口角のシワはこれで解決?口角へのヒアルロン酸注入によるシワ治療
コロナ禍が明け、マスクを取る生活が始まってみると、なんだか口まわりがたるんだり、垂れ下がった印象を受けたことはないでしょうか。
これは、マスク生活の中で、表情筋を動かす機会が減ったり、大きく口を動かして会話をする機会が減ったり、さらにマスクによって蒸れた口元から水分が蒸発して乾燥してしまったりすることによって起こります。筋肉を動かさずにいると、筋肉量は減っていきますし、口角を引き上げる力も弱まってしまいます。そのため、油断すると、口角は気づかぬうちに下がり、筋肉も弱まって、皮膚が垂れ下がっていくという悪循環に陥ります。
影からシワへと進行するマリオネットライン
口角、つまり口の両脇の下に伸びるラインにできる、このシワは、通称・マリオネットラインと呼ばれています。腹話術の人形の口を思い浮かべると分かりやすいかもしれません。このラインができると、顔の印象は一気に変わります。「怒っている」「不機嫌」などあまりいい印象を与えないのが悲しいところです。
さらに、このラインは若い方にはあまり見られず、どちらかというとお年を召した方に多く見られることからも分かるように、老けた印象を与えます。なぜなら、マリオネットラインは単なる乾燥ジワや表情の動きによってできる表情ジワではなく、皮膚そのものの下垂によって起こる加齢ジワだからです。
加齢とともに皮膚はたるみ、重力の力で脂肪も下に垂れてくることで、徐々に口角の下に影が出てきます。これがさらに進むと、影からシワへと移行していき、よりはっきりとしたマリオネットラインとなります。
初期では、ヒアルロン酸を注入することで影を目立たせなくできますが、進行していくと、ヒアルロン酸だけでは対処できなくなり、フェイスリフトや脂肪吸引、脂肪注入など、状況に応じた治療が必要になります。
マリオネットラインができる原因
表情筋の衰え
加齢とともに、皮膚のコラーゲンやヒアルロン酸は減少していき、皮膚のハリが失われていきます。ハリを失った皮膚はたるんでいき、重力の影響で下垂します。これを表情筋が支えられればいいのですが、表情筋は加齢とともに衰えやすくなるため、下垂を止められず、マリオネットラインとして刻まれていきます。日頃から、なるべく口角を上げるように意識するなど、表情筋を鍛えるようにしましょう。口元を意識したトレーニングとしては、ペットボトルを使ったものもあります。ペットボトルを口にくわえ、口を「お」の形にキープし、10数えます。ポイントは、歯ではなく、唇でペットボトルを支えることです。気になる方は、こうしたトレーニングを日々の生活に取り入れると、筋肉の衰えを食い止めることができます。
姿勢や生活習慣
マリオネットラインができる原因としては、表情筋の衰えだけでなく、広頚筋の衰えも影響しています。広頚筋とは、口元から下あご、首にかけて広がっている大きな筋肉です。デスクワークが多い方やスマホをよく使う方によく見られる姿勢で首が前に出ている猫背姿勢がありますが、この姿勢を続けることで、広頚筋が衰え、この筋肉に連動した筋肉や皮膚、脂肪などが緩んでいきます。そうすることで、口元のマリオネットラインもできていきます。こういった方は、仕事の途中でストレッチをしてみたり、意識的に骨盤を立ててあごを引いた姿勢を心がけるなどされるといいでしょう。
紫外線や乾燥などの外的要因
紫外線や乾燥はお肌のハリや弾力を失わせます。筋肉はトレーニングである程度鍛えられますが、一度たるんでしまった皮膚のハリや弾力を取り戻すのは至難の業です。日頃から、季節を問わず、紫外線対策や乾燥対策をしっかり行うようにしましょう。
マリオネットラインへのヒアルロン酸注入の効果
マリオネットラインへのヒアルロン酸注入は、数回に分けて適切な深さに注入していきます。針を刺す際には、チクッとした痛みがあり、ヒアルロン酸を注入する際には押されているような感覚があります。痛みが心配な方は麻酔を用意しているクリニックが多いので相談してみるといいでしょう。
また、マイクロカニューレという側面に穴が開いた細い棒を使った施術もあります。この器具は、先端が丸い構造なので、皮下に入れた際、毛細血管や組織を傷つけるリスクが低いのが特徴です。針を刺す回数も、マイクロカニューレを挿入する1カ所だけ針を刺すだけで、あとは、皮下に沿って、カニューレを動かしながら、ヒアルロン酸を注入していけばいいので、痛みも少なく、施術後の内出血や腫れなどのダウンタイムもほとんどありません。
ヒアルロン酸注入は即効性があるのが特徴ですが、シワの改善を狙ったヒアルロン酸注入の場合、あまりシワが深くなってしまうと、ヒアルロン酸の注入量が多くなってしまうと同時に、改善度合いが下がってしまいます。そのため、ヒアルロン酸でマリオネットラインの改善を狙いたい場合は、シワが深く刻まれる前のできるだけ早期に施術を受けられることをおすすめします。
ヒアルロン酸でマリオネットラインが不自然になることも?
ヒアルロン酸を定期的に注入していると、患者側は適切な注入量が分からなくなり、注入しすぎによる不自然な仕上がりが起こることがあります。これに関しては、医師がヒアルロン酸の注入歴をしっかりと確認しながら、適正量を調整していく必要があります。「ヒアルロン酸=プチ整形」と、気軽に医師やクリニックを選んでしまわず、適切な処置ができる医師やクリニックを厳選するようにしましょう。
口角が上がる「口角挙上」とは異なる
このヒアルロン酸を用いたマリオネットラインの改善手術は、口角を上げるための手術とは異なります。時々、口角へヒアルロン酸を注入するのだから、口角を上げるための手術かと誤解されるのですが、この場合の口角とは唇の両脇からあごへと向かう線のことなので、この部分にできる影やシワをふっくらとさせる手術で、口角を上げる効果はありません。
もしも口角を上げたいという希望をお持ちの方は、「口角挙上」といって、ボトックス注射やメスを使った外科的手術があります。ボトックス注射の場合、口角を下げる口角下制筋という筋肉の力を一時的に弱めることで、口角が上がります。ただ、ボトックスの場合、効果の出方には個人差があり、効果が出たとしても時間とともに薄れてしまうので定期的な通院が必要になります。
アイズクリニックは安心の製剤と施術で患者様をお迎えしています!
アイズクリニックでは、良質なヒアルロン酸を使った口角のしわ改善手術を行っています。特に、ジュビダームシリーズは日本の厚生労働省も認可したヒアルロン酸で、高い安全性が認められています。また、このヒアルロン酸は、独自の技術「バイクロス技術」で作られており、組織になじみやすく長期持続性があり、リフト力や低吸水性、高成形性があるのも特徴です。
また、当院は、ヒアルロン酸をはじめ、メスを使った外科的手術なども多数行っており、医師の解剖学的知識とそれに裏付けられた技術があります。ヒアルロン酸というと、気軽に考えられがちですが、こうした知識や経験なしには正しい施術は行えないのが事実です。安心の製剤と安心の施術をお求めの方は、是非当院へ一度カウンセリングにお越しください。
AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。