斜鼻って他人からも目立つもの？日常生活で曲がってしまうことはある？整形に必要な値段は？ | AiZクリニックの鼻整形コラム｜東京・表参道のAiZクリニック 

斜鼻とは、鼻筋が曲がっている状態のことです。鼻骨の曲がっている「骨性斜鼻」と、鼻中隔軟骨の鼻背側が曲がっている「軟骨性斜鼻」に分類されます。外傷が原因で発生する斜鼻の多くは、骨性斜鼻と軟骨性斜鼻が同時に起きており、鼻の骨と軟骨の両方を治療する必要があります。

例えば、スポーツや事故、その他の外傷が原因で鼻が曲がることがあります。これにより、骨や軟骨が正常な位置からずれ、斜鼻が生じます。斜鼻は単なる見た目の問題だけでなく、鼻通りの悪化や呼吸の不快感など、様々な問題を引き起こす場合があるため、早期に改善することが重要です。

鼻中隔は、鼻の中央に位置することで左右を隔てている壁のことです。この鼻中隔がまっすぐでなく、歪みが強い状態を鼻中隔湾曲症といいます。進行すると、片方の鼻の通りが悪くなり、鼻詰まりや慢性的な副鼻腔炎などが起きる恐れがあります。

例えば、日常生活で鼻が詰まりやすく、呼吸がスムーズでないと感じる場合、これは鼻中隔湾曲症のサインかもしれません。

鼻中隔湾曲症の進行が軽度であれば、薬物療法や保守的な治療が効果的な場合もあります。しかし、歪みがひどくなり、慢性的な症状が続く場合は、手術が必要となります。

斜鼻は、アンバランスな顔立ちになります。このアンバランスさによって違和感を与えるとともに、コンプレックスの原因になることがあります。斜鼻が顕著であると、より大きな悩みとなるでしょう。

自信を失うだけではなく、人とのコミュニケーションに影響を及ぼし、仕事や私生活に支障をきたす可能性があります。

斜鼻には、先天性のものと後天性のものがあります。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

先天的な斜鼻は、生まれつき起きているものです。完治が難しく、原因も解明されていません。遺伝的な要因や胎児の発育過程での影響が考えられますが、原因がわからないために予防方法や治療法なども確立できないのが現状です。

外傷が原因となる斜鼻の多くでは、鼻骨と鼻中隔軟骨が同時に変形します。外傷によって鼻部に力がかかり、鼻中隔軟骨が曲がることで斜鼻が発生するものです。この場合、鼻骨と鼻中隔軟骨の修正によって改善が期待できます。

一方で、鼻中隔湾曲症は成長期に関連しています。鼻中隔は「鼻中隔軟骨」「篩骨正中板（しこつせいちゅうばん）」「鋤骨（じょこつ）」の骨と軟骨で構成されており、それぞれが異なる速度で成長します。この成長の不均等が鼻中隔湾曲症を引き起こし、鼻中隔が曲がる原因となります。

斜鼻や鼻中隔湾曲症の治療においては、外傷による影響や成長期の変化を考慮し、個々の症状に合わせた総合的なアプローチが求められます。

斜鼻は骨や軟骨の湾曲が原因であり、その治療には専門的なアプローチが必要です。インターネットや動画サイトには、斜鼻を自力で治す方法が様々に紹介されていますが、これにはさまざまなリスクが伴います。

鼻周りのマッサージや洗濯ばさみを使用する方法があります。しかし、鼻の軟骨は非常に柔らかいため、無理な力が加わると形が変わってしまうことがあります。軽い力で行っていても、長期間にわたり負荷がかかり続けると鼻の歪みが進行する可能性があります。

鼻の形状が変わったとしても、その変化が美しく自然である保証はありません。斜鼻を治すために行ったマッサージや挟む方法が不適切であれば、鼻の形状が不自然になり、凸凹したラインや一部分の出っ張りが生じる可能性があります。

適切でない方法や過度な負担は、斜鼻を悪化させる可能性があります。自力での無理な治療が、逆に問題を悪化させる結果につながることがあるため、自力で直そうとしてはいけません。

斜鼻の治療には、鼻の曲がりが主に鼻骨に限定されている場合に行われる「斜鼻修正」があります。この手術では、曲がっている部分の鼻の骨を切り取り、鼻筋を整えることによって斜鼻を修正します。鼻筋が曲がる原因は生まれつきの鼻の形状や、事故やケガによる変形、鼻の骨や軟骨の成長に左右差が生じることなどが挙げられます。

斜鼻修正は、鼻が曲がっている方や鼻筋の向きが気になる方に向いている施術です。

手術の適用は、斜鼻の原因が鼻の外傷によって鼻骨が曲がったことに起因している場合と、鼻の成長過程において生じる鼻中隔軟骨の曲がりに起因している場合で異なります。医師が患者の具体的な状態を評価し、適切な手術法を選択します。手術の種類について詳しく見ていきましょう。

手術前には麻酔が行われ、鼻の穴から切開が施されます。この切開は鼻の内部に配置されるため、外部からはほとんど目立ちません。

鼻骨が変形している部分にアクセスするため、専用のノミを使用して骨切を行います。この過程で鼻筋を整え、望ましい形状に修正します。骨切が終わった後、切開部分を慎重に縫合し、テーピングを施します。さらに、ギプスで鼻を固定することで、修正した部位が適切に癒合し、安定した形状を維持できます。

クローズ法では切開が鼻の内部に行われるため、外部からは傷跡が目立ちません。

オープン法は、斜鼻修正において鼻中隔の軟骨が原因となる場合に行われる手術方法です。
麻酔を行ってから皮膚をめくり、鼻中隔軟骨の中央に位置する曲がっている部分を露出させます。

曲がっている部分を切除し、鼻中隔軟骨を矯正します。この過程で鼻の形状を修正し、通気性を向上させます。

切開した部分を丁寧に縫合し、ギプスを用いて鼻を固定します。このステップにより手術部位が安定し、適切な形状を維持できます。

オープン法では切開が鼻柱部分に行われるため、傷跡が気づかれにくく、目立ちません。

斜鼻治療の費用は、手術の種類、医療機関の規模と評判、施術範囲と複雑性、アフターケアによって決まります。一般的な目安としては、約40～60万円程度です。大手クリニックや経験豊富な医師による治療は費用が高くなる傾向があります。

また、アフターケアやフォローアップが含まれる場合、それにかかる費用も考慮されます。

アイズクリニックでは、斜鼻に対する専門的な治療を提供しています。斜鼻は鼻筋が曲がっている状態であり、これが顔の印象に違和感を与えることがあります。当クリニックでは、斜鼻の原因に応じて最適な治療法を選択し、患者様の美しさと調和を重視した斜鼻修正を行っておりますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。