額(おでこ)のヒアルロン酸注入
歳を重ねると、顔の脂肪が減って痩せてしまう“顔痩せ”現象が起こります。「痩せる」というと、ほっそりとしていいことなのではと思ってしまいますが、顔の脂肪が落ちると見た目が一気に老けて見える原因になります。
なかでも、顔痩せによって一番老けてしまうポイントとなるのがおでこです。「おでこなんて見られているの?」と疑問に思うかもしれませんが、おでこについている脂肪が減ってしまうと、一気にのっぺりとした立体感のない顔になってしまいます。鏡をのぞいてみたら、どこが原因かわからないけれどなんとなく老けた気がすると感じたときは、もしかすると、このおでこ痩せが原因かもしれません。
おでこはもともと脂肪がそれほど多くついていない部位ですから、さらに脂肪が減少してしまうと、ハリが失われ、シワが出やすくなったり、どこかゴツゴツとした印象になります。また、意外と意識していませんが、おでこは顔の中でも大きな面積を占めるパーツです。この部分が立体感を失い、ハリをなくすだけで一気に老けて顔全体の印象に大きな影響を及ぼします。
理想的なおでこの形とは?
おでこの理想的なカーブは横から見たときに真ん中が丸く膨らんでいて全体的に美しいカーブを描いている姿です。おでこに丸みがあると、横から見たときもきれいですし、前から見ても若々しく華やかな印象になります。
しかし、日本人をはじめとするアジア人のおでこは元々平らで凹凸がないことがほとんどなうえに、老化で脂肪が減ると、さらに平らになって老けた印象を与えます。
こうした平らなおでこにボリュームを出すことで、理想的な丸いおでこに近づけることができます。
おでこに丸みを持たせる方法
おでこに丸みを出す方法は様々です。ヒアルロン酸や自己脂肪を注入する方法はもちろんのこと、プロテーゼで丸みをつけることも可能です。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸は、しわやほうれい線などといった皮膚の凹みを改善する薬剤として有名ですが、おでこのボリュームアップにも効果を発揮します。他の部位と同様、皮膚に注入すると、真皮からボリュームアップすることができ、おでこ全体に丸い膨らみを出すことができます。ヒアルロン酸は、他の治療法と比較すると、薬剤を注入するだけなので、施術に時間がかからず、傷跡も残りずらく、ダウンタイムがほとんどありません。また、ヒアルロン酸の種類を厳選すれば、持続時間もある程度長く保つことができます。
脂肪注入
自らの体から脂肪を採取し、不純物を取り除いたうえで、おでこに注入していきます。自己脂肪なので、定着すれば長持ちすることがメリットですが、脂肪の定着率には個人差があるため複数回施術を行わなければならないことがあります。
プロテーゼの挿入
髪の生え際の皮膚を切開し、プロテーゼを挿入します。プロテーゼはシリコン製のため、挿入後に体内に吸収されることがなく、効果は長期にわたって持続します。その一方、他の治療法と比べて、メスを使う分、ダウンタイムが長引くと同時に感染が起こるリスクや麻痺が残るリスクも考慮しなければなりません。
骨セメントの挿入
骨セメントは、粉末ポリマーと液体モノマーを混ぜ合わせて作ります。混ぜると10分ほどで硬くなりセメントになります。一般的には、人工関節と骨とを固定する接着剤として使用しますが、額の形成にも使うことができます。骨セメントは、ひとりひとりの骨格にぴったり合うようにオーダーメイドで作られ、手術では金属スクリューを使って骨に固定することで丸みを帯びたおでこに形成することができます。
おでこへのヒアルロン酸で顔の印象をチェンジ!
今回は、この中でもヒアルロン酸注入によるおでこのボリュームアップをご紹介していきます。
おでこのヒアルロン酸を使ったボリュームアップは、老化による脂肪の減少で変わってしまった顔の印象を若返らせる以外にも、下記のような理想を叶えたり、お悩みを改善させることができます。
・全体的に彫りの深い西洋人風の顔になりたい
・丸いおでこで可愛い印象を与えたい
・おでこにできてしまった凹凸を改善したい
・メスを使った手術には怖くて踏み切れない
おでこへのヒアルロン酸注入のメリット
・ヒアルロン酸製剤なので施術が受けやすい
・ダウンタイムが短い
・気に入らなければヒアルロン酸の溶解酵素で溶かすことができる。
おでこに使うヒアルロン酸の種類
ヒアルロン酸には、その硬さや純度などによって様々な種類があります。おでこを丸くするために使うヒアルロン酸は基本的には硬めのものを使用します。一方、額にできたシワを改善するために使用するヒアルロン酸は比較的浅い部分に注入するため、凹凸が生まれないよう柔らかいものを使用します。
ヒアルロン酸の注入量
ヒアルロン酸を注入して、おでこを丸く立体的にするといっても、最終的にどんな形にしたいかによって注入量は変わってきます。たとえば、おでこ全体を丸くしたい場合は3~5ccほど、おでこの中心部分を少し盛り上げて丸くしたい場合は1~2ccほど、また眉毛の骨の出っ張りを目立たなくしたい場合は左右合わせて1~3ccほどです。いずれにしても、多少の個人差はありますが、注入される量はおおよそ2~5ccほどです。
ヒアルロン酸の持続期間
おでこに注入するヒアルロン酸は硬めのものを使用するため、体内に吸収されにくいため、1年ほどの持続力があります。吸収スピードは個人差がありますから、人によっては数年もつという方もいらっしゃいます。
ヒアルロン酸注入後のダウンタイム
ヒアルロン酸を注入した際には、それほど大きなダウンタイムはかかりませんが、下記のような症状が出る場合があります。
痛み
ヒアルロン酸注入後は、注入部位に鈍い痛みが残ることがあります。施術直後は麻酔が効いているので、それほど感じませんが、徐々に麻酔が切れ始めると痛みが出て2~3日続くことがあります。
針穴
ヒアルロン酸は注入する際にはマイクロカニューレという器具を使いますが、額への施術時は注入孔が2~4カ所できます。施術後は、この注入孔にかさぶたができますが、それも時間とともに消えていきます。
腫れ
おでこにヒアルロン酸を注入した後には、少しおでこがむくむことがあります。注入量が少なければそれほどむくみませんが、量が多くなればむくむ可能性が高まります。ただ、むくんだとしても3~4日ほどで改善していきます。
内出血
ヒアルロン酸の注入では内出血が起こる可能性があります。内出血が出ると、改善するまでに数日~2週間ほどかかることがあります。その際には、目立たないように、メイクなどで隠す必要が出てきます。
アイズクリニックでは豊富な種類のヒアルロン酸をご用意しています
アイズクリニックでは、様々な種類のヒアルロン酸をご用意しています。ヒアルロン酸の分解酵素の浸透を抑えることで持続性の長さが期待できるクレヴィエルや、組織になじみやすく持続期間が長いアラガン社製のジュビダームビスタバイクロスシリーズなど、注入する部位に合った硬さや持続力の高さでご満足いただけるでしょう。是非一度ご相談にいらしてください。スタッフ一同お待ち申し上げております。
AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。