脇ボトックスの効果とデメリット。保険適用条件と費用相場まとめ | AiZクリニックの鼻整形コラム|東京・表参道のAiZクリニック 

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脇ボトックスの効果とデメリット。保険適用条件と費用相場まとめ

脇ボトックスとは?|汗やにおいを抑える非手術的治療法

汗ジミやにおいの悩みを抱える方にとって、脇のボトックス注射は「手軽でダウンタイムも少ない治療」として注目を集めています。
しかし一方で、以下のような不安を抱えている方も多いことでしょう。
「脇ボトックスって本当に効くの?」
「保険適用できる?条件は?」
「打ち続けるとどうなる?」
「副作用や後悔した声はない?」
この記事では、脇ボトックスに関するメリット・デメリット・費用・保険適用条件・後悔のリスクなどを徹底解説します。

脇ボトックスで解決できる悩み

脇ボトックスとは、ボツリヌス毒素(ボトックス)を脇の皮膚に注射することで、汗腺の活動を一時的に抑制し、発汗や臭いを軽減する方法です。​
脇汗の原因となるエクリン汗腺に作用し、発汗を抑える効果があります。
ボトックス注射によって汗が減ると、服にできる脇の下のしみや、汗の臭いをおさえることが可能になります。
原発性腋窩多汗症(病的な脇汗)、軽度〜中等度のワキガ、汗ジミ・体臭・制汗剤で効果が不十分な方におすすめで、10分前後の治療時間でダウンタイムはほぼありません。※
一度施術すると約4〜6ヶ月効果が持続し、汗の分泌を抑えることで服に汗ジミができるのを防ぐほか、雑菌の繁殖を抑制するので臭いの軽減につながります。
※注射の腫れが出る方もいます

脇ボトックスは保険適用?条件と適応外のパターン

脇ボトックスが保険適用されるのは、原則として原発性腋窩多汗症(ワキの下から日常生活に支障をきたすほど多量の汗が出る病気)のみです。
原発性腋窩多汗症特定の原因がなくても発症し、遺伝や自律神経の乱れなどが考えられています。
18歳以上で日常生活に支障を来すレベルの発汗があると医師から明確な診断(原発性腋窩多汗症)を受けた場合しか保険適用となりません。
美容目的(ワキガ・汗ジミ防止)やニオイの抑制目的、軽度の汗対策は自費診療となります。

脇ボトックスの保険適用費用、自費診療費用の相場

保険適用時の値段(3割負担の場合)
約15,000~20,000円
※診察料・薬剤料含む。医院により異なります。

自費診療(美容目的)
使用薬剤 両脇1回の費用相場
アラガン社製等 30,000〜70,000円程度
ジェネリック製剤 20,000〜50,000円程度

脇ボトックスを打ち続けるメリット

脇ボトックスを打ち続けることで、発汗量が安定的に抑えられ、汗ジミ・臭いの悩みが軽減します。
習慣化すればQOL(生活の質)が向上し、汗をかきやすい季節でも好きな服を着られたり、臭いを気にしたりすることなく生活できる点が大きなメリットでしょう。
また、ボトックスは繰り返すことで持続しやすくなると言われているため、「汗が出にくい状態」を身体が覚える可能性があります。

脇ボトックスを打ち続けるデメリット

汗ジミやニオイが気にならなくなる反面、ボトックスに耐性がつくとまれに効果が落ちる可能性があります。
また、経済的な負担が続く(年数万円〜十数万円)ことや、ごくまれに代償性発汗(他部位に汗をかきやすくなる)になる可能性もゼロではありません。
しかし、これらの耐性リスクは適切な投与量と間隔で最小限に抑えられます。
医師と相談しながら、年間スケジュールを立てるのが理想的です。

脇ボトックスとワキガの違い|根本治療ではない?

ボトックスは汗の分泌を一時的に抑えるだけで、ワキガの根本原因であるアポクリン腺の数・大きさにはアプローチできません。
軽度〜中等度のワキガや汗と一緒に臭いが気になる人、手術を避けた・ダウンタイムを取れない人には対処法として有効ですが、臭いが強いワキガには、外科的な剪除法や超音波メス治療などの検討しましょう。
脇ボトックスは、「発汗を抑える」という意味では非常に優れた治療。その一方で、ワキガの根本治療ではなく、効果は一時的保険適用には条件があるといった正しい理解が必要です。

妊娠中・授乳中のボトックスは不可

脇汗に効果を発揮するボトックスですが、治療後は女性で2ヶ月、男性で3ヶ月間の避妊が必要です。
また、ボトックスは、妊婦および胎児に対する安全性が確立されていないため、妊娠中の方、または妊娠している可能性のある方はボトックス治療を受けることができません。
ボトックスを受ける前に必ず医師と看護師に相談しましょう。

脇ボトックスを打って後悔した失敗談と対策

脇ボトックスにおいて、以下のようなよくある「後悔」の声と失敗談を集めてみました。
効果が思ったより短かった
→ボトックスは永久的な治療ではありません。3か月〜半年ごとの継続が前提です。

においが改善されなかった
→ワキガが強い場合は外科的治療(剪除法等)が必要なことも。
ボトックスを打つ前にどちらが適応か医師と相談しましょう。

打ち続けると効果が薄れてきた
→ボトックスは打ち続けるとまれに耐性ができるといいます。
耐性(抗体)ができるリスクを理解し、適切な頻度で施術を受けましょう。

脇ボトックスで後悔しないためには、
医師による適応判断(汗と臭い、どちらが主訴か)、信頼できる薬剤(厚労省認可のボトックスビスタ等)の使用、継続施術を見据えた費用感と頻度の確認が必要です。

汗をかく季節の前にボトックス注射で対策

脇ボトックス治療は、脇汗や軽度のワキガに対して効果的な治療法として広く利用されています。​
しかし、効果の持続期間や費用、副作用のリスクなどを十分に理解し、信頼できる医療機関での施術を受けることが重要です。​
自身の症状やライフスタイルに合った治療法を選択するためにも、専門医との相談をお勧めします。
AiZ CLINICでは、脇汗・ワキガにお悩みの方に対してボトックスの薬剤選定・適正量の提案、ワキガ根本治療への相談・診断を受け付けています。
「脇汗が気になるけれどどんな治療をすればいいのかわからない」と悩んでいる方も、お気軽に無料カウンセリングにお越しください。

AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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