鼻プロテーゼが術後にズレた！これは失敗？事故？ | AiZクリニックの鼻整形コラム｜東京・表参道のAiZクリニック 

鼻に挿入したプロテーゼがズレる原因はいくつかあります。それは医師による施術に関連したものもありますし、術後の患者の行動に関連したものもあります。

プロテーゼは広く医療用に用いられており、アレルギー反応も起こしにくく、体に馴染みやすい素材ですが、挿入する場所を間違えてしまうとずれる原因になります。鼻にプロテーゼを挿入する際には、鼻の骨の周りを覆う硬い骨膜の下にスペースを作り、入れる必要があります。硬い骨膜の下に入れることで、プロテーゼがしっかりと固定されるからです。しかし、そういった解剖学的な知識を持たない医師が施術に臨むと、誤って骨膜の上にプロテーゼを挿入してしまうことがあります。そうすると、プロテーゼの周りには柔らかい組織しかないので、いつまで経ってもプロテーゼが固定されず、動きやすくなってズレる原因になります。また、皮膚の直下にプロテーゼが入ることになるので、皮膚が引っ張られてプロテーゼが透けたり、最悪の場合には、プロテーゼが飛び出てくる可能性があります。

鼻にプロテーゼを挿入する際、鼻の骨と骨膜の間にスペースを作るため、剥離する工程があります。この剥離が鼻の中心からずれていると、プロテーゼを挿入したときに中心からズレた状態で挿入されることになるので、ズレた印象を与えてしまいます。

プロテーゼは、元々の鼻を土台として、その上に挿入するので、土台が曲がっていれば、仕上がりも曲がってしまいます。この斜鼻は生まれつきやケガで起こる場合がありますが、曲がり方が軽微の場合、気づかずにプロテーゼをそのまま挿入してしまい、施術が完了したら斜鼻が強調され、プロテーゼがずれているような印象を与えることがあります。いずれにしてもプロテーゼを挿入する際は、この斜鼻があるかどうかをしっかりと見極め、斜鼻がある場合には斜鼻修正術を行ったうえでプロテーゼ施術を行う必要があります。元々の鼻が曲がっているかどうかをまずはしっかり見極められる医師にかかることがとても大切です。

鼻背とは、鼻の付け根から鼻先にかけての鼻筋と言われる部分です。隆鼻術の場合は、ここにプロテーゼが挿入し、鼻筋を通したり、鼻全体に高さを出すわけですが、挿入したプロテーゼが鼻背に密着していないとズレる危険性があります。

シリコンプロテーゼの施術後1週間ほどは、まだプロテーゼが不安定な状態なので、鼻に触れたり、こすったりするなどの刺激はできるだけ避けるようにしましょう。1週間以上経つと、洗顔や多少の摩擦では動くことはありません。さらに、1カ月ほど経つと、もっと安定してくるのでよほどの大きな力が加わらない限りは動くことはありません。ただし、ラグビーや空手などのコンタクトスポーツに関しては、意図せずとも鼻に大きな衝撃が加わる可能性があり、プロテーゼがずれてしまう危険性があるので、プロテーゼの施術自体を避けて、別の施術を選択した方がいいでしょう。

プロテーゼの手術を失敗する原因の一つとして、術後に自ら触ってしまうことによるずれを紹介しました。術後のダウンタイムの過ごし方は事故を避けるためにもとても大切です。こうしたことが起こらないためにも、プロテーゼの術後には以下のようなことに気を付けましょう。

プロテーゼの術後、少なくとも3日間は鼻が固定されることがほとんどです。その間は、鼻に絶対に触れないよう、メイクや洗顔も避けるようにしましょう。汚れが気になって、どうしても気持ちが悪い場合は、鼻を避けるようにして洗顔するか、お湯でぬらした柔らかい布でごく優しく拭いてあげる程度にしましょう。

入浴や飲酒をすると、血流が増し、腫れや内出血を悪化させる原因になります。術後1週間ほどは避けるようにしましょう。

鼻に負担をかけるような行為は極力避けるようにしましょう。普段の生活でしているようなことも施術後しばらくは我慢していただくと事故を防ぐことができます。

鼻のプロテーゼが術後ずれてしまわないようにするためには、ダウンタイムの過ごし方を気を付ける以外に、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。

美容医療に関わる医師といっても、それぞれに経歴や症例数も異なります。極端な話をすれば、昨日までメスをにぎったこともないような医師も美容手術をすることはできるのです。鼻プロテーゼをする際には、知識や経験がどれほどあるのかをチェックするのは医師を見極める一つの方法です。また、美容医療は個人の美的センスや繊細な手技も問われる施術です。だからこそ、それぞれの医師が関わってきた症例の写真などを確認し、どんなセンスを持っている医師なのか、自分の理想の鼻を作り上げてくれそうかなどを見極めるといいでしょう。

ホームページや口コミなどで良さそうな医師やクリニックを見つけたら、まずは無料カウンセリングに出掛け、施術内容やそれに伴う疑問・不安など気になることを実際に医師に相談してみるといいでしょう。話しやすい人柄かどうかだけでなく、自分の理想をどのように叶えてくれるのか、医師からの具体的な施術提案なども含めて聞くことで、医師の技量や信頼性を確認することができます。

アイズクリニックでは、患者様の骨格や顔立ちを見ながら、最適なプロテーゼをオーダーメイドで作っています。プロテーゼは、そのまま入れてもすべての方の顔に合うわけではありません。鼻に高さを出しつつ、自然で違和感のない鼻に仕上げるために、部分的に削ったりするこの工程は欠かせないものです。

当院は数多くの鼻の手術を手掛けており、クリニックによっては難易度が高くできないような手術まで行っています。そうした熟練度の高い医師が施術を担当しているので、プロテーゼ手術に関しても患者様の理想に寄り添うようなきめ細やかな施術を行うことができます。プロテーゼ手術は外科的手術であり、体にも負担が伴う、失敗が許されない手術です。しっかりとした知識と技術力に裏打ちされた医師がいる当院であれば、安心して施術に臨んでいただけます。プロテーゼ手術について疑問や不安、相談をお持ちの方は、是非一度当院の無料カウンセリングにお越しください。スタッフ一同、お待ち申し上げております。