耳軟骨移植について解説!耳介軟骨!耳珠軟骨何が違うの?
鼻の手術にをする時に耳の軟骨を採取することが多くあります。
しかし、
・耳の軟骨を取ると形はどーなるの?
・イヤホンが出来なくなるの?
・痛みはどう?
・どこに傷が出来るの?
などの質問を受けます。
では
まずこちらの画像を見てください。
こちら実は、耳の軟骨の採取後1週間です。
耳の形は変わってません。
どこからどのように採取したかわかりますか。
耳の軟骨を取るとイヤホンが出来なくなる??
これはすごく良く聞かれる質問ですが、
耳の軟骨を採取する部位としては、耳珠軟骨と耳介軟骨に大きく分けて考えることができます。
耳珠軟骨は採取が簡単、時間がかからない。しかし、軟骨としては強度は弱く、大きさも小さめです。このため、鼻先に乗っけるような軟骨移植に限定されて使われる場合が多いのが特徴です。所謂、イヤホンが出来なくなるのは、こちらの耳珠軟骨になります。
耳介軟骨は採取に手間や時間がかかります。しかし、耳珠軟骨と比べてしっかりとサイズが大きく、強度も強い傾向にあります。その為、耳介軟骨はコルメラストラットに使われたり、鼻孔縁下降、鼻柱下降、シールドグラフトなど様々な使用用途があります。
耳の軟骨を取った後の傷はどこ?
こちらの方は耳の裏側から耳介軟骨という軟骨を採取してます。
耳軟骨移植と言っても大きく分けて耳介軟骨と耳珠軟骨に分かれます。耳介軟骨は主に耳の裏側から大きな軟骨を採取します。耳珠軟骨は耳の穴の手前側から小さな軟骨を採取します。
『イヤホンが出来なくなる』→と言われるのは耳珠軟骨移植ですが、当院では主にそういった支障の少ない耳介軟骨移植を行ってます。
それでは傷の部分を見てみましょう。
こちらが1週間の抜糸前の耳の裏の状態です。
すごく綺麗な状態です。
正面からの耳の形も変わらないため、耳の軟骨を採取したとはバレません。
傷も半年~1年の経過でほとんどわからないくらいになります。
耳の形は?痛みはどう?
耳の軟骨採取に際して、形が変わらないように細心の注意を払って手術を行っております。耳介軟骨を採取する際に耳弓と呼ばれる形をキープする重要なポイントをしっかりと残すことが形をキープするのに大切な要素となります。
また、耳軟骨採取後の痛みですが、残念ながら鼻の手術に比べて採取した耳は少し痛いといわれることがあります。
痛みは個人差がありますが、一般的に採取部位の方が移植部位より痛い傾向にはあるようです。
とはいえ、鼻の手術では痛みよりも鼻つまりの方がしんどいといわれるくらい鼻の痛みは少ないです。
その為痛みの少ない部位と比較して相対的に痛みがあるというのが正しいのではないでしょうか。
AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。