他院修正ができるクリニックって実は少ない!?
美容整形を受けた方の中には、様々な理由で他院での修正を望まれる方がいらっしゃいます。「希望していた仕上がりと違う」「不自然な仕上がりになった」「術後に傷跡や凸凹が残った」「手術したせいで生活しづらくなった」などなど、仕上がりはもちろんのこと、なかには機能的な悩みを抱えてしまう方もいるからです。
手術に失敗したら、もう一度開いて直せばいいと思うかもしれませんが、こうした整形部位の修正手術は、実はそう簡単ではありません。本来であれば、“他院”ではなく、手術内容や手術後の状態を熟知している医師がいるクリニックに修正を依頼するのがおすすめです。
しかし、美容整形で失敗してしまうと、医師の技量に対する疑問や医師の美的センスに違和感を感じて、医師との信頼関係が崩れてしまうことが多くあります。そのため、他院での修正を臨まれる方が多いのです。
他院修正はなぜ難しい?
美容整形を行っているクリニックならば、初回の手術をしたクリニックでなくても修正は可能でしょ?と思いがちですが、2回目以降の手術になると以下のような理由で手術は難しくなっていきます。それだけに他院で行われた手術の修正を断るクリニックは少なくないのです。
理由その1 技術的な難しさ
人間の体は傷ついて炎症を起こすと、損傷した組織を修復しようと肉芽組織というものが形成されます。この肉芽組織は傷跡が治っていく過程で線維化すると硬くなり、伸縮性が乏しい瘢痕組織に変化していくのです。傷跡の治癒がどんなにスムーズに行き、表面の皮膚がきれいに見えても、内部の組織は手術前と比べると硬く変化してしまいます。2度目以降の整形手術が難しくなるのはこのためです。1度目の手術では、組織が柔らかく手術もスムーズに進められたものも、手術を繰り返していくと組織の硬さから手術がしにくくなっていくだけでなく、仕上がりもきれいになりにくくなります。そのため、経験が浅かったり、技量が少ない医師はこうした他院修正は避ける傾向があります。他院修正ができるクリニックが少ないのはこのためです。
理由その2 儲からない
他院修正は、初回手術に比べると売り上げが上がらないことが多々あります。初回の手術の状態が悪く、手術を重ねることでさらに状態を悪化させたり、改善を見通せない場合もあるため、手術を断らなくてはならない場合もあります。そうすると、クリニックにとっては診察やカウンセリングにかかった費用に対して、売り上げはゼロになるため、利益はマイナスになります。また、手術ができる場合でも初回手術に比べて難易度が高くなり、アフターケアも当然初回より多くなり手間と時間が多くかかります。
利益優先型のクリニックであれば、確実に短時間で利益を出せる初回の手術だけを行い、他院修正は予約の段階で断るという方針のところが多いのはこのためです。
理由その3 裁判などのトラブルに巻き込まれる危険性がある
前述の通り、他院修正の手術は初回に比べると難易度が上がります。そのため、修正をしても必ずしも希望通りの仕上がりにはならないことも多いのです。それは手術前にしっかり説明するのですが、患者さんの中にはどうしても仕上がりに納得できないという方がいらっしゃり、トラブルにつながることがあります。仕上がりが理想通りにならなかった、そもそもの原因は初回の手術だったはずなのに、修正を行ったクリニックに対して怒りをぶつけてこられることもあります。他院修正が完了してしまうと、失敗の原因が初回の手術のためなのか、修正手術のためなのか、明らかにすることが難しくなります。最悪の場合には、訴訟などに発展するリスクもあるため、他院修正はリスクが高く、多くのクリニックが避けがちです。
他院修正ができる事例・できない事例とは?
様々なトラブルが起こりうる他院修正ですが、他院修正ができる事例とそうでない事例にはどんなものがあるのでしょうか。
たとえば、他院修正ができる事例としては、鼻に挿入したプロテーゼの入れ替えなどがあります。初回の手術でL型のプロテーゼを入れたら、鼻の形が不自然になり、さらに中でぐらついてしまったなどといったケースでは、プロテーゼを抜去し、L型ではなく、鼻の形に合わせて削ったりしてオーダーメイドできるI型のプロテーゼに入れ替えることで仕上がりの不自然さを改善することができます。また、ぐらつきに関しても、しっかりと固定できる正しい位置に挿入することでぐらつきを改善できます。L型プロテーゼを入れたことによりつぶれてしまった鼻先に関しては、耳軟骨や肋軟骨を用いて再建することで修正は可能になります。
また、鼻の手術でよくある修正事例としては、鼻尖縮小の他院修正です。鼻尖縮小は丸い鼻先をシャープにする人気の施術ですが、簡易的に糸で縛っただけの場合、鼻先は小さくならず、あまり効果が見られないケースがあります。もっと変化を出す修正を希望される場合は、糸で縛るだけなく、オープン法でしっかり鼻を切開したうえで耳介軟骨を移植するなど鼻柱を立てて、鼻先をシャープにし、高さも出すことでよりすっきりとした鼻先に整えることができます。
整形部位として人気の目の二重整形に関しても、余分な脂肪を取り除かずに行った二重手術では、二重部分の幅が広すぎたり、脂肪が乗っかって、不自然に見えることがあります。しっかりと脂肪や余分な皮膚を取り除いたうえで二重手術を行うことで自然な仕上がりになります。二重幅が広すぎたり、左右差ができてしまっている場合なども、細かな調整をしなおして修正していきます。二重手術の場合、埋没法なのか、切開法なのかによっても修正の難易度は変わります。糸で留めてあるだけの埋没法であれば、糸を取るだけである程度は元の状態に戻るので修正もよりしやすくなります。
手術ができない事例としては、とにかく皮膚や内部組織を取り除き過ぎているケースです。たとえば、幅が広すぎる二重修正の場合、初回の手術で上まぶたの皮膚が取り除かれ過ぎていると、それ以上皮膚を切除してしまうと、まぶたを閉じることができなくなってしまうため、修正手術ができないことがあります。
また、鼻に人工軟骨やプロテーゼなどといった人工物を挿入した際、感染症が起こり、壊死や拘縮が起こってしまうこともあります。これは術後の適切な処置が必要ですが、適切な処置がされず、抜去もされなかったために慢性的な炎症が起こることがあります。こういったケースでは、他院修正をしても炎症を繰り返すことがあります。
アイズクリニックでは高い技術力の医師が他院修正を行っています!
これまで見てきたように、他院修正は初回手術に比べ、医師の技術力と経験が求められます。利益だけを追求するのであれば、できれば避けたい手術ですが、改善が見込めるのであれば患者様の悩みを解決するお手伝いをしたいというのがアイズクリニックの考えです。経験の浅い医師では、解決策を見いだせないようなケースでも、経験と知識、それを実現できる技術力を生かし、できる限りの修正を行っていきます。整形手術は自由診療なだけにかかる費用も高額です。そんなお金を支払ったのに以前よりも悪い状態にされてしまったのでは元も子もありません。もう二度と失敗したくないあなたに、私たちはカウンセリングと診察でじっくりとお悩みとご希望をお聞きし、最適な医療で寄り添います。どうぞ一度カウンセリングにお越しください。
AiZCLINICでは無料カウンセリングを行っております。気になっている施術やお悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。