に動かすことは避けましょう。
自分の痛みや体調と相談して活動し、激しい運動や重い荷物運びは痛みが落ち着く1〜2週間後から徐々に再開してください。
また、術後1〜2日はシャワーも避けるよう指示されることが多いです。基本的にシャワーは手術翌日から許可されるケースが多いですが(傷口を濡らさないよう注意)、湯船に浸かる入浴は通常抜糸後(約1週間後)まで控えます。
入浴は血行が良くなりすぎて腫れを悪化させる恐れがあるほか、飲酒も内出血がひどくなる可能性があるので最低1〜2週間は控えましょう。
副乳脂肪吸引のダウンタイム2.むくみ・内出血
術後数日は患部に血液やリンパ液がたまりむくみが出ます。また皮下出血による青あざや黄ばみが脇〜腕にかけて生じることがあります。むくみと内出血は術後〜2週間ほどかけて引いていきます。なお、内出血の色味は時間とともに消失します。
脂肪吸引後は吸引部分の皮膚を圧迫するバンテージやガーメント(圧迫着)を装着します。
脇の下の場合、専用の圧迫バンドやガードルを数日〜1週間ほど着用することが多いです(クリニックの指示による)。
圧迫することで内出血や腫れを抑え、皮膚の密着を促して凹凸のない仕上がりに役立ちます。ただし強すぎる圧迫は血行不良を招くため、指示された適度な締め具合・期間を守りましょう。傷口は清潔に保ち、医師の指示通り消毒や軟膏塗布を行ってください。
副乳脂肪吸引のダウンタイム3.硬縮(こうしゅく)
術後2〜3週目くらいから、吸引部位の皮膚の下がボコボコ・硬く感じられることがあります。
これは脂肪吸引後の正常な瘢痕反応で、皮下組織が一時的に線維化している状態です。
硬縮は術後3週間頃から始まり、完全に柔らかく戻るまで3〜6ヶ月程度かかります。見た目にはわからなくても触ると硬いという状態がしばらく続きますが、徐々に柔らかくなり最終的に滑らかな仕上がりになります。
脇肉脂肪吸引のデメリットと失敗例:仕上がりの凸凹(表面の不均一)
脂肪吸引は確実にサイズダウンできる反面、手術の出来栄えは医師の技術に左右されるデリケートな施術でもあります。
脇肉や副乳の脂肪吸引において起こり得るデメリット(失敗例)と、その回避策について解説します。
まず一つ目は、経験の浅い術者が行うと、脂肪の取り残しや取りすぎによって皮下脂肪の厚みにムラが生じ、皮膚表面がデコボコと波打ってしまうケース。
特に脇の下は狭い範囲ですが立体的な形状の部分なので、均一に脂肪を吸引する高度なテクニックが要求されます。
凸凹が残ると見た目にも触り心地にも違和感が出てしまうため注意が必要です。
脇肉脂肪吸引のデメリットと失敗例:皮膚のたるみ
脂肪を除去した後、皮膚の弾力が追いつかないと余った皮膚がたるんでシワっぽくなる恐れがあります。
特に年齢による皮膚のハリ低下がある場合や、大量の脂肪を一度に取った場合に起こりやすいです。
脇の下はもともと皮膚が柔らかく伸びやすい部位なので、脂肪を取りすぎるとたるみが目立つリスクがあります。
脇肉脂肪吸引のデメリットと失敗例:左右差・取り残し
片側の脇だけ副乳がある場合や、左右の脂肪量が違う場合、術後に左右のバランスが不揃いになることがあります。
また十分に脂肪が取れず膨らみが残ってしまう「取り残し」も失敗例としてあります。
特に副乳の場合は、脂肪だけでなく乳腺組織の取り残しにも注意が必要です。
エコー検査などで原因を特定せずに施術すると、脂肪だけ取って乳腺が残り効果不十分…ということになりかねません。
脇肉脂肪吸引のデメリットと失敗例:傷跡や色素沈着
脂肪吸引の傷は数mmと小さいものですが、体質によっては赤黒く色素沈着したり、盛り上がるケロイド体質の方もいます。
また内出血後の色素沈着が皮膚表面に一時的に残ることもあります。脇の下は比較的隠れる部分とはいえ、ノースリーブを着たときに傷跡が見える位置だと気になるかもしれません。
脇肉脂肪吸引のデメリットと失敗例:感染や合併症
まれですが、手術ですので傷口からの感染や血腫(血が溜まる)、脂肪塞栓などのリスクもゼロではありません。
適切に管理すれば防げるトラブルですが、知識として留意しておきましょう。
デメリットの回避策・対処法
これらのデメリット・リスクを最小限に抑えるためには、綿密なカウンセリングを行い、信頼できる医師・クリニックを選ぶことが大切です。
具体的には、副乳の場合は脂肪だけでなく乳腺もあるかチェックし、必要に応じて脂肪吸引+乳腺摘出の併用を提案してくれるクリニックを選んでください。
「膨らみの正体が脂肪か乳腺か」を見極めたうえで治療することで、取り残しによる再手術リスクを減らせます。
さらに、手術後の圧迫・マッサージ指導、定期検診などアフターケアがしっかりしているクリニックを選ぶと、手術後の失敗やトラブルを防げるでしょう。
副乳・脇肉の脂肪吸引はAizクリニックにおまかせください
信頼できるクリニックで副乳・脇肉の脂肪吸引を受ければ、悩みの種だった脇の膨らみを目立たなくすることができます。
ブラジャーからはみ出すお肉がなくなれば、身体のラインがすっきり整いファッションも楽しめるでしょう。
脂肪吸引は効果の持続性も高く、一度取った脂肪細胞は増えにくいためリバウンドしにくいです。
もちろん暴飲暴食をすれば残った脂肪が大きくなる可能性はありますが、術前と比べて明らかにシャープなラインを長く維持できるはずです。
AiZ CLINIC(アイズクリニック)は、顔やボディの脂肪吸引をはじめ美容外科全般に対応しており、副乳・脇肉の治療経験も豊富です。
脂肪吸引と脂肪溶解注射の両メニューを提供し、患者様一人ひとりに合わせた最適な施術プランを提案しています。
またダウンタイムの軽減策や傷跡を目立たせない工夫にも力を入れており、初めての方でも安心して治療を受けられるよう丁寧にサポートします。
カウンセリングでは副乳・脇肉の状態をしっかり診断し、仕上がりのイメージや不安な点について詳しく説明しますので、疑問や不安は何でもご相談ください。
AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。